2006年8月24日 広島東洋カープ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 59勝50敗3分(対広島 8勝5敗2分)
  • 広島市民球場 18時00分開始 試合時間:2時間59分 観客数:17511人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 1 0 0 0 0 1 0 0 0 2 12 0
広島 1 0 0 0 0 0 0 2 X 3 11 1
  • (勝)黒田 12勝6敗0S (S)
  • (登板投手:黒田)
  • (負)久保田 4勝6敗16S
  • (登板投手:安藤−ウィリアムス−久保田)
  • (本)シーツ 14号(ソロ=黒田)、前田 13号(2ラン=久保田)

(試合内容)

阪神は長期ロード最終戦。

一回表、赤星はセカンドゴロ、関本はサードフライ。二死後、シーツがレフトスタンドへソロホームランを放ち1点を先制する。金本はセカンドゴロ。
一回裏、東出はレフトフライ。一死から、梵に高いバウンドのサード内野安打を打たれる。続く嶋にフルカウントからセンター前ヒットを打たれ、一死一・三塁のピンチを迎える。新井のセカンドゴロ併殺崩れの間に三塁走者・梵が還り同点にされる。更に前田にセンター前ヒットを打たれ二死一・二塁とされるが、森笠を空振り三振に打ち取った。

二回表、濱中は空振り三振、鳥谷の二遊間への打球は遊撃手・梵がよく追いつきショートゴロ。二死後、矢野がセンター前ヒットで出塁するが、藤本はセカンドゴロ。
二回裏、末永はファーストゴロ、石原はファーストファウルフライ、黒田はファーストゴロで三者凡退。

三回表、この回先頭の安藤がセンター前ヒットで出塁。赤星はサードゴロで二塁封殺、走者が入れ替わり一死一塁に。関本はセカンドライナーで二死となり、シーツの打席で一塁走者・赤星が二塁盗塁に失敗し攻撃終了。
三回裏、東出はショートフライ、梵はレフトフライ。二死から、嶋にショートの頭上を越えるセンター前ヒットを打たれるが、新井を空振り三振に打ち取った。

四回表、この回先頭のシーツがセンター前ヒットで出塁。金本が空振り三振に倒れた後、濱中はショートゴロで二塁封殺、その後一塁へ送られたボールを一塁手・末永が捕れず、一塁はセーフ。鳥谷の高いバウンドの打球は二塁手・東出がよく追いつくも一塁への送球がやや逸れ、内野安打となり二死一・二塁に。矢野がセンター前ヒットを放ち、二塁走者・濱中がホームへ突っ込む。中堅手・森笠から本塁への返球は三塁側へ逸れたが、捕手・石原が走者・濱中にタッチしてアウト。
四回裏、前田は空振り三振、森笠はサードゴロ、末永の代打・浅井はキャッチャーファウルフライで三者凡退。

五回表、一塁手が浅井に交代。藤本レフトフライ、安藤センターフライ、赤星セカンドゴロで三者凡退。
五回裏、石原はセカンドフライ。一死から、黒田にセンター前ヒット、東出に左中間へレフト前ヒットを打たれ一死一・二塁のピンチ。しかし梵をレフトフライ、嶋をファーストゴロに打ち取った。

六回表、関本は空振り三振。一死後、シーツがフルカウントから粘ってレフト前ヒットで出塁。金本がフルカウントからセンター前ヒットを放ち、一死一・三塁と追加点のチャンスをつかむと、濱中が三塁の頭上を越えるレフト前タイムリーヒットを放ち1点を勝ち越す。鳥谷のサードファウルフライは三塁手・新井が追うも捕れず。仕切り直しとなったが、結局ショートゴロ併殺打に倒れた。
六回裏、この回先頭の新井がセンター前ヒットで出塁。前田にもセンター前ヒットを打たれ無死一・二塁となったところで、久保ピッチングコーチがマウンドへ。森笠に送りバントを決められ、一死二・三塁とされる。浅井のセンターへ抜けるかと思われたピッチャー返しの打球は投手・安藤がうまく捕りピッチャーゴロで二死に。石原は敬遠の四球で二死満塁とし、黒田を見逃し三振に打ち取り得点許さず。

七回表、矢野はショートゴロ、藤本はショートゴロ、安藤の代打・桧山は見逃し三振で三者凡退。
七回裏、二番手・ウィリアムスが登板。東出の三遊間への打球は遊撃手・鳥谷が好捕しショートゴロ、梵のライトへの飛球は右翼手・濱中がよく追いつきライトフライ、嶋は空振り三振で三者凡退。

八回表、赤星はサードゴロ、関本は空振り三振。二死後、シーツが右中間を破るツーベースヒットで出塁。金本は敬遠の四球で二死一・二塁に。濱中のサードへの打球は三塁手・新井が弾く(記録は新井のエラー)が、遊撃手・梵がうまくバックアップ。二塁走者・シーツは新井が弾いたのを見て本塁へ突入するも、梵から本塁へ送球され本塁タッチアウトとなり追加点はならなかった。
八回裏、三番手・久保田が登板。この回先頭の新井にレフト前ヒットを打たれると、続く前田にカウント1−3からライトスタンドへ2ランホームランを打たれ逆転を許す。
森笠はピッチャーゴロだったが、スイングの際にキャッチャーミットが触れたのではないかと森笠がアピールし、ブラウン監督も出て審判団が協議を行う。結局アピールは認められず、一死走者なしで試合再開。
浅井に高いバウンドのサード内野安打を打たれた後、石原のショートゴロの間に走者が二塁へ進んで二死二塁となるが、黒田はセカンドゴロ。

九回表、鳥谷は遊撃手・梵の好捕でショートゴロ。一死後、矢野が右中間へのヒットで出塁。代走に秀太が送られる。藤本がレフト前ヒットで続き、一死一・二塁と逆転のチャンスをつかむ。ここでブラウン監督がマウンドへ。久保田の代打・片岡はセカンドゴロで二塁封殺。二死一・三塁で、赤星はセカンドゴロで二塁封殺となり、試合終了。

阪神はロード最終戦に敗れ、今年のロードの成績は負け越しとなった。
先発・安藤は6回を投げ105球、被安打8、与四球1、奪三振4、失点1と好投したが、リリーフの久保田が逆転弾を浴びてしまったため、白星を逃した。
首位・中日は負けたが、中日の優勝マジックは1つ減って29に。首位とのゲーム差は9.0のまま。
広島は三試合連続の逆転勝利。対阪神同一カード三連勝は2004年4月13日〜15日以来で、広島市民球場では1988年4月8日〜10日以来。

(注目選手)

  • シーツ:先制ホームランを含む4打数4安打

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 安藤

広島

  • 1
  • 東出
  • 2
  • 3
  • 4
  • 新井
  • 5
  • 前田
  • 6
  • 森笠
  • 7
  • 末永
  • 8
  • 石原
  • 9
  • 黒田

審判団

  • 本塁:吉本
  • 一塁:佐々木
  • 二塁:小林
  • 三塁:谷