2006年7月29日 阪神タイガース vs. 東京ヤクルトスワローズ

  • 阪神タイガース 成績 50勝39敗2分(対ヤクルト 6勝7敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:3時間31分 観客数:48519人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
ヤクルト 0 1 1 0 1 1 3 0 0 7 14 1
阪神 0 0 0 1 1 2 0 2 0 6 13 0
  • (勝)石井一 5勝4敗0S (S)館山 2勝3敗2S
  • (登板投手:石井一−花田−館山)
  • (負)ダーウィン 0勝2敗1S
  • (登板投手:中村泰−太陽−ダーウィン−江草)
  • (本)

(試合内容)

一回表、青木はセカンドライナー。一死後、リグスにフルカウントから四球を与える。続く岩村にレフト前ヒットを打たれる。この打球を左翼手・金本がジャックルする間に、一塁走者・リグスが三塁を狙うもタッチアウトとなり二死一塁に。ラミレスには粘られフルカウントから四球を与え、二死一・二塁としてしまうが、ラロッカをファーストファウルフライに打ち取った。
一回裏、赤星はセンターフライ、関本はフルカウントから空振り三振。二死後、濱中が三遊間を破るレフト前ヒットで出塁するが、金本はファーストゴロ。

二回表、この回先頭の宮出に四球を与え、田中浩にライト前ヒットを打たれて、無死一・二塁のピンチとなる。米野にはピッチャー前に送りバントを決められ一死二・三塁に。石井一の高いバウンドのショートゴロの間に三塁走者が生還、先制を許す。尚も二死三塁だったが、青木はレフトフライ。
二回裏、シーツはフルカウントから見逃し三振、鳥谷はフルカウントからセカンドゴロ。二死後、浅井がファースト後方にポトリと落ちるヒットで出塁するが、藤本はファーストゴロ。

三回表、リグスの三塁線への打球は三塁手・関本がよく止めるも内野安打となり無死一塁。岩村にセンター前ヒットを打たれると、一塁走者・リグスは一気に三塁まで走り無死一・三塁に。ラミレスにカウント0−3からライト前へタイムリーヒットを打たれ、三塁走者が生還。ここで久保コーチがマウンドへ。尚も無死一・二塁でラロッカはライトフライ。二塁走者がタッチアップで三進し、一死一・三塁になるが、宮出と田中浩を連続空振り三振に打ち取った。
三回裏、中村泰の打球は右中間へ飛ぶがライトフライ、赤星は初球を打ってショートゴロ、関本は空振り三振で三者凡退。

四回表、米野に対しカウント0−3となるが、2−3まで持ち直して結局ショートゴロ。石井一はセカンドゴロ、青木はセンターフライで三者凡退。
四回裏、濱中はショートゴロ、金本はレフトフライで二死後、シーツがセンター前ヒット、鳥谷が三遊間を破るレフト前ヒットを放ち、二死一・二塁のチャンスをつかむ。そして浅井がライト前ヒットを放ち、二塁走者・シーツの好走塁もあって1点を返す。なおも二死一・三塁だったが、藤本は初球を打ってレフトライナー。

五回表、先頭・リグスのセンターへ抜けそうな当たりを藤本が追いつくも内野安打。岩村の一塁間への痛烈な打球は二塁手・藤本が捕れず、ライト前ヒット。さらにラミレスがレフト前ヒットを放ち、無死満塁の大ピンチとなる。ラロッカはライトフライに打ち取るも、濱中の捕球体勢が悪く、返球も遅かったため犠牲フライとなる。二塁走者・岩村もタッチアップで三進し、一死一・三塁となる。宮出の打球は一塁手・シーツの好守備で併殺とし、さらなる追加点は許さず。
五回裏、中村泰の代打・スペンサーが空振り三振に倒れた後、赤星のピッチャー返しの打球は投手・石井一のグラブをかすめ、セカンド内野安打となる。関本がバントヒットを試みるもファーストゴロ。二死二塁となって、濱中がセンター前タイムリーヒットを放つ。二死一塁で、金本は空振り三振。

六回表、2番手・太陽が登板。田中浩を空振り三振に打ち取った後、米野にレフト前ヒットを打たれる。石井一に送りバントを決められ二死二塁とされると、青木に三遊間を抜くレフト前タイムリーヒットを打たれる。左翼手・金本から本塁への送球の間に、打者・青木は二塁へ。二死二塁で、リグスはサードゴロ。
六回裏、先頭・シーツがセンター前ヒット、鳥谷がライト線へツーベースヒットを放ち、無死二・三塁のチャンスをつかむ。浅井は空振り三振、藤本の代打・矢野も空振り三振で二死。太陽の代打・町田はサードゴロだったが、捕球した三塁手・岩村が一塁へ大暴投し、2人の走者が生還し同点となる。二塁に到達していた町田に代走・秀太が起用される。二死二塁で、赤星のピッチャー返しは投手・石井一が反応良くキャッチし、ピッチャーライナー。

七回表、3番手・ダーウィンが登板。捕手が矢野に交代し、二塁に三塁から関本がまわり、三塁に秀太が入った。先頭・岩村にフルカウントから一二塁間を破るライト前ヒットを打たれる。ラミレスをセンターフライに打ち取った後、ラロッカに三遊間を破るレフト前ヒットを打たれ、宮出にフルカウントから四球を与えて、一死満塁のピンチを招く。ここで三塁手・秀太がマウンドへ駆け寄った。続く田中浩にセンターへ犠牲フライを打たれ、勝ち越しを許す。二死一・二塁で、米野にストレートの四球を与え、二死満塁としてしまう。石井一の代打・真中の一二塁間への当たりを二塁手・関本が横っ飛びで捕球するも、投げる体勢に入った際にグラブからボールがこぼれ、その間に2人の走者が生還(記録はセカンドタイムリー内野安打)。青木にフルカウントから四球を与え、再び二死満塁としてしまうが、リグスは空振り三振。
七回裏、2番手・花田が登板。関本はピッチャーゴロ、濱中もピッチャーゴロ、金本はファーストゴロで三者凡退。

八回表、4番手・江草が登板。右翼手が桧山に交代。先頭・岩村にレフト線へツーベースヒットを打たれる。ラミレスに四球を与え無死一・二塁としてしまう。ラロッカはショートゴロ併殺に打ち取る。つづく宮出にフルカウントから四球を与え、二死一・三塁となるが、田中浩はショートゴロに打ち取り、なんとか無失点で切り抜けた。
八回裏、二塁手が三木に交代。先頭・シーツが三遊間を破るレフト前ヒット、鳥谷の高いバウンドの打球は、一塁手・リグスの頭上を越えて、ライトへのツーベースヒットとなり、無死二・三塁のチャンスをつかむ。桧山はファーストゴロだったが、その間に三塁走者・シーツが生還。一死三塁で、矢野がライトへ犠牲フライを放ち、三塁走者・鳥谷が生還し1点差に詰め寄る。ここで古田兼任監督がマウンドへ。秀太に代打・片岡が送られるが、見逃し三振。

九回表、米野は空振り三振、花田の代打・福川はセンターライナー、青木はピッチャーゴロで三者凡退。
九回裏、3番手・館山が登板。遊撃手が城石に交代。赤星がセカンドゴロに倒れた後、関本が一二塁間を破るライト前ヒットで出塁する。江草の代打・林が2球目にライトポール際へあわやホームランという当たりを放つもファール。林がショートの頭上を越すレフト前ヒットを放ち一死一・二塁のチャンスをつくる。しかし、金本はレフトフライ、シーツはサードゴロに倒れ試合終了。

先発・中村泰は5回を投げ91球、被安打8、与四球3、失点3。
六回裏にヤクルト・岩村のエラーで同点になるも、その直後に登板した3番手・ダーウィンの乱調が誤算。
その後も1点差まで詰め寄ったが反撃及ばず。
首位・中日が勝ったため、首位とのゲーム差は今季最大の5.5に拡がった。
ヤクルト・岩村は自身2度目となる1試合5安打を記録。
なお、今日の試合で阪神主催ゲームの観客数が200万人を突破。8年連続で、昨年より1試合早く突破した。

(注目選手)

  • 鳥谷 敬:2本のツーベースヒットを含む3安打猛打賞

先発オーダー

ヤクルト

  • 1
  • 青木
  • 2
  • リグス
  • 3
  • 岩村
  • 4
  • ラミレス
  • 5
  • ラロッカ
  • 6
  • 宮出
  • 7
  • 田中浩
  • 8
  • 米野
  • 9
  • 石井一

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • 濱中
  • 4
  • 金本
  • 5
  • シーツ
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 浅井
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 中村泰

審判団

  • 本塁:笠原
  • 一塁:友寄
  • 二塁:本田
  • 三塁:名幸