2006年7月27日 中日ドラゴンズ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 49勝38敗2分(対中日 2勝8敗0分)
  • ナゴヤドーム 18時00分開始 試合時間:3時間36分 観客数:37076人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 4 0
中日 0 1 1 0 1 2 0 0 X 5 14 0
  • (勝)川上 11勝2敗0S (S)
  • (登板投手:川上−デニー−平井−鈴木−高橋聡)
  • (負)下柳 8勝7敗0S
  • (登板投手:下柳−太陽−桟原)
  • (本)T・ウッズ 22号(ソロ=下柳)、福留 16号(2ラン=下柳)

(試合内容)

一回表、先頭・赤星がフルカウントから三塁線を破るヒットで出塁(赤星今季100本目のヒット)。打球はレフト線まで抜ける長打コースだったが、あらかじめレフトライン寄りに守っていた左翼手・アレックスの打球処理が早く赤星は一塁止まり。続く関本が送りバントを決め一死二塁に。しかし濱中はバットが折れてサードライナーで二死。金本はカウント0−3から、勝負を避けた四球で二死一・二塁になると、シーツが三遊間を破るレフト前タイムリーヒットを放ち1点を先制する。なおも二死一・二塁だったが鳥谷は空振り三振。
一回裏、荒木はスイングをとられ空振り三振。一死後、井端にフルカウントから四球を与えるが、福留は空振り三振に打ち取り二死。T・ウッズに一・二塁間を破るライト前ヒットを打たれ二死一・三塁とされると、アレックスにはフルカウントから四球を与え二死満塁としてしまう。しかし森野の一二塁間への打球は二塁手・藤本が追いつきセカンドゴロでピンチを切り抜けた。

二回表、矢野はショートゴロ、藤本は空振り三振、下柳はショートライナーで三者凡退。
二回裏、この回先頭の谷繁の三遊間への当たりは遊撃手・鳥谷が追いつくも捕球出来ずショート内野安打となり無死一塁。英智にピッチャー前へ送りバントを決められ一死二塁。川上のピッチャー返しの打球は、投手・下柳の足先を直撃するが、下柳が転がるボールを拾いピッチャーゴロに。久保コーチがマウンドへ向かおうとするが、下柳がそれを制し試合続行。二死三塁となり、荒木のピッチャー返しの打球は下柳のグラブをはじき、遊撃手・鳥谷がバックアップで捕球するも間に合わず内野安打となり、その間に三塁走者が生還、同点となる。二死一塁で井端にセンター前ヒットを打たれ、スタートをきっていた一塁走者は三塁まで進み二死一・三塁に。ここで久保ピッチングコーチがマウンドへ。福留には粘られるがセカンドゴロに打ち取った。

三回表、赤星はショートライナー、関本は見逃し三振。濱中のファウルフライを追った二塁手・荒木がライトファウルゾーンのフェンス下部に膝をぶつけ倒れ込む。治療のため一旦ベンチに戻り、しばし試合が中断。荒木がグラウンドに戻り試合再開。濱中はフルカウントから四球で出塁。続く金本がレフト前ヒットを放ち、二死一・二塁とするが、シーツはフルカウントから空振り三振に倒れた。
三回裏、この回先頭のT・ウッズにレフトスタンドへ勝ち越しのソロホームランを打たれる。アレックスに四球を与え無死一塁。森野はバントの構えからヒッティングにかえボテボテのセカンドゴロで二塁封殺、一死一塁に。しかし、谷繁はレフトへの大きなフライ。英智のレフトへの打球は左翼手・金本がよく追いつき好捕しレフトライナー。

四回表、鳥谷は見逃し三振。一死後、矢野が右の肘の下あたりに死球を受け出塁。藤本はセカンドゴロで二塁封殺、二死一塁に。下柳はショートフライ。
四回裏、川上はフルカウントから見逃し三振。一死後、荒木にセカンド後方にポトリと落ちるヒットを打たれる。続く井端にショートの横を抜くレフト前ヒットを打たれ一死一・二塁。福留はファーストゴロで二塁封殺、アレックスはライトフライで二者残塁。

五回表、赤星は空振り三振、関本はセカンドゴロ、濱中はセンターフライで三者凡退。
五回裏、アレックスはファーストファウルフライ。一死後、森野にセンター前ヒットを打たれる。谷繁にもセンター前ヒットを打たれ、一死一・三塁とされると、英智にセンターへ犠牲フライを打たれ追加点を許す。尚も二死二塁で川上はセカンドゴロ。

六回表、金本は空振り三振、シーツはピッチャーゴロ、鳥谷はファーストゴロで三者凡退。
六回裏、荒木にセンター前ヒットを打たれる。井端に送りバントを決められ一死二塁とされると、福留にライトスタンドへツーランホームランを打たれる。続くT・ウッズに三遊間を破るレフト前ヒットを打たれたところで、先発・下柳から二番手・太陽に投手交代。アレックスをセカンドフライに打ち取った後、森野にセンター前ヒットを打たれ、二死一・三塁に。しかし谷繁を空振り三振に打ち取った。

七回表、二番手・デニーが登板。矢野はサードゴロ。一死後、藤本がセンター前ヒットで出塁。太陽の代打・林が告げられたところで、落合監督がマウンドへ。林はレフトファウルフライ、赤星はピッチャーゴロ。
七回裏、三番手・桟原が登板。英智はライトフライ、デニーの代打・井上はサードゴロ。二死後、荒木にピッチャー内野安打を打たれるが、井端はセカンドゴロ。

八回表、三番手・平井が登板。関本の代打・片岡はセンターフライ、濱中もセンターフライ、金本はセカンドゴロ。
八回裏、代打した片岡が三塁に入る。福留にストレートの四球を与える。しかし、T・ウッズは見逃し三振、アレックスはキャッチャーファウルフライ、森野はセカンドライナー。

九回表、四番手・鈴木が登板。渡邉が一塁に。シーツ、鳥谷は見逃し三振。矢野の代打・桧山が告げられたところで鈴木から高橋聡に投手交代。桧山が四球を選び出塁、藤本の打席で桧山が二塁盗塁に成功、二死二塁に。しかし藤本はピッチャーゴロに倒れ試合終了。

打線は初回にシーツのタイムリーヒットで先制するも、2回以降は散発2安打で三塁を踏めず。
先発・下柳は5回1/3を投げ112球、被安打12(うち被本塁打2)、与四球3、5失点で7敗目。
チームは今季初の同一カード3連敗を喫し、首位・中日とのゲーム差は今季最大の4.5に拡がった。
中日は今季5度目の4連勝、対阪神戦4連勝で貯金を両リーグ今季初の20とし、50勝に到達した。

(注目選手)

  • なし

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • 濱中
  • 4
  • 金本
  • 5
  • シーツ
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 下柳

中日

  • 1
  • 荒木
  • 2
  • 井端
  • 3
  • 福留
  • 4
  • T・ウッズ
  • 5
  • アレックス
  • 6
  • 森野
  • 7
  • 谷繁
  • 8
  • 英智
  • 9
  • 川上

審判団

  • 本塁:杉永
  • 一塁:渡田
  • 二塁:笠原
  • 三塁:真鍋