2006年8月18日 東京ヤクルトスワローズ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 57勝47敗3分(対ヤクルト 6勝8敗1分)
  • 明治神宮野球場 18時00分開始 試合時間:4時間13分 観客数:27131人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 5 3 1 0 0 1 0 0 1 11 12 0
ヤクルト 2 0 2 0 0 1 6 0 1x 12 10 0
  • (勝)木田 3勝4敗8S (S)
  • (登板投手:坂元−松井−高井−五十嵐−館山−木田)
  • (負)ウィリアムス 1勝1敗0S
  • (登板投手:オクスプリング−ダーウィン−江草−橋本−相木−ウィリアムス)
  • (本)金本 16号(3ラン=坂元)、岩村 26号(ソロ=オクスプリング)、ラミレス 19号(ソロ=オクスプリング)、藤本 2号(ソロ=松井)

(試合内容)

一回表、先頭・赤星が三塁の頭上を越えるレフト線ツーベースヒットで出塁し無死二塁の先制のチャンスをつかむ。バントの構えの関本の2球目、球審・名幸の「バットを振っていない」の判定に古田兼任監督がベンチを出て抗議を行うが、判定は変わらずカウント1−1で試合再開。関本はヒッティングに変え結局ピッチャーゴロ。シーツはフルカウントから四球を選び、一死一・二塁とすると、金本がライトスタンドへ3ランホームランを放ち3点を先制する。
濱中がセンター前ヒットを放つと、鳥谷がライト線ツーベースヒットで続き、一死二・三塁とすると、矢野が詰まりながらもセンター前へ運ぶタイムリーヒットを放ち二者が生還する。一死二塁で藤本はショートフライ、オクスプリングはセカンドフライ。

一回裏、青木はショートゴロ、リグスはショートフライ。二死後、岩村にライトスタンドへ、ラミレスにはレフトスタンドへ二者連続ホームランを打たれる。宮出はセカンドゴロ。

二回表、赤星の左中間への打球は中堅手・青木が追いつけずボールが転がる間に二塁へ到達する(記録はツーベースヒット)。関本の打球は投手・坂元が捕れず、遊撃手・宮本がトンネルし、センター前へ転がるヒットとなり、無死一・三塁と追加点のチャンスをつかむ。シーツがレフトフェンスを直撃するタイムリーヒットを放ち三塁走者が生還、1点を追加する。ここで先発・坂元をKO、二番手・松井が登板する。無死一・三塁で金本がセカンドの横を抜くセンター前タイムリーヒットを放ち三塁走者が生還。濱中は見逃し三振で一死一・三塁になった後、鳥谷は高いバウンドのファーストゴロで、その間に三塁走者が生還し更に1点を追加する。二死二塁となり、矢野は空振り三振。

二回裏、宮本の打球は三塁手・関本が横っ飛びで好捕しサードゴロ。田中浩の打球は、遊撃手・鳥谷が深いところでよく捕球するも内野安打となり一死一塁とされるが、米野はセンターフライ、松井はそのまま打席に入りセカンドゴロ。

三回表、この回先頭の藤本がライトスタンドへソロホームランを放つ。これで阪神は先発野手全員安打に。オクスプリング空振り三振で一死後、赤星がレフト前へヒットを放ち早くもこの試合3安打猛打賞を記録。関本の打席で赤星が二塁盗塁に成功し一死二塁とするが、関本、シーツは連続見逃し三振に倒れた。

三回裏、この回先頭の青木にフルカウントから四球を与える。リグスの初球ワイルドピッチがあり、一塁走者・青木が好走塁を見せ一気に三塁へ進み無死三塁に。続くリグスにはストレートの四球を与え無死一・三塁としたところで、久保ピッチングコーチがマウンドへ。岩村のファーストゴロの間に三塁走者・青木が還り一死二塁に。ラミレスのセカンドゴロで二塁走者・リグスが三進し二死三塁とされると、宮出に三遊間を破るレフト前タイムリーヒットを打たれ更に1失点。二死一塁で宮本はライトフライ。

四回表、金本はセカンドゴロ、濱中はライトフライ、鳥谷はレフトフライで三者凡退。
四回裏、田中浩はフルカウントからセンターフライ、米野はサードライナー、松井の代打・鈴木健はピッチャーフライで三者凡退。

五回表、三番手・高井が登板。矢野はセンターフライ、藤本は見逃し三振、オクスプリングは打つ気なしの見逃し三振で三者凡退。
五回裏、青木のライトスタンドへ飛び込みそうな高い飛球は、右翼手・濱中がフェンス際で追いつきジャンピングキャッチのファインプレー。リグスはショートゴロで二死後、岩村にフルカウントから四球を選ばれるが、ラミレスはセカンドゴロ。

六回表、この回先頭の赤星が四球で出塁。関本の打席の4球目に一塁走者・赤星が二塁盗塁に成功すると、関本はフルカウントから四球を選び無死一・二塁。更にシーツがフルカウントから四球を選び無死満塁となったところで、伊東ピッチングコーチがマウンドへ。金本はフルカウントから空振り三振に倒れたが、濱中がセンターへ犠牲フライを放ち1点を追加する。鳥谷はセンターフライ。
六回裏、二番手・ダーウィンが登板。宮出空振り三振で一死後、宮本がライト線へヒットを放つ。右翼手・濱中がクッションボールの処理に手間取る間に打者走者は二塁へ進み(記録はツーベースヒット)、一死二塁に。田中浩のセンターフライで二塁走者が三進し二死三塁とされる。米野の打席でワイルドピッチがあり三塁走者が生還し、1点を失う。米野はファーストフライ。

七回表、四番手・五十嵐が登板。矢野はレフトライナー、藤本はピッチャーライナー、ダーウィンの代打・林はファーストファウルフライで三者凡退。

七回裏、三番手・江草が登板。五十嵐の代打・度会に四球を与える。青木を空振り三振に打ち取った後、リグスに死球を与え一死一・二塁。続く岩村にフルカウントから四球を与え、一死満塁としてしまったところで、四番手・橋本に交代。
ラミレスにライトへ犠牲フライを打たれ1点を失う。続く宮出に左中間を破る2点タイムリーツーベースヒットを打たれ、2点差に追い上げられる。宮本の三遊間への打球は三塁手・関本がよく捕るも投げられず内野安打となる。二死一・三塁となって、田中浩に粘られレフト前タイムリーヒットを打たれ三塁走者が生還、1点差に。二死一・二塁で米野の代打・真中にセンター前へタイムリーヒットを打たれ同点に。
ここで橋本から相木に投手交代。二死一・三塁で度会にライト前へタイムリーヒットを打たれ勝ち越しを許す。青木はサードフライでようやく長いイニングを終えた。

八回表、投手が館山、捕手が福川に交代。赤星は空振り三振、関本は見逃し三振、シーツも見逃し三振で三者連続三振で三者凡退。
八回裏、リグスはセカンドゴロ、岩村のセンターへ抜けそうな打球は二塁手・藤本が好捕しセカンドゴロ、ラミレスはセンターフライで三者凡退。

九回表、六番手・木田が登板。この回先頭の金本がフルカウントから四球を選び出塁。濱中は初球バントを試みるもファウル、カウント2−1と追い込まれたところでワイルドピッチがあり一塁走者・金本が二塁へ進み無死二塁となる。濱中は空振り三振で一死となるが、鳥谷がカウント2−2と追い込まれながらも上手くレフト前へ運ぶタイムリーヒットを放ち、二塁走者・金本が生還して、同点に追いつく。矢野が送りバントを決め二死二塁とするが、藤本はフルカウントからセカンドゴロに倒れ勝ち越しはならなかった。

九回裏、六番手・ウィリアムスが登板。この回先頭の宮出にストレートの四球を与えてしまう。続く宮本はバントの構えもカウント0−2としてしまい、ここで一塁手・シーツがウィリアムスに声をかける。しかし宮本にもストレートの四球を与え無死一・二塁としてしまい、ここで久保ピッチングコーチがマウンドへ。田中浩に送りバントを決められ一死二・三塁に。福川空振り三振の後、代打・志田にフルカウントから四球を与え二死満塁としてしまうと、青木にストレートの四球を与え押し出しでサヨナラ負け。

阪神は序盤で7点のリードを奪うも、投手陣がリードを守りきれず、最後はウィリアムスが1イニングで4つの四球を与えてしまい、押し出しで今季7度目のサヨナラ負け。
首位・中日が勝ったため、マジックが2つ減り34に。首位とのゲーム差は9.0に拡がった。
ヤクルトは、今季5度目のサヨナラ勝ち。

(注目選手)

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • オクスプリング

ヤクルト

  • 1
  • 青木
  • 2
  • リグス
  • 3
  • 岩村
  • 4
  • ラミレス
  • 5
  • 宮出
  • 6
  • 宮本
  • 7
  • 田中浩
  • 8
  • 米野
  • 9
  • 坂元

審判団

  • 本塁:名幸
  • 一塁:有隅
  • 二塁:杉永
  • 三塁:深谷