2006年7月30日 阪神タイガース vs. 東京ヤクルトスワローズ

  • 阪神タイガース 成績 50勝39敗3分(対ヤクルト 6勝7敗1分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:4時間55分 観客数:48509人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
ヤクルト 0 1 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 3 10 0
阪神 1 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 3 9 2
  • (勝) (S)
  • (負)
  • (登板投手:安藤−ウィリアムス−藤川)
  • (登板投手:石川−松井−高井−高津−花田−館山−丸山−坂元)
  • (本)濱中 14号(ソロ=松井)

(試合内容)

一回表、青木は見逃し三振、リグスは止めたバットでピッチャーゴロ、岩村はレフトライナーで三者凡退。
一回裏、先頭・赤星がレフト前ヒットで出塁。続く関本はバントをするも、打ち上げてしまい捕球しようとした捕手・米野と交錯。守備妨害をとられバッターはアウト、走者も一塁へ戻され、一死一塁となる。濱中が三遊間を破るレフト前ヒットを放ち、スタートを切っていた赤星は三塁まで進み一死一・三塁と先制のチャンスをつかむ。そして金本がライト前へタイムリーヒットを放ち、1点を先制した。尚も一死一・三塁だったが、シーツはショートゴロ併殺に倒れた。

二回表、この回先頭のラミレスに右中間を破るツーベースヒットを打たれる。続くラロッカに死球を与え、無死一・二塁としてしまう。宮出に送りバントを決められ一死二・三塁。田中浩はショートゴロで、三塁走者・ラミレスが三本間に挟まれてアウトとなり二死一・二塁に。米野の打球は右中間浅いところへ落ちるヒットとなり二塁走者・ラロッカが生還、同点とされる。二死一・三塁で、石川はサードゴロ。
二回裏、矢野はセカンドゴロ。鳥谷のボテボテの三塁前への打球はサード内野安打となり一死一塁。しかし藤本はセカンドゴロ併殺打。

三回表、青木はセカンドゴロ。リグスはバットを折りながらピッチャーゴロだったが、これを投手・安藤がこぼしてしまい一塁セーフとなり(記録は安藤のエラー)一死一塁に。岩村のセンター左への打球は、左翼手・金本がファインプレーを見せレフトフライで二死一塁。ラミレスはピッチャーゴロ。
三回裏、安藤は空振り三振、赤星はヘッドスライディングするもショートゴロ、関本はフルカウントからショートゴロで三者凡退。

四回表、この回先頭のラロッカにレフト前ヒットを打たれ無死一塁。宮出はショートゴロだったがスタートをきっていた一塁走者・ラロッカは二塁セーフで一死二塁に。田中浩には四球を与え一死一・二塁。ここで野手がマウンドへ集まる。米野にレフト前ヒットを打たれ、二塁走者・ラロッカが生還。左翼手・金本が打球を捕り損ねる間に打者走者は二塁へ到達(記録は米野のヒットと金本のエラー)、一死二・三塁となるが、石川はボテボテのピッチャーゴロで本塁を狙った三塁走者はタッチアウト。二死一・三塁で青木は空振り三振。
四回裏、この回先頭の濱中がライト線へツーベースヒット、金本が四球を選んで無死一・二塁のチャンスを迎える。シーツはライトライナー。矢野はフルカウントからショートゴロ、各走者がスタートを切っていたため、一塁のみアウトで二死二・三塁となる。つづく鳥谷が右手一本ながらセンター前タイムリーヒットを放ち同点とする。なおも二死一・三塁だったが、藤本はライトフライ。

五回表、リグスはショートゴロ、岩村はサードファウルフライ、ラミレスの三遊間を抜きそうな当たりは遊撃手・鳥谷が横っ飛びで捕球するファインプレーを見せショートゴロ。三者凡退に打ち取った。
五回裏、安藤はファーストファウルフライ、赤星はファーストゴロ、関本は止めたバットにボールが当たりピッチャーゴロで三者凡退。

六回表、ラロッカをショートゴロに打ち取った後、宮出にライト前ヒット、田中浩にレフト前ヒットを打たれ、一死一・二塁のピンチを迎える。米野は初球に送りバントを試みるも空振り、飛び出していた二塁走者・宮出を三塁でタッチアウトにし二死となる。米野のレフトへの当たりは左翼手・金本がグラブを差し出すも、わずかに届かず、レフトオーバーのタイムリーツーベースヒットとなり、ヤクルトに勝ち越される。つづく石川の代打・真中にストレートの四球を与え、二死一・二塁としてしまうが、青木はショートゴロで二塁封殺。
六回裏、2番手・松井が登板。先頭・濱中がレフトスタンドへ滞空時間の長いホームランを放ち、同点とする。金本はファーストゴロ、シーツはレフトフライ、矢野の当たりはバックスクリーンフェンス付近まで飛ぶも、中堅手・青木に好捕されセンターフライ。

七回表、先頭・リグスにセンター前ヒットを打たれるが、岩村は空振り三振、ラミレスは左中間へのレフトフライ、ラロッカはファーストフライ。
七回裏、先頭・鳥谷が四球で出塁すると、藤本が送りバントを決め、一死二塁とする。安藤に代打・林が告げられたところで、伊東ピッチングコーチがマウンドへ行き、投手が高井に交代。これを見て、阪神は代打の代打・町田を起用。町田がストレートの四球を選んで一死一・二塁となる。一塁走者・町田の代走は浅井。ここでヤクルトは投手を高津に交代。赤星はショートゴロで二塁封殺。二死一・三塁で、関本の代打・桧山はフルカウントから空振り三振に倒れ、得点ならず。

八回表、2番手・ウィリアムスが登板。三塁に秀太が入った。宮出はサードゴロ、田中浩はセカンドゴロ、米野の打球は投手・ウィリアムスがはじくも、バックアップした遊撃手・鳥谷が捌きショートゴロで三者凡退。
八回裏、投手が花田に交代。濱中はピッチャーゴロ、金本はレフトフライ。二死から、シーツは右中間を破るツーベースヒットを放つが、矢野はピッチャーゴロ。

九回表、前の回で5球しか投げなかったウィリアムスが続投。花田の代打・志田はフルカウントから空振り三振、青木はセカンドゴロ、リグスの右中間への大きな当たりは中堅手・赤星がフェンスに激突しながらジャンピングキャッチするファインプレーでセンターフライ。三者凡退に打ち取った。
九回裏、6番手・館山が登板。鳥谷は初球を打ってショートゴロ、藤本はレフトフライ、秀太は空振り三振で三者凡退。
試合は延長戦へ。

十回表、3番手・藤川が登板。三塁に片岡が入った。岩村はセカンドゴロ、ラミレスはライトフライ、ラロッカはセカンドゴロで三者凡退。
十回裏、先頭・赤星が四球で出塁すると、片岡が送りバントを決めて一死二塁とする。ここで古田兼任監督がマウンドへ。濱中はフルカウントから空振り三振で二死。金本が敬遠の四球で歩き二死一・二塁となる。しかし、シーツはショートゴロに倒れた。

十一回表、宮出を右中間へのセンターフライに打ち取った後、田中浩に右中間へセンター前ヒットを打たれる。米野は送りバントをするも、投手・藤川が素早く処理し二塁封殺。二死一塁で、館山の代打・古田は空振り三振。
十一回裏、7番手・丸山が登板。先頭の矢野に投げる前に、何かトラブルがあったのか、伊東ピッチングコーチがマウンドへ。矢野が詰まりながらもセンター前ヒットで出塁すると、鳥谷が送りバントを決め一死二塁とする。ここで投手が丸山から坂元に交代。藤本はライトフライ。二塁走者・矢野がタッチアップで三塁へ進む。しかし、藤川は初球を打ってファーストゴロ。

十二回表、藤川は3イニング目。青木に四球を与える。リグスは空振り三振、岩村も空振り三振。二死一塁で、ラミレスにセンター前ヒットを打たれ二死一・二塁とされるが、ラロッカをフルカウントから空振り三振に打ち取った。
十二回裏、二塁に三木、遊撃に城石が入る。赤星は粘ってフルカウントからショートゴロ、遊撃手・城石から一塁への送球が逸れるもアウト。片岡はサードフライ、濱中はショートゴロ。三者凡退で試合終了。

先発・安藤は7回を投げ108球、被安打8、与四球2、失点3。その後、ウィリアムス、藤川で5回を抑えたもの、打線が援護できず、今季3回目の引き分けとなった。
首位・中日が勝ったため、首位とのゲーム差は今季最大の6.0となった。
また、阪神は7月の成績は9勝10敗1分となり、月間負け越しとなった。
濱中は最初の3打席でヒット、ツーベースヒット、ホームランを放ち、あとスリーベースヒットが出ればサイクルヒット達成だったが、その後の3打席は凡退し、快挙を逃した。
ヤクルトは今季初の引き分け。

(注目選手)

  • 藤川 球児:今季最多イニングとなる3回を投げ無失点

先発オーダー

ヤクルト

  • 1
  • 青木
  • 2
  • リグス
  • 3
  • 岩村
  • 4
  • ラミレス
  • 5
  • ラロッカ
  • 6
  • 宮出
  • 7
  • 田中浩
  • 8
  • 米野
  • 9
  • 石川

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • 濱中
  • 4
  • 金本
  • 5
  • シーツ
  • 6
  • 矢野
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 安藤

審判団

  • 本塁:名幸
  • 一塁:吉本
  • 二塁:友寄
  • 三塁:本田