2006年8月27日 阪神タイガース vs. 読売ジャイアンツ

  • 阪神タイガース 成績 60勝52敗3分(対巨人 7勝9敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:2時間59分 観客数:48549人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
巨人 0 0 0 0 0 1 0 0 1 2 6 1
阪神 0 0 0 0 0 1 0 2 X 3 10 0
  • (勝)藤川 5勝0敗10S (S)
  • (登板投手:杉山−藤川)
  • (負)林 3勝4敗0S
  • (登板投手:姜建銘−林−久保)
  • (本)二岡 21号(ソロ=藤川)

(試合内容)

巨人の先発は阪神戦初登板となる姜建銘(ジャン・チェンミン)

一回表、脇谷は初球を打ってライトフライ。一死後、鈴木にフルカウントから一二塁間を破るライト前ヒットを打たれる。高橋由は空振り三振に打ち取るが、一塁走者・鈴木に二塁盗塁を決められる。二死二塁で、李承ヨプにフルカウントから四球を与え、小久保にも四球を与えて、二死満塁としてしまう。二岡に対してフルカウントになるが、なんとかショートゴロに打ち取り無失点で切り抜けた。
一回裏、赤星はレフトフライ、関本はショートゴロ、シーツは見逃し三振で三者凡退。

二回表、先頭・矢野に胸元をかすめる死球を与えるが、加藤はショートゴロ併殺。姜建銘は空振り三振で結局3人で打ち取った。
二回裏、先頭・金本が一二塁間を破るライト前ヒットで出塁するが、濱中は初球を打って左中間へのレフトフライ、鳥谷はショートゴロ併殺で結局3人で攻撃終了。

三回表、脇谷は空振り三振、鈴木はバントヒットを試みるも投手・杉山が処理してピッチャーゴロ、高橋由はファーストゴロで三者凡退。
三回裏、矢野はファーストゴロ、藤本はフルカウントからサードフライ、杉山は空振り三振で三者凡退。

四回表、李承ヨプはレフトファウルフライ、小久保のライトへの打球は右翼手・濱中が地面スレスレでスライディングキャッチする好捕でライトフライ、二岡はサードゴロで三者凡退。
四回裏、赤星ピッチャーゴロの後、関本が三遊間を破るレフト前ヒットで出塁するが、シーツはレフトフライ、金本は見逃し三振。

五回表、矢野はセンターフライ、加藤はキャッチャーゴロで二死後、姜建銘の高いバウンドのゴロはサードの頭上を越えるレフト前ヒットとなるが、脇谷は見逃し三振。
五回裏、先頭・濱中がセンター前ヒットで出塁。鳥谷センターフライの後、矢野が一二塁間を破るライト前ヒットを放ち、一死一・三塁のチャンスをつかむ。しかし、藤本はサードファウルフライ、杉山はセカンドゴロで二者残塁。

六回表、鈴木を空振り三振に打ち取った後、高橋由に一塁線を破るツーベースヒットを打たれる。李承ヨプの打席でワイルドピッチがあり、二塁走者・高橋由が三進。一死三塁で、李承ヨプにフルカウントからセンターへ犠牲フライを打たれ、巨人に先制点を許す。小久保はライトフライ。
六回裏、先頭・赤星がレフト前ヒットで出塁すると、関本が送りバントを決めて一死二塁とする。シーツがセンター前タイムリーヒットを放って、すかさず同点。外野からの本塁返球を捕手・加藤が弾いている間に打者走者・シーツが二進して一死二塁とする。しかし、金本は空振り三振、濱中はセンターフライ。

七回表、二岡はサードゴロ、矢野は止めたバットにボールが当たってサードゴロで二死後、加藤にレフト前ヒットを打たれ、姜建銘の三遊間への当たりは遊撃手・鳥谷が弾き(記録はショート内野安打)、二死一・二塁のピンチとなる。ここで久保ピッチングコーチがマウンドへ。二死一・二塁で、脇谷の代打・清水はセカンドフライに打ち取り、得点許さず。
七回裏、二塁に小坂が入った。鳥谷は左中間へのセンターフライ、矢野がセンター前ヒット、藤本は送りバントの構えだったが、フルカウントになってバントの構えからヒッティングに切り替え、一二塁間を破るライト前ヒットを放つ。しかし、走者・矢野は三塁を狙うが、右翼手・矢野からの好返球で、走者・矢野は三塁でタッチアウト。送球の間に打者走者・藤本は二塁へ。つづく杉山のところで代打・桧山が告げられると、巨人は投手を林に交代。これを見て、阪神は代打の代打・町田を起用。二死二塁で、町田は空振り三振に倒れた。

八回表、投手が藤川に交代。鈴木はサードゴロ、高橋由は空振り三振、李承ヨプも空振り三振で三者凡退。
八回裏、赤星ショートゴロの後、関本が右足に当たる死球で出塁する。つづくシーツがレフトへヒットを放ち、左翼手・高橋由が打球処理に手間取っている間に、各走者が進塁して一死二・三塁のチャンスをつかむ(シーツの記録はツーベースヒット)。ここで投手が久保に交代。金本は敬遠の四球で歩かされて、一死満塁に。濱中のセンターへの打球は、中堅手・鈴木がダイレクトで捕球したかに見えたが、ワンバウンド捕球の判定。三塁走者・関本が本塁生還して、勝ち越しに成功するが、二塁走者・シーツは三塁へ走っておらず、三塁封殺(濱中の記録は打点付きのセンターゴロ)。二死一・二塁で、鳥谷がセンター前タイムリーヒットを放ち、1点追加。外野からの本塁返球の間に各走者が進塁して、二死二・三塁とするが、矢野はセンターフライで二者残塁。

九回表、右翼手が中村豊に交代。小久保を空振り三振に打ち取った後、二岡にセンターバックスクリーン右へソロホームランを浴びる(藤川は今季初被弾)。1点差に詰め寄られるが、矢野は空振り三振、加藤の代打・斉藤も空振り三振で試合終了。

阪神は連敗を5でストップし、昨年より10試合遅く60勝目を達成した。
先発・杉山は7回を投げ107球、被安打5、与四死球3、奪三振5、失点1、勝ち星はつかなかったが好投した。
藤川は8月9日の対横浜戦以来の登板。昨年9月20日の谷繁に浴びて以来となるホームランを巨人・二岡に今季初めて許すも、2回を投げ5勝目をあげた。
首位・中日が勝ったため、優勝マジックは1つ減って26に。首位とのゲーム差は9.0のまま。
なお、試合終了後のお立ち台で、藤川が悔し涙を流す場面があった。また、ヒーローインタビュー終了後には、水色のタオルを取り出し、今年の夏の高校野球で話題となった早稲田実業・斎藤佑樹投手の真似をするパフォーマンスを披露した。

(注目選手)

先発オーダー

巨人

  • 1
  • 脇谷
  • 2
  • 鈴木
  • 3
  • 高橋由
  • 4
  • 李承ヨプ
  • 5
  • 小久保
  • 6
  • 二岡
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 加藤
  • 9
  • 姜建銘

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 杉山

審判団

  • 本塁:渡田
  • 一塁:笠原
  • 二塁:吉本
  • 三塁:真鍋