2006年8月30日 阪神タイガース vs. 中日ドラゴンズ

  • 阪神タイガース 成績 61勝52敗4分(対中日 3勝11敗1分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:4時間41分 観客数:48503人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
中日 1 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 3 10 0
阪神 0 0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 0 3 11 1
  • (勝) (S)
  • (負)
  • (登板投手:下柳−藤川−安藤−ウィリアムス−ダーウィン−吉野)
  • (登板投手:朝倉−平井−岡本−岩瀬−鈴木−デニー)
  • (本)井上 6号(ソロ=藤川)

(試合内容)

一回表、先頭・荒木に四球を与えてしまうと、続く井端に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれ無死一・二塁のピンチ。福留はセカンドへのインフィールドフライに打ち取ったが、T・ウッズにライト前タイムリーヒットを打たれ先制を許す。尚も一死一・三塁で、森野はスクイズを試みるもファウルとなり、その後ヒッティングに切り替えセカンドゴロ併殺。
一回裏、赤星はレフトフライ、関本はショートゴロ、シーツはセカンドフライで三者凡退。

二回表、アレックスにライト線へツーベースヒットを打たれると、英智に送りバントを決められ一死三塁のピンチを迎える。しかし、谷繁を空振り三振、朝倉を空振り三振に打ち取った。
二回裏、金本はセンターフライ、濱中はサードゴロ。二死後、鳥谷が四球を選び出塁するが、矢野は空振り三振。

三回表、荒木ショートフライ、井端ピッチャーゴロ、福留ショートゴロで三者凡退。
三回裏、この回先頭の藤本がセンター前ヒットで出塁すると、下柳がピッチャー前に送りバントを決め一死二塁に。しかし、赤星はレフトフライ、関本はショートゴロに倒れた。

四回表、この回先頭のT・ウッズに右中間を破るツーベースヒットを打たれる。森野に送りバントを決められ一死三塁に。アレックスに四球を与え一死一・三塁とされると、英智にピッチャー返しのセンター前タイムリーヒットを打たれる。谷繁はサードゴロ併殺。
四回裏、この回先頭のシーツがセンターオーバーのツーベースヒットを放つ。金本は高いバウンドのサード内野安打で無死一・二塁のチャンス。しかし濱中はセカンドゴロ併殺で二死三塁となり、鳥谷のレフトライン際への打球は三塁手・森野が追いつきサードフライ。

五回表、朝倉のピッチャー返しの打球は投手・下柳が捕れなかったが、バックアップした遊撃手・鳥谷が好捕しショートゴロに打ち取った。荒木はサードゴロ、井端はセンターフライで三者凡退。
五回裏、矢野は見逃し三振、藤本はサードゴロ、下柳は空振り三振で三者凡退。

六回表、先頭・福留に死球を与えるも、T・ウッズをショートゴロ併殺に打ち取る。森野は空振り三振。
六回裏、赤星ピッチャーゴロの後、関本がライト前ヒットで出塁。シーツがセンター前ヒットを放ち、一死一・二塁。金本はファーストライナーで二死となるが、濱中がレフトへタイムリーヒットを放ち1点を返す。鳥谷は空振り三振。

七回表、この回先頭のアレックスにストレートの四球を与える。英智のキャッチャーゴロで二塁封殺。二塁のベースカバーに入った遊撃手・鳥谷から一塁への送球がそれ(記録は鳥谷の悪送球エラー)併殺ならず。しかし谷繁はセンターフライ、朝倉の代打・立浪はキャッチャーファウルフライに打ち取った。
七回裏、二番手・平井が登板。矢野空振り三振の後、藤本の代打・桧山がライト線へツーベースヒットを放ち、代走に浅井が送られる。一死二塁で、下柳の代打・片岡はレフトフライに倒れ二死となるが、赤星が四球を選び二死一・二塁とする。ここで落合監督がマウンドへ。関本がバットを折りながら二塁手・荒木の横を抜くライト前タイムリーヒットを放ち同点に追いつく。尚も二死一・三塁でシーツはフルカウントからセンターへの大きなフライに倒れ、勝ち越しはならなかった。

八回表、二番手・藤川が登板。三塁を守っていた関本が二塁にまわり、代打した片岡が三塁の守備に。この回先頭の荒木にセンター前ヒットを打たれると、井端に送りバントを決められ一死二塁に。福留の強い当たりのピッチャー返しは投手・藤川がうまく捕りピッチャーゴロ。この間に二塁走者・荒木は三進し二死三塁とされる。T・ウッズは初球のストライク判定にしばらく球審・橘高にクレームをつけていたが、結局空振り三振に打ち取った。
八回裏、三番手・岡本が登板。この回先頭の金本がライト線へスリーベースヒットを放ち無死三塁の勝ち越しのチャンス。濱中は初球を打ってセカンドフライに倒れたが、鳥谷がフルカウントから四球を選び一死一・三塁とすると、ここまで3三振だった矢野がレフト前へタイムリーヒットを放ち、勝ち越しに成功する。藤川が送りバントを決め、一死二・三塁とするが、片岡は三振に倒れた。

九回表、三塁に秀太、右翼に中村豊が入る。森野はセンターフライ、アレックスは空振り三振。二死後、英智の代打・井上にカウント2−1と追い込みながら粘られ、センターバックスクリーン右へ同点ホームランを打たれる。谷繁は空振り三振。
九回裏、四番手・岩瀬が登板。代打した井上が右翼に入り、右翼を守っていた福留が中堅に回る。赤星はレフトフライ、関本は空振り三振。二死から、シーツがレフト線へツーベースヒットを放つ。ここで落合監督がマウンドへ。金本は敬遠の四球で二死一・二塁となるが、中村豊の代打・スペンサーはセカンドゴロに倒れた。
試合は延長戦へ。

十回表、三番手・安藤が登板。代打したスペンサーが右翼の守備につく。岩瀬の代打・高橋光は空振り三振、荒木はキャッチャーファウルフライ。二死後、井端に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれる。ここで安藤からウィリアムスに投手交代。二死一塁で福留にセンター前ヒットを打たれ二死一・二塁とされるが、T・ウッズをフルカウントから空振り三振に打ち取った。
十回裏、五番手・鈴木が登板。鳥谷は空振り三振。一死後、矢野がフルカウントから四球を選んで出塁。ウィリアムスがそのまま打席に入りバントを試みるもスリーバント失敗で二死に。秀太が四球を選んで二死一・二塁となるが、赤星は見逃し三振。

十一回表、森野はファーストゴロ、アレックスの打球は投手・ウィリアムスを強襲するがピッチャーゴロ。二死後、井上にセカンド内野安打を打たれる。代走に藤井。二死一塁で谷繁はセカンドフライ。
十一回裏、中堅に藤井が入る。関本はセンターフライ、シーツは空振り三振。ここで森ピッチングコーチがマウンドへ。金本はピッチャーゴロ。

十二回表、五番手・ダーウィンが登板。鈴木の代打・渡邉は初球を打ってセンターフライ、荒木はショートゴロ。二死後、井端にフルカウントから四球を与えると、ここでダーウィンから吉野に投手交代。福留をファーストゴロに打ち取った。
これで阪神の負けは無くなった。

十二回裏、投手がデニーに、一塁手が渡邉に交代。スペンサーは空振り三振、鳥谷はファーストファウルフライ、矢野はライトフライで試合終了。延長十二回引き分けとなった。

阪神は今季4回目、対中日戦は初めてとなる引き分け。
先発・下柳は7回を投げ78球、被安打4、与四死球4、奪三振3、失点2と好投。
チームは八回裏に矢野のタイムリーヒットで勝ち越し、九回表のマウンドには八回表から続いて藤川が上がったが、二死から代打・井上にまさかの同点ホームランを浴びてしまった。
中日・井上は自身7本目、今季2本目の代打ホームラン。
首位・中日の優勝マジックは1つ減って25に。阪神と中日とのゲーム差は8.0のまま。
また、今日の引き分けにより阪神は対中日戦負け越しと、8月の負け越しが決まった。

(注目選手)

  • なし

先発オーダー

中日

  • 1
  • 荒木
  • 2
  • 井端
  • 3
  • 福留
  • 4
  • T・ウッズ
  • 5
  • 森野
  • 6
  • アレックス
  • 7
  • 英智
  • 8
  • 谷繁
  • 9
  • 朝倉

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 下柳

審判団

  • 本塁:橘高
  • 一塁:谷
  • 二塁:西本
  • 三塁:笠原