2006年7月16日 阪神タイガース vs. 中日ドラゴンズ

  • 阪神タイガース 成績 48勝35敗2分(対中日 2勝5敗0分)
  • 京セラドーム大阪 18時00分開始 試合時間:3時間33分 観客数:33629人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
中日 0 1 0 0 0 0 2 0 1 4 8 0
阪神 0 0 0 0 0 1 0 1 0 2 9 0
  • (勝)中田 3勝1敗1S (S)岩瀬 1勝2敗23S
  • (登板投手:中田−岩瀬)
  • (負)江草 5勝6敗0S
  • (登板投手:ダーウィン−江草−安藤−能見)
  • (本)T・ウッズ 21号(ソロ=ダーウィン)、谷繁 6号(2ラン=安藤)

(試合内容)

一回表、森野はショートフライ、荒木は初球を打ってセカンドゴロ、井端も初球を打ってレフトフライで三者凡退。
一回裏、赤星は見逃し三振、藤本は初球を打ってレフトフライで二死後、濱中がレフト前ヒットで出塁するが、金本はフルカウントから空振り三振。

二回表、この回先頭のT・ウッズにレフトスタンドへソロホームランを打たれ、中日に先制を許す。アレックスのピッチャー前への高いバウンドの打球は、投手・ダーウィンが素手でつかんで一塁へ送球し、ピッチャーゴロ。井上に一二塁間を破るライト前ヒットを打たれるが、藤井はレフトフライ、谷繁はショートゴロ。
二回裏、シーツはフルカウントから見逃し三振、鳥谷はピッチャーゴロ、矢野はセカンドゴロで三者凡退。

三回表、中田は見逃し三振、森野はピッチャーライナーで二死後、荒木のフルカウントから止めたバットに当たった打球は投手・ダーウィンの頭上を越え、ラッキーな内野安打となる。しかし、井端はサードゴロ。
三回裏、関本はフルカウントから見逃し三振、ダーウィンはピッチャーゴロ、赤星はセンターフライで三者凡退。

四回表、T・ウッズをセンターフライに打ち取った後、アレックスに四球を与えるが、井上はセカンドゴロ併殺。
四回裏、藤本がフルカウントからレフトへツーベースヒットを放つ。濱中のファーストゴロで、二塁走者・藤本が三進。一死三塁で、金本はファーストゴロで三塁走者は動けず。シーツはハーフスイングをとられて空振り三振。この判定を不服としたシーツは一塁塁審・森にクレームをつけながら、バットとヘルメットを投げつけたため、侮辱行為として退場処分となってしまう。

五回表、一塁に片岡が入った。藤井はフルカウントから空振り三振、谷繁はライトフライ、中田はショートゴロで三者凡退。
五回裏、鳥谷は見逃し三振、矢野はショートゴロで二死後、関本がレフト前ヒット、ダーウィンの代打・桧山がライト前ヒットを放ち、二死一・二塁とする。しかし、赤星は空振り三振。

六回表、二番手・江草が登板。先頭・森野に死球を与える。森野が治療のために一旦ベンチに下がったため、試合が中断する。荒木に送りバントを決められると、続く井端にフルカウントから死球を与える。井端が治療のため一旦ベンチに下がったため、試合が再び中断する。一死一・二塁だったが、T・ウッズはライトフライ、アレックスはセカンドゴロに打ち取り、得点許さず。
六回裏、この回先頭の藤本が四球で出塁し無死一塁。濱中が右中間へツーベースヒットを放ち、一塁走者・藤本が一気に生還し、同点に追いつく。無死二塁で金本のファーストゴロの間に二塁走者・濱中が三進し、一死三塁となる。しかし、片岡はショートフライ、鳥谷は空振り三振で勝ち越せず。

七回表、先頭・井上の高いバウンドの打球は投手・江草がグラブに当てるも捕れず、内野安打となる。藤井の送りバントはキャッチャー前の小飛球となり、捕手・矢野と打者・藤井が交錯。判定は打者・藤井の守備妨害となる。ここで投手が安藤に交代。一塁に三塁から関本がまわり、三塁に秀太が入った。一死一塁で、谷繁にレフトスタンドへ2ランホームランを浴びてしまい、勝ち越しを許す。中田は空振り三振、森野はレフトフライ。
七回裏、右翼手が英智に交代。矢野が空振り三振に倒れた後、関本がセンター前ヒット、秀太の代打・林がフルカウントからライトへツーベースヒットを放ち、一死二・三塁とする。しかし、赤星は三塁塁審・友寄にスイングをとられ空振り三振、藤本はセンターフライで二者残塁。

八回表、一塁に林が入り、三塁に一塁から関本がまわった。先頭・荒木に四球を与え、井端にサードへ高いバウンドの内野安打を打たれ、無死一・二塁のピンチとなる。T・ウッズはライトフライで一死。アレックスはフルカウントから空振り三振に打ち取るが、ダブルスチールを決められ、二死二・三塁とされる。英智の打球は痛烈だったが、三塁手・関本が横っ飛びでキャッチするファインプレーでサードライナー。
八回裏、一塁手が渡邉に交代。濱中がセカンドフライに倒れた後、金本が三遊間を破るレフト前ヒット、安藤の代打・町田がレフトオーバーのツーベースヒットを放ち、一死二・三塁のチャンスをつかむ。ここで投手が岩瀬に交代。鳥谷のセカンドゴロの間に三塁走者が還り1点を返す。二死三塁で、矢野はファーストゴロに倒れた。

九回表、投手が能見に交代。藤井に三塁線を破るツーベースヒットを打たれると、谷繁に送りバントを決められ、一死三塁とされる。そして、岩瀬にセンターへ犠牲フライを打たれ2点差に。二死となって、森野にライトオーバーのツーベースヒットを打たれる。そして、荒木には三遊間へヒット性の当たりを打たれるが、遊撃手・鳥谷がよく追いついて、すかさず一塁へ送球し、間一髪一塁アウトとする。
九回裏、先頭・関本がストレートの四球で出塁する。林はレフトフライ。赤星のショートゴロで二塁封殺。二死一塁で、藤本が粘ってフルカウントから四球を選び二死一・二塁とするが、濱中はセンターフライに倒れ試合終了。

オールスターゲーム前の最後の首位攻防戦第3Rは中日が勝利。阪神と首位・中日のゲーム差は2.0に拡がった。
先発・ダーウィンは、5回を投げ55球、被安打3、与四球1、T・ウッズに一発を浴びたものの1失点に抑えた。
打線は9安打を放ち、3つの四球をもらいながらも10残塁。先発の中田、抑えの岩瀬を攻略しきれなかった。
また、四回裏にハーフスイングを空振りと判定されたことに激高したシーツは、来日4年目で初の退場処分を受けた。
中日の先発・中田は自身最多の140球を投げ、対阪神戦は2005年4月15日以来負けなしの5連勝。

(注目選手)

  • なし

先発オーダー

中日

  • 1
  • 森野
  • 2
  • 荒木
  • 3
  • 井端
  • 4
  • T・ウッズ
  • 5
  • アレックス
  • 6
  • 井上
  • 7
  • 藤井
  • 8
  • 谷繁
  • 9
  • 中田

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • 濱中
  • 4
  • 金本
  • 5
  • シーツ
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 関本
  • 9
  • ダーウィン

審判団

  • 本塁:有隅
  • 一塁:森
  • 二塁:井野
  • 三塁:友寄