阪神タイガース 試合結果

• （勝）井川 5勝3敗0S　（Ｓ）
• （登板投手：井川−ウィリアムス−藤川−久保田）
• （負）松坂 4勝8敗0S
• （登板投手：松坂大−大沼）
• （本）

（試合内容）

阪神は二軍落ちしていた井川、西武は松坂大が先発し、セ・パを代表するエース対決となった。
一回表、いきなり先頭の赤星がレフト前ヒットで出塁するが、後続なく一塁に釘付け。
一回裏、二死から中村にヒットされるも、カブレラをショートゴロに打ち取る。鳥谷のいいプレイもあり３アウト。
二回表、今岡ヒット、片岡四球で一死一・二塁のチャンスを作るも後続倒れ得点にはならず。
二回裏、この回先頭の和田に四球を出すと、続くフェルナンデスにヒットを打たれ無死一・二塁のピンチ。しかし中島をショートゴロ併殺、田原を三振に打ち取り、得点を許さなかった。
三回表、赤星が二打席連続のレフト前ヒットで出塁すると、すかさず二塁盗塁を決めチャンスをつくる。その後、パスボールで三塁へ進むと、鳥谷がセンター前へタイムリーをはなち阪神が１点を先制する。一死の後、金本が四球を選び一・二塁とするが後続倒れ、この回の得点は１点どまり。
四回表には一死から矢野がツーベースで出るも後続倒れ追加点ならず。
四回裏、二死から和田にツーベースを打たれるが、フェルナンデスをセンターフライに打ち取った。
五回表、一死からシーツがツーベースで出塁、さらにパスボールで三塁へ進み、金本が四球を選び一死一・三塁とするが後続倒れ追加点ならず。
五回裏、この回先頭の中島にツーベースを打たれると、田原が送りバントを決め一死三塁のピンチとなるが、後続を断ち得点を許さず。
六回表、二死からチャンスをつかむ。藤本がライト線へツーベースヒットで出ると、赤星が四球を選び、更に鳥谷が三遊間を破るレフト前ヒットで二死満塁のチャンスをつかむ。ここで阪神ベンチは勝負に出て、先ほどの打席でツーベースを打っているシーツに代打・濱中を送る。カウント１−２から、濱中の打球はライト前へタイムリーヒット。二者が生還し、ようやく追加点が入る。
六回裏、ファーストには関本が入る。一死から中村四球、カブレラヒット。和田のセンターへ抜けそうな当たりはなんとか鳥谷がおさえるも内野安打となり一死満塁の大ピンチとなる。しかし、フェルナンデスを三振、中島をショートゴロに打ち取りピンチを脱出した。
七回裏、二番手・ウィリアムスが登板。藤本のナイスプレイもあり、わずか５球で三者凡退に打ち取る。
八回表、先頭の矢野が右腕への死球で出塁。藤本は送りバントを決められず三振。赤星がセーフティ気味のバントを行うが、松坂の打球処理が早く一塁はアウトとなり二死二塁。続く鳥谷は三振に倒れ得点ならず。
八回裏、三番手・藤川が登板。赤田をセカンドゴロ、中村、カブレラを連続三振に打ち取る。
九回表、二番手・大沼が登板。先頭の関本が四球で出塁。続く金本が左中間を破るツーベースをはなち、一塁から関本が還り、貴重な追加点が入る。なおも無死二塁だったが、後続なく更なる追加点はならず。
九回裏、四番手に守護神・久保田が登板。和田三振、フェルナンデスの三遊間を破りそうな当たりを鳥谷が横っ飛びで捕るが、一塁間に合わずショート内野安打となる。中島を三振に打ち取った後、石井義に四球を与え、二死一・二塁のピンチを招くが、試合途中からマスクをかぶっていた野田をファーストゴロに打ち取り試合終了。
先発した井川は６回を投げ、被安打６、与四球２、奪三振７、無失点の好投で５勝目。
この日、ヤクルト、中日が揃って敗れ、首位阪神は２位チームに今季最大の３ゲーム差をつけた。

（注目選手＆監督）

• 井川 慶：復活の兆しを見せる６回無失点の好投
• 濱中 おさむ：満塁のチャンスでシーツの代打で登場し２点タイムリー
• 岡田 彰布：シーツに代打濱中を送る攻めのビックリ采配ズバリ