2006年7月12日 阪神タイガース vs. 広島東洋カープ

  • 阪神タイガース 成績 46勝33敗2分(対広島 6勝1敗2分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:2時間38分 観客数:42866人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
広島 0 1 0 0 0 0 0 0 1 2 8 0
阪神 0 0 2 0 0 1 0 1 X 4 8 0
  • (勝)中村泰 1勝0敗0S (S)藤川 3勝0敗8S
  • (登板投手:中村泰−安藤−ウィリアムス−藤川)
  • (負)佐々岡 6勝4敗0S
  • (登板投手:佐々岡−佐竹−横山)
  • (本)金本 12号(2ラン=佐々岡)、シーツ 12号(ソロ=佐々岡)、金本 13号(ソロ=横山)

(試合内容)

阪神は中村泰がプロ入り初先発。

一回表、東出ショートゴロ、梵ショートゴロ、栗原ショートゴロで三者凡退。
一回裏、赤星ピッチャーゴロ、藤本空振り三振。二死後、濱中がレフト線にツーベースヒットを放つが、金本はセカンドゴロに倒れた。

二回表、この回先頭の新井にフルカウントから四球を与える。前田の打席で投手・中村泰がボークをとられ無死二塁に。前田に右中間前方へポトリと落ちるヒットを打たれ無死一・三塁のピンチ。
緒方のショートゴロ併殺打の間に三塁走者が還り先制を許す。廣瀬にセンター前ヒットを打たれ二死一塁となるが、石原はセンターフライに打ち取った。
二回裏、シーツはショートゴロ、鳥谷はファーストゴロ。二死から、関本がライト前ヒットを放つと、続く浅井も初球をセンター前へ運ぶヒットを放ち二死一・二塁とするが、中村泰はレフトフライに倒れた。

三回表、佐々岡はライトフライ。一死後、東出にセンター前ヒットを打たれる。梵がグリップエンドにボールが当たったか、手の治療のためにいったんベンチに下がる。梵は高いバウンドのピッチャーゴロで、一塁走者が二進し二死二塁とされるが、栗原はサードゴロ。
三回裏、この回先頭の赤星が自打球を右足に当ててしまいトレーナーが出て治療を行う。赤星は結局センターフライ。一死から、藤本が三遊間を破るレフト前ヒットで出塁する。濱中はセンターフライに倒れ二死となるが、金本がセンターバックスクリーンへ2ランホームランを放ち逆転に成功。シーツはフルカウントから四球を選び出塁するが、鳥谷はピッチャーゴロ。

四回表、新井はファーストゴロ、前田はショートゴロ。二死後、緒方に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれるが、廣瀬はライトフライ。
四回裏、関本はセカンドフライ、浅井はセンターフライ、中村泰は空振り三振で三者凡退。

五回表、石原ピッチャーゴロの後、佐々岡にレフト前ヒットを打たれるが、東出をセカンドゴロ併殺に打ち取った。
五回裏、赤星、藤本の三塁ファウルグラウンドへの打球は遊撃手・梵がスライディングキャッチしショートファウルフライ。二死後、濱中がセンター前ヒットで出塁するが、金本はサードゴロ。

六回表、二番手・安藤が登板。捕手が野口に交代する。この回先頭の梵にセンター前ヒットを打たれる。栗原レフトフライの後、新井は空振り三振で、二塁へ走った一塁走者・梵も捕手・野口が刺し三振ゲッツーとなり、結局3人でこの回の攻撃を退けた。
六回裏、この回先頭のシーツがセンターバックスクリーンへソロホームランを放つ。鳥谷はショートゴロ、関本は見逃し三振、野口はショートゴロ。

七回表、前田はセカンドライナー。一死後、緒方にフルカウントから四球を与える。廣瀬の代打・森笠はサードゴロに打ち取るが二塁封殺のみで二死一塁に。石原の代打・嶋はレフトフライ。
七回裏、二番手・佐竹が登板。代打した森笠が右翼の守備に入り、捕手は倉に交代。安藤の代打・スペンサーは空振り三振、赤星も空振り三振、藤本はショートゴロで三者凡退。

八回表、佐竹の代打・井生をセカンドゴロ、東出は空振り三振、梵はライトフライで三者凡退。
八回裏、三番手・横山が登板。濱中の打球は二塁手・東出の好捕にあいセカンドゴロ。一死後、金本がこの試合2本目となるホームランをレフトスタンドへ放ち1点を追加する。このホームランで金本は通算350号本塁打を達成、花束が贈られた。シーツはショートゴロ、鳥谷はセンターフライ。

九回表、四番手・藤川が登板。右翼に中村豊が入る。この回先頭の栗原にフルカウントからライト前ヒットを打たれる。新井のライトへの打球は、この回から右翼の守備についた中村豊がフェンス手前で好捕しライトフライ。続く前田には右中間へヒットを打たれ一死一・三塁のピンチ。緒方はピッチャーゴロで二死二・三塁。森笠を2−0と追い込んだところで藤川がワイルドピッチ、三塁走者が還り1点を失う(藤川の連続無失点記録がストップ)。二死三塁で、森笠のフルカウントから打った打球は、遊撃手・鳥谷がジャンプして捕球しショートライナーで試合終了。

阪神は2カードぶりの勝ち越しで、今季最多の貯金13。今日、雨天中止で試合の無かった首位・中日とのゲーム差を2.5に縮めた。
中村泰はプロ入り初先発で自身最長となる5回を投げ被安打5、与四球1、失点1でプロ入り初勝利。
この試合2本のホームランを放った金本は、ミスタータイガース掛布雅之(通算349本塁打)を抜き、史上20人目のプロ通算350号本塁打を達成。

連続イニング無失点記録を更新中だった藤川は、九回二死からワイルドピッチで失点してしまい、連続無失点記録がストップ。
尚、記録では、失点した回の失点するまでのイニング数(この試合では2/3回)はカウントされないため、連続イニング無失点は前日7月11日の広島8回戦までの47回2/3となった。

(注目選手)

  • 中村 泰広:5回1失点の好投をみせプロ入り初先発で初勝利
  • 金本 知憲:逆転&ダメ押しのホームランで3打点

先発オーダー

広島

  • 1
  • 東出
  • 2
  • 3
  • 栗原
  • 4
  • 新井
  • 5
  • 前田
  • 6
  • 緒方
  • 7
  • 廣瀬
  • 8
  • 石原
  • 9
  • 佐々岡

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • 濱中
  • 4
  • 金本
  • 5
  • シーツ
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 関本
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 中村泰

審判団

  • 本塁:真鍋
  • 一塁:橘高
  • 二塁:木内
  • 三塁:深谷