2006年7月14日 阪神タイガース vs. 中日ドラゴンズ

  • 阪神タイガース 成績 47勝34敗2分(対中日 1勝4敗0分)
  • 京セラドーム大阪 18時00分開始 試合時間:3時間20分 観客数:32925人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
中日 0 0 0 0 0 0 0 1 1 2 5 1
阪神 0 1 2 0 1 1 0 2 X 7 10 0
  • (勝)下柳 8勝6敗0S (S)
  • (登板投手:下柳−安藤−ウィリアムス−金澤)
  • (負)川上 10勝2敗0S
  • (登板投手:川上−小笠原−マルティネス)
  • (本)鳥谷 7号(ソロ=川上)、町田 1号(ソロ=小笠原)、高橋 3号(ソロ=金澤)

(試合内容)

一回表、森野はショートゴロ、荒木はショートゴロ、井端にはフルカウントから四球を与えるが、T・ウッズをショートゴロに打ち取った。
一回裏、赤星見逃し三振、藤本はフルカウントから空振り三振。二死後、濱中が左中間へツーベースヒットを放ち二死二塁とするが、金本はファーストゴロ。

二回表、アレックスにライト前ヒットを打たれる。渡邉はバントの構えだったが、2ストライクになりヒッティングに変え結局空振り三振。英智はセンターフライ、谷繁はサードゴロ。
二回裏、シーツはライトフライ。一死後、鳥谷が右中間スタンドへ先制のホームランを放つ。矢野はライトフライ、関本はショートゴロ。

三回表、この回先頭の川上にフルカウントから四球を与えるが、森野をファーストゴロ併殺に打ち取った。荒木にはフルカウントから四球を与える。井端の打球は二塁手・藤本が追いつくも投げられず、セカンド強襲の内野安打となり二死一・二塁。T・ウッズにもフルカウントから四球を与え、二死満塁のピンチを迎えるが、アレックスをショートゴロに打ち取った。
三回裏、この回先頭の下柳がフルカウントから四球を選び出塁。続く赤星は粘って、一塁の横を抜くライト前ヒットを放ち無死一・二塁と追加点のチャンス。藤本が三塁前へ送りバントをするも、投手・川上が捕球し三塁へ送球し三塁封殺、一死一・二塁に。濱中は空振り三振で二死となるが、金本の打席でワイルドピッチがあり走者がそれぞれ進塁し二死二・三塁となる。そして、金本が7球目をセンター前にうまく運ぶタイムリーヒットを放ち二者が生還、2点を追加する。シーツはセンターフライ。

四回表、渡邉はカウント1−3からサードゴロ、英智はカウント1−3からファーストフライ。二死後、谷繁にはフルカウントから四球を与えるが、川上を空振り三振に打ち取った。
四回裏、鳥谷はサードファウルフライ。一死後、矢野のライトへの打球は右翼手・英智がよく追いつくも捕れず、矢野は一気に三塁へ進み(記録は矢野のスリーベースヒット)一死三塁と追加点のチャンス。関本は初球腰付近に当たる死球で一死一・三塁。下柳はバントの構えだったがヒッティングでサードゴロ、三塁走者の矢野が三本間に挟まれアウトとなり二死一・二塁に。赤星のファウルフライは遊撃手・井端が捕球し二者残塁、追加点はならなかった。

五回表、森野ショートゴロ、荒木ショートゴロ、井端ライトフライで三者凡退。
五回裏、この回先頭の藤本がレフト前ヒットで出塁すると、濱中もレフト前ヒットで続き無死一・三塁のチャンス。金本がライトへ犠牲フライを放ち1点を追加する。続くシーツが右中間へヒットを放ち、一塁走者・濱中は一気に三塁へ、送球の間に打者走者・シーツも二塁へ進み一死二・三塁。鳥谷見逃し三振の後、矢野が粘ってフルカウントから四球を選び、二死満塁とするが、関本はセンターフライに倒れた。

六回表、T・ウッズは初球を打ち上げセカンドフライ、アレックスは初球をファーストゴロ、渡邉の代打・奈良原は空振り三振で三者凡退。
六回裏、二番手・小笠原が登板。代打した奈良原が二塁に入り、森野が三塁にまわった。下柳の代打・町田がレフトスタンドへホームランを放ち1点を追加する。赤星はレフトフライ、藤本はライトフライ。二死後、濱中はフルカウントから粘って11球目で四球を選ぶ。しかし金本はセカンドゴロ。

七回表、二番手・安藤が登板。英智ショートゴロの後、谷繁にショートの横を抜くレフト前ヒットを打たれるが、小笠原の代打・立浪はキャッチャーファウルフライ、森野はレフトフライ。
七回裏、三番手・マルティネスが登板。捕手が小田に交代。三塁に奈良原、二塁に荒木、右翼に森野、中堅に英智がまわる。シーツはショートゴロ、鳥谷はレフトフライ、矢野は三振で三者凡退。

八回表、三番手・ウィリアムスが登板。この回先頭の荒木に一塁線を破るツーベースヒットを打たれる。井端のピッチャーゴロの間に二塁走者が三進し一死三塁とされると、T・ウッズのセンター犠牲フライで1点を返される。アレックスはショートゴロ。
八回裏、この回先頭の関本がフルカウントから四球を選び出塁。ウィリアムスの代打・浅井のライトフライで一塁走者は二進。赤星が一二塁間を破るライト前ヒットを放ち一死一・三塁とする。藤本は高いバウンドのピッチャーゴロ、投手・マルティネスが捕球し一塁へ送球するもこれが悪送球となり、その間に三塁走者が生還し1点を追加する。一塁走者・赤星は三塁へ進み、なおも一死一・三塁に。濱中の打席でフルカウントからワイルドピッチがあり三塁走者が生還。濱中四球で一死一・二塁となるが、金本はショートへのフライ、シーツはセカンドファウルフライ。

九回表、四番手・金澤が登板。奈良原はレフトフライ、英智の代打・井上の左中間への打球は左翼手・金本がよく追いつきレフトフライ。二死後、マルティネスの代打・高橋光にレフトスタンドへソロホームランを打たれ1点を失う。小田は空振り三振で試合終了。

オールスターゲーム前の最後の首位攻防戦第1Rは阪神が制して、貯金を今季最多タイの13とし、首位・中日とのゲーム差を2.0に縮めた。阪神は対中日戦今季初勝利。岡田監督は通算200勝目となった。
先発・下柳は6回を投げ104球、被安打2、与四球5、無失点に抑えてチーム単独トップの8勝目。
六回裏に町田が今季初打席で、広島時代の2003年以来3年ぶり、自身20本目、大島康徳(日本ハム)と並んで歴代2位タイとなる代打ホームラン(移籍後初ホームラン)を放った。
中日の連勝は5でストップ。先発・川上は5月23日以来となる2敗目。

(注目選手)

  • 金本 知憲:2点タイムリーヒットと犠牲フライで3打点
  • 町田 公二郎:貴重な追加点となる移籍後初ホームラン
  • 下柳 剛:6回無失点でチーム単独トップの8勝目

先発オーダー

中日

  • 1
  • 森野
  • 2
  • 荒木
  • 3
  • 井端
  • 4
  • T・ウッズ
  • 5
  • アレックス
  • 6
  • 渡邉
  • 7
  • 英智
  • 8
  • 谷繁
  • 9
  • 川上

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • 濱中
  • 4
  • 金本
  • 5
  • シーツ
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 関本
  • 9
  • 下柳

審判団

  • 本塁:森
  • 一塁:友寄
  • 二塁:有隅
  • 三塁:橘高