2006年8月22日 広島東洋カープ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 59勝48敗3分(対広島 8勝3敗2分)
  • 広島市民球場 18時00分開始 試合時間:2時間57分 観客数:15881人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 0 4 0 0 0 0 0 0 0 4 7 0
広島 0 0 0 3 0 0 2 0 X 5 9 0
  • (勝)林 2勝2敗0S (S)永川 4勝4敗18S
  • (登板投手:佐々岡−林−マルテ−広池−梅津−永川)
  • (負)井川 10勝8敗0S
  • (登板投手:井川−久保田)
  • (本)鳥谷 9号(ソロ=佐々岡)、関本 7号(3ラン=佐々岡)、嶋 19号(ソロ=井川)

(試合内容)

広島・廣瀬はプロ入り初のファーストスタメン出場。

一回表、赤星はレフト線寄りに守っていた左翼手・前田に捕球されるレフトフライ。一死後、関本がフルカウントから四球で出塁。シーツの打球は中堅手・緒方が懸命に前進するもわずかに届かずセンター前ヒットとなり一死一・二塁と先制のチャンスをつかむ。金本は大きなライトフライ、二塁走者・関本がタッチアップで三進し二死一・三塁とするが、濱中はキャッチャーファウルフライ。
一回裏、東出は空振り三振、梵はショートゴロ、嶋は見逃し三振で三者凡退。

二回表、鳥谷がセンター右へ先制のソロホームランを放つ。矢野はピッチャーゴロと思われたが、捕球した投手・佐々岡が矢野にタッチすることが出来ず内野安打となる。藤本がライト前ヒットで続くと、井川が送りバントを決め、一死二・三塁とする。赤星が前進守備の遊撃手・梵に捕球されるショートライナーに倒れ二死となるが、関本がレフトスタンドへ3ランホームランを放ち3点を追加する。シーツは見逃し三振。
二回裏、新井は空振り三振、前田はセンターフライ、緒方は空振り三振で三者凡退。

ここで広島市民球場に小雨がぱらつきはじめた。

三回表、金本センターフライの後、濱中が四球で出塁するが、鳥谷はレフトフライ、矢野はセンターライナー。
三回裏、廣瀬はセンターフライ、石原はレフトフライ、佐々岡は空振り三振で三者凡退。

四回表、藤本の三遊間への打球は遊撃手・梵の好プレーでショートゴロ、井川は見逃し三振、赤星はセカンドゴロで三者凡退。
四回裏、東出は空振り三振、梵はライトフライ。二死後、嶋にライトスタンドへソロホームランを打たれる。続く新井に左中間へヒットを打たれると、前田にはライト前ヒットを打たれ二死一・三塁のピンチを迎える。尚、このヒットで広島・前田は通算3000塁打を達成。
緒方にライト前タイムリーヒットを打たれ、三塁走者・新井が生還。続く廣瀬にレフト前タイムリーヒットを打たれ、三塁走者・前田が生還、1点差に詰め寄られる。尚も二死一・二塁だったが石原はファーストゴロに打ち取った。

五回表、この回先頭の関本がフルカウントから一二塁間を破るライト前ヒットで出塁。しかしシーツは見逃し三振、金本はレフトフライ、濱中はキャッチャーファウルフライ。
五回裏、佐々岡は見逃し三振、東出はショートゴロ、梵は空振り三振で三者凡退。

六回表、鳥谷は大きなセンターフライ、矢野の三塁の横を抜けそうな打球は三塁手・新井が飛びつく好捕を見せサードゴロ、藤本はライトポール際に惜しい当たりのファウルフライの後、結局空振り三振で三者凡退。
六回裏、この回先頭の嶋にストレートの四球を与える。しかし、新井は空振り三振、前田も空振り三振、緒方はショートゴロ。

七回表、二番手・林が登板。井川は粘るもショートゴロ、赤星はピッチャーゴロ、関本はフルカウントから空振り三振で三者凡退。
七回裏、廣瀬は空振り三振。一死から、石原に一塁手・シーツのグラブをはじく内野安打を打たれる。林の代打・山本芳は空振り三振で二死とするが、東出に三塁前へセイフティバントを決められ二死一・二塁に。続く梵に、初球をセンターフェンスを直撃するタイムリースリーベースヒットを打たれ二者が還り逆転を許す。嶋はセカンドライナー。

八回表、三番手・マルテが登板。シーツの三遊間への打球は三塁手・新井が好捕し際どいタイミングもサードゴロ。ここでマルテから広池に投手交代。金本はセンターフライ。ここで広池から梅津に投手交代。濱中はファーストフライ。
八回裏、二番手・久保田が登板。この回先頭の新井に右中間を破るツーベースヒットを打たれる。前田はショートゴロでこの間に二塁走者・新井は三進。緒方はサードゴロで走者動けず、廣瀬はピッチャーゴロで、ピンチをしのいだ。

九回表、六番手・永川が登板。この回先頭の鳥谷がフルカウントから四球を選んで出塁。矢野はバントの構えもキャッチャーファウルフライに倒れ一死一塁。藤本の二球目、永川の長いセットに藤本が打席をはずすもタイムがかからずストライク。結局空振り三振で二死。久保田の代打・桧山が一二塁間を破るライト前ヒットを放ち、二死一・二塁(一塁の代走に秀太)とするが、赤星はファーストゴロで試合終了。

先発・井川は7回を投げ131球、被安打8、与四球1、今季自身最多タイの12三振を奪うも、4点リードを守りきれず、5失点で8敗目。
打線は鳥谷と関本のホームランで4点を先制するも、三回以降は2安打に抑えられた。
首位・中日は勝ったため、首位とのゲーム差が9.0に拡がり、中日の優勝マジックは2つ減って31となった。
なお、四回裏に広島・前田はヒットを放ち、通算3000塁打を達成した。

(注目選手)

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 井川

広島

  • 1
  • 東出
  • 2
  • 3
  • 4
  • 新井
  • 5
  • 前田
  • 6
  • 緒方
  • 7
  • 廣瀬
  • 8
  • 石原
  • 9
  • 佐々岡

審判団

  • 本塁:佐々木
  • 一塁:谷
  • 二塁:吉本
  • 三塁:友寄