2005年8月25日 広島東洋カープ vs. 阪神タイガース 16回戦

  • 阪神タイガース 成績 66勝46敗5分(対広島 10勝6敗0分)
  • 広島市民球場 18時20分開始 試合時間:3時間11分 観客数:19719人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 0 0 0 0 0 4 1 0 0 5 5 0
広島 2 0 1 3 0 1 0 0 X 7 12 0
  • (勝)ロマノ 5勝4敗1S (S)ベイル 2勝0敗17S
  • (登板投手:ロマノ−田中−佐竹−森−広池−佐々岡−ベイル)
  • (負)下柳 10勝3敗0S
  • (登板投手:下柳−桟原−江草)
  • (本)嶋 20号(2ラン=下柳)、緒方 17号(ソロ=下柳)、前田 21号(ソロ=下柳)、倉 2号(2ラン=下柳)、今岡 21号(満塁=ロマノ)、前田 22号(ソロ=桟原)

(試合内容)

阪神は2003年から対広島6連勝中の下柳が中5日で先発。またシーツをはずし、3番ファーストは2005年6月14日の西武戦以来今季2度目のスタメンとなる片岡を起用。

一回表、赤星ショートゴロ、鳥谷の打球はセカンド・フランコがダイビングキャッチの好捕でセカンドライナー、片岡サードフライで三者凡退。
一回裏、先頭の緒方にセンター前ヒットを打たれる。しかし山崎の打席で緒方が二塁へ走り盗塁死。山崎は三塁線へバントヒット、下柳が捕球するも投げられず内野安打となり一死一塁。嶋にライトスタンドへ2ランホームランを打たれ先制を許す。新井ショートゴロ、前田センターフライで3アウト。
二回表、金本三振の後、今岡ショートへの打球は遊撃手・山崎が捕るもジャックル、しかしその後送球し今岡は一塁アウトで二死。桧山がセンターオーバーのツーベースヒットを打つが、矢野打ち上げてショートフライ。得点圏の走者は残塁に終わった。
二回裏、この回先頭の栗原に三遊間を抜くレフト前ヒットを打たれノーアウトの走者を出してしまう。続くフランコは初球打ち、レフト前ヒットで無死一・二塁となった。しかし倉をピッチャーゴロ併殺に打ち取り二死三塁。ロマノを三振に打ち取り追加点は許さなかった。この三振で、下柳は通算1000奪三振を達成、花束の贈呈が行われた。
三回表、この回先頭の藤本が四球で出塁すると、下柳が送り一死二塁。赤星の打席で逆球になったか、パスボールがあり二塁走者は三塁へ進塁、一死三塁とした。赤星はサード正面のゴロで走者動けず二死。鳥谷はショートゴロに倒れ、この回も得点は出来なかった。
三回裏、この回先頭の緒方にセンターへソロホームランを打たれ広島に1点が入る。

四回表、クリーンナップの片岡、金本、今岡で三者凡退。
四回裏、この回先頭の前田に右中間スタンドへソロホームランを打たれる。栗原にセンター前ヒットを打たれ、フランコは打ち取り一死としたが、倉にライトスタンドへ2ランを打たれ、ここで下柳はKO。二番手・桟原がマウンドへ。ロマノ三振、緒方ファーストファウルフライに打ち取った。
五回表、二死から藤本が四球で出るが桟原が三振。
五回裏、桟原が山崎、嶋、新井を三者連続三振に打ち取る。この試合初めて広島の攻撃を三者凡退に打ち取った。
六回表、この回先頭の赤星がレフト前ヒットで出塁。そして鳥谷の初球に二塁盗塁に成功しチャンスをつくる。鳥谷が三振に倒れ一死となるが、片岡が粘り四球を選び一死一・二塁とする。さらに金本の一塁への当たりは一塁手・栗原のミットをはじき、内野安打となり、一死満塁で打点王・今岡を打席に迎える。そしてレフトスタンドへ、今季3本目となる満塁弾を叩きこみ4点を返した。なお一塁から生還した金本が通算1000得点を達成した。
六回裏、この回先頭の前田にライトスタンドへソロホームランを打たれる。二死から倉に死球を与え、ロマノに代打・末永が送られレフト前ヒットで二死一・二塁。さらにパスボールで走者がそれぞれニ・三塁に進むが、末永をサードゴロに打ち取った。

七回表、マウンドは二番手・田中。藤本がセンター前ヒットで出塁、桟原の代打・濱中が四球で無死一・二塁。ここで田中から三番手・佐竹に交代。赤星ファーストゴロで一死二・三塁。鳥谷セカンドゴロの間に三塁走者が還り1点を返す。なおも二死三塁、片岡に代打・シーツが出たところで、広島は投手交代。四番手・森の前にシーツが三振に倒れ、三塁走者残塁。5−7となった。
七回裏、マウンドは江草。代打で出たシーツが一塁の守備に入る。一死から嶋にレフト前ヒットを打たれ、ワイルドピッチで二塁に進ませてしまうが、新井空振り三振。前田ショートフライで得点許さず。
八回表、マウンドは広池。金本セカンドゴロ。ここで広島は佐々岡にスイッチ。今岡は二塁手・福井の好捕にあいセカンドライナー。桧山空振り三振で三者凡退。
八回裏、江草が三者凡退に打ち取る。
九回表、マウンドはベイル。矢野、藤本の代打・関本、江草の代打・スペンサーが三者凡退に打ち取られ試合終了。

赤星はこの試合の盗塁で今季50盗塁となり、セ・リーグ初の3年連続50盗塁を達成。
また、金本が史上32人目の通算1000得点を達成。
先発・下柳は史上116人目の通算1000奪三振を達成したものの、3回1/3を投げ4本のホームランを浴び6失点でKO。
阪神は今季初めて広島に連敗。試合の無かった2位・中日とのゲーム差は2.5ゲームに縮まった。

(注目選手)

  • なし

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 鳥谷
  • 3
  • 片岡
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 下柳

広島

  • 1
  • 緒方
  • 2
  • 山崎
  • 3
  • 4
  • 新井
  • 5
  • 前田
  • 6
  • 栗原
  • 7
  • フランコ
  • 8
  • 9
  • ロマノ

審判団

  • 本塁:井野
  • 一塁:木内
  • 二塁:谷
  • 三塁:杉永