2006年9月14日 広島東洋カープ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 70勝53敗4分(対広島 11勝5敗2分)
  • 広島市民球場 18時00分開始 試合時間:3時間15分 観客数:10255人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 0 1 0 1 0 0 0 2 0 4 10 0
広島 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 9 0
  • (勝)ダーウィン 1勝2敗2S (S)ウィリアムス 2勝2敗2S
  • (登板投手:杉山−吉野−桟原−江草−ダーウィン−ウィリアムス)
  • (負)高橋 2勝3敗0S
  • (登板投手:佐々岡−高橋−梅津−永川)
  • (本)金本 21号(ソロ=佐々岡)、新井 24号(2ラン=杉山)

(試合内容)

一回表、赤星はセカンドゴロ、関本のライトへの大きな飛球は右翼手・森笠が追いつきライトフライ、シーツはセンターフライで三者凡退。
一回裏、梵をセカンドゴロに打ち取った後、東出にセンター前ヒットを打たれる。緒方をレフトフライに打ち取り二死とした後、新井にレフト前ヒットを打たれ、二死一・二塁となるが、前田はショートゴロに打ち取った。

二回表、先頭・金本がライトスタンド上段へ運ぶソロホームランを放ち、阪神が先制。濱中はセンターフライ、鳥谷のセンターへ抜けようかという打球は二塁手・東出がうまくさばきセカンドゴロ。二死後、矢野がレフトへツーベースヒットで出塁し二死二塁とするが、藤本はフルカウントから空振り三振。
二回裏、森笠はレフトフライ、吉田はフルカウントからライトフライ、石原はフルカウントからショートゴロで三者凡退。

三回表、杉山はファーストゴロ、赤星はセカンドゴロで二死後、関本がフルカウントから四球で出塁するが、シーツはフルカウントから空振り三振。
三回裏、佐々岡はセカンドフライ、梵はレフトフライ、東出は空振り三振で三者凡退。

四回表、先頭・金本が一二塁間を破るライト前ヒットで出塁。濱中の三遊間を破りそうな打球を遊撃手・梵が捕球して二塁へ送球するもセーフとなる(記録はショート内野安打)。さらに、鳥谷がフルカウントから四球を選び、無死満塁のチャンスをつかむ。矢野はセカンドゴロ併殺だったが、その間に三塁走者・金本が生還して、1点を追加する。つづく藤本がフルカウントから四球を選んで、二死一・三塁となるが、杉山はセカンドゴロに倒れ、さらなる追加点はならず。
四回裏、先頭・緒方にライト前ヒットを打たれると、新井にセンターバックスクリーンへ2ランホームランを打たれ同点とされる。前田にフルカウントから四球を与えると、続く森笠にセンター前ヒットを打たれる。一塁走者・前田は三塁を狙うが、中堅手・赤星から三塁へ返球され三塁でタッチアウトとした。この間に打者走者の森笠は二塁へ進塁。ここで久保ピッチングコーチがマウンドへ。一死二塁で、吉田、石原を二者連続空振り三振に打ち取った。

五回表、この回先頭の赤星が一二塁間を破るライト前ヒットで出塁。関本はバントの構えからヒッティングに切り替えるもピッチャーゴロ併殺打。ここでシーツに代打・片岡が送られるがセンターフライに倒れた。
五回裏、佐々岡は空振り三振、梵はセカンドゴロ、東出の三遊間への打球は三塁手・関本が飛びつきサードゴロで三者凡退。

六回表、金本センターフライで一死後、濱中が三遊間を破るレフト前ヒットで出塁するが、鳥谷はショートゴロ併殺に倒れた。
六回裏、この回先頭の緒方にフルカウントから四球を与える。新井をレフトフライに打ち取り一死一塁となったところで、先発・杉山から二番手・吉野に投手交代。前田に一二塁間を抜くライト前ヒットを打たれ一死一・二塁とされる。森笠の代打・廣瀬が告げられたところで、吉野から桟原に投手交代。廣瀬をセカンドゴロ併殺打に打ち取った。

七回表、代打した廣瀬が右翼の守備につく。矢野は空振り三振、藤本は空振り三振、桟原の代打・林はショートゴロで三者凡退。
七回裏、四番手・江草が登板。吉田の代打・井生の高いバウンドのサードへの打球は内野安打となり無死一塁に。石原に送りバントを決められた後、佐々岡の代打・倉をレフトフライに打ち取り二死二塁としたところで、捕手・矢野がマウンドへ。更に久保ピッチングコーチもマウンドへ。梵に0−2とカウントを悪くしたところで敬遠気味の四球を与え二死一二塁とすると、東出にはフルカウントから四球を与え二死満塁にしてしまう。ここで江草からダーウィンに投手交代。緒方をサードゴロに打ち取り二塁を封殺、追加点は許さなかった。

八回表、二番手・高橋が登板。代打した井生が右翼の守備につき、右翼の廣瀬が一塁の守備にまわる。赤星ショートフライで一死後、関本がショートの頭上を越えるレフト前ヒットで出塁。一死一塁で、片岡の代打・スペンサーが告げられたところで、ブラウン監督がマウンドへ行き、高橋から梅津に投手交代。片岡の代打・スペンサーの代打・桧山はファーストゴロで一塁走者が二進し二死二塁、続く金本は敬遠の四球で二死一二塁となる。ここで一塁手の廣瀬が右翼に、右翼の井生が一塁にまわる。濱中は四球を選び二死満塁に。ここで捕手・石原がマウンドへ。二死満塁で、鳥谷の三遊間への打球は、遊撃手・梵のグラブをはじくレフト前タイムリーヒットとなり二者が生還、2点を勝ち越す。なおも二死一・二塁で、矢野はセンター前ヒットを放ち、二塁走者・濱中が本塁を狙うが捕手・石原のブロックで本塁タッチアウトとなり、更なる追加点はならず。
八回裏、三塁に秀太が入り、三塁を守っていた関本が一塁の守備に。新井にフルカウントからライト前ヒットを打たれるが、前田をショートゴロに打ち取り二塁封殺。続く廣瀬をセカンドゴロ併殺に打ち取った。

九回表、四番手・永川が登板。藤本はファーストゴロ、ダーウィンの代打・浅井はセカンドフライ。二死後、赤星が三塁前へバントヒットを決め出塁すると、関本の初球に二塁盗塁に成功。関本がフルカウントから四球を選び、二死一二塁とするが、秀太はハーフスイングをとられ空振り三振に倒れた。
九回裏、六番手・ウィリアムスが登板。井生のカウント2−1からのハーフスイングを阪神バッテリーがアピールするもスイングはとってもらえずカウント2−2となり、その直後ライト線を破るツーベースヒットを打たれる。無死二塁となるが、石原は空振り三振、永川の代打・岡上は見逃し三振、梵はショートライナーで試合終了。

阪神は今季5度目の5連勝で、貯金は今季最多の17とし、5年連続で広島戦のシーズン勝ち越しを決めた。
五番手で投げたダーウィンが、来日2年目にして初勝利。
首位・中日とのゲーム差は4.0に縮まった。中日の優勝マジックは19のまま。
なお、赤星が九回表に盗塁を決め、阪神タイガース史上初となる4年連続30盗塁をマークした。
また、シーツが体調不良のため、四回裏の守備を終えた後に交代。大事を取って広島市内の病院へ向かい、急性胃腸炎と診断された。

(注目選手)

  • 鳥谷 敬:決勝2点タイムリーヒット
  • ダーウィン:七回裏の二死満塁のピンチを抑えるなど1回1/3を無失点に抑えて来日初勝利

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 杉山

広島

  • 1
  • 2
  • 東出
  • 3
  • 緒方
  • 4
  • 新井
  • 5
  • 前田
  • 6
  • 森笠
  • 7
  • 吉田
  • 8
  • 石原
  • 9
  • 佐々岡

審判団

  • 本塁:杉永
  • 一塁:谷
  • 二塁:友寄
  • 三塁:名幸