2006年8月29日 阪神タイガース vs. 中日ドラゴンズ

  • 阪神タイガース 成績 61勝52敗3分(対中日 3勝11敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時01分開始 試合時間:2時間58分 観客数:48502人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
中日 0 1 0 0 0 1 0 0 2 7 0
阪神 1 0 2 6 0 0 0 X 9 14 0
  • (勝)井川 11勝8敗0S (S)
  • (登板投手:井川)
  • (負)中田 4勝3敗1S
  • (登板投手:中田−久本−中里)
  • (本)矢野 12号(2ラン=中田)、福留 21号(ソロ=井川)

(試合内容)

中日の先発は、2年越しで対阪神戦6連勝中の中田。

一回表、先頭・荒木にライト前ヒットを打たれる。井端のサードゴロの間に一塁走者が二進し一死二塁となるが、福留はフルカウントから見逃し三振、T・ウッズは空振り三振に打ち取った。
一回裏、赤星ファーストゴロの後、関本が右中間へヒットを放つ。シーツがセンターフライに倒れた後、金本が二塁手・荒木のグラブを弾くライト前ヒットを放って、二死一・三塁とする。そして濱中がフルカウントから三遊間を抜くレフト前タイムリーヒットを放ち、1点を先制する。なおも二死一・二塁だったが、鳥谷は初球を打ってセカンドライナー。

二回表、森野センターフライの後、アレックスにレフト前ヒットを打たれる。英智に送りバントを決められ二死二塁とされると、谷繁にセンター前へタイムリーヒットを打たれ同点に追いつかれる。打者走者・谷繁は二塁でタッチアウト。
二回裏、矢野はフルカウントからセカンドゴロ、藤本はショートライナー、井川は空振り三振で三者凡退。

三回表、中田を空振り三振に打ち取った後、荒木にライト前ヒットを打たれる。井端の初球にワイルドピッチがあり一塁走者が二進、一死二塁のピンチを招く。井端のライトフライで二塁走者がタッチアップし二死三塁とされるが、福留を空振り三振に打ち取った。
三回裏、赤星ファーストゴロの後、関本がセンター前ヒットで出塁。シーツが三遊間を破るレフト前ヒットで続き、一死一・二塁とすると、金本の止めたバットに当たった打球は三遊間を破るレフト前ヒットとなり、一死満塁のチャンスをつかむ。濱中の当たり損ないのショートゴロの間に三塁走者・関本が還り1点を勝ち越す。鳥谷がフルカウントから四球を選び、再び満塁とすると、矢野の打席でワイルドピッチがあり、三塁走者・シーツが還り1点を追加。矢野も四球で再び二死満塁とするが、藤本は粘るもセンターフライに倒れた。

四回表、T・ウッズはサードゴロ。一死後、森野に左中間を破るレフト前ヒットを打たれるが、アレックスを見逃し三振、英智を空振り三振に打ち取った。
四回裏、井川が空振り三振に倒れた後、赤星がフルカウントから四球で出塁。関本はバントの構えだったが追い込まれた後ヒッティングに変え、センター左フェンス直撃のタイムリーツーベースヒットを放ち、一塁走者・赤星が生還、1点を追加する。シーツがレフト前ヒットで続き、一死一・三塁とすると、金本がライトフェンスダイレクトのタイムリーツーベースヒットを放ち、5−1とする。更に一死二・三塁で、濱中が一二塁間を破るライト前タイムリーヒットを放ち、三塁走者・シーツが生還、二塁から金本も本塁を狙うも本塁タッチアウト。二死二塁で鳥谷が右中間へタイムリースリーベースヒットを放ち、7−1とする。尚も二死三塁で、矢野がフルカウントからレフトスタンドへ2ランホームランを放ち9−1とする。藤本はショートフライ。

五回表、谷繁空振り三振、中田の代打・平田は空振り三振、荒木はサードゴロで三者凡退。
五回裏、二番手・久本が登板。井川見逃し三振、赤星センターフライ。二死後、関本が四球を選び出塁。シーツの打席でワイルドピッチがあり、一塁走者・関本が二進して二死二塁となるが、シーツはフルカウントからスイングをとられ空振り三振。

六回表、井端を空振り三振に打ち取った後、福留にセンターバックスクリーン右へソロホームランを打たれる。T・ウッズをセンターフライに打ち取った後、森野にライト前ヒットを打たれるが、アレックスは空振り三振。

甲子園球場に雨が降り始めた。

六回裏、先頭・金本がフルカウントから四球で出塁(通算1000四球目)。濱中はライトフライ、鳥谷はフルカウントからセカンドゴロで二塁封殺。二死後、矢野が左中間へヒットを放ち、二死一・三塁とする。しかし、藤本はセカンドゴロ。

七回表、英智の代打・井上は空振り三振、谷繁はショートゴロ、久本の代打・奈良原はライトフライで三者凡退。
七回裏、投手が中里に、捕手が小田に、中堅手が藤井に交代。井川は打つ気無しの見逃し三振。一死後、赤星がフルカウントから一二塁間を破るライト前ヒットで出塁するが、関本はライトフライ、シーツは空振り三振。

八回表、荒木はセカンドフライ、井端はライトフライ、福留は空振り三振で三者凡退。

ここで雨が激しくなり、8分の中断後、コールドゲームが宣告され、阪神の勝利となった。

降雨コールドゲームとなったため、先発・井川は8回を投げて完投勝利。球数133球、被安打7(うち被本塁打1)、与四球0、奪三振12(3試合連続となる2桁奪三振)の内容で11勝目をあげた。
チームは対中日の連敗を7で、対中田の連敗を6でストップし、首位・中日とのゲーム差を8.0に縮めた。
中日の先発・中田は自身ワーストの9失点で、プロ入り以来阪神戦初黒星。
なお、金本が六回裏、史上12人目の通算1000四球を記録した。

(注目選手)

  • 濱中 治:先制タイムリーヒットを含む2安打3打点
  • 関本 健太郎:3安打1打点1四球
  • 井川 慶:8回2失点&3試合連続となる2桁の12奪三振

先発オーダー

中日

  • 1
  • 荒木
  • 2
  • 井端
  • 3
  • 福留
  • 4
  • T・ウッズ
  • 5
  • 森野
  • 6
  • アレックス
  • 7
  • 英智
  • 8
  • 谷繁
  • 9
  • 中田

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 井川

審判団

  • 本塁:真鍋
  • 一塁:西本
  • 二塁:笠原
  • 三塁:橘高