2006年7月11日 阪神タイガース vs. 広島東洋カープ

  • 阪神タイガース 成績 45勝33敗2分(対広島 5勝1敗2分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:2時間59分 観客数:41424人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
広島 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 8 0
阪神 0 1 0 1 0 0 0 0 X 2 6 0
  • (勝)福原 6勝1敗0S (S)藤川 3勝0敗7S
  • (登板投手:福原−ウィリアムス−藤川)
  • (負)広池 2勝1敗0S
  • (登板投手:広池−林−佐竹−青木−長谷川−高橋)
  • (本)

(試合内容)

9連戦の初戦。
広島先発は2年ぶりの先発となる広池。

一回表、東出はセカンドゴロ。一死から、梵にセンター前ヒットを打たれる。森笠はカウント2−2から空振り三振。捕手・矢野がボールを握り損ね、その間に一塁走者・梵は二塁盗塁に成功。ここで森笠はバットに当たっていると主張。ブラウン監督が出て球審・佐々木と協議を行うが判定は変わらず空振り三振で二死二塁に。新井は見逃し三振。
一回裏、赤星の三遊間への当たりは三塁寄りに守っていた遊撃手・梵の守備範囲でショートゴロ、藤本はサードゴロ、濱中は空振り三振。

二回表、この回先頭の前田にセカンド内野安打を打たれるが、栗原を空振り三振、嶋をセンターフライ、倉をセカンドゴロに打ち取った。
二回裏、金本はレフトフライ、シーツはレフトフライ。二死後、鳥谷が左中間へヒットを放ち、さらに好走塁で二塁に到達する(記録はツーベースヒット)。二死二塁で、矢野が初球をライト線へ運ぶも、わずかにファウル。ここで、ブラウン監督が通訳を伴いマウンドへ。矢野は三塁線を抜くタイムリーツーベースヒットを放ち、1点を先制。関本はカウント1−3から四球で二死一・二塁となるが福原は空振り三振。

三回表、広池の代打・末永はセカンドフライ。一死から、東出にショートの横を抜くレフト前ヒットを打たれるが、梵をショートゴロ併殺に打ち取った。
三回裏、二番手・林が登板。この回先頭の赤星がセンター前ヒットで出塁。藤本が送りバントを決め一死二塁とする。濱中はフルカウントからライトフライで二死となるが、金本はフルカウントから四球を選び二死一・二塁に。しかしシーツはサードゴロ。

四回表、森笠はショートゴロ、新井はライトライナー。二死から、前田にセカンドの横を抜くセンター前ヒットを打たれるが、栗原は空振り三振。
四回裏、この回先頭の鳥谷が一二塁間を破るライト前ヒットで出塁。矢野はフルカウントからサードゴロで走っていた一塁走者は二塁へ到達、一死二塁に。関本のセカンドゴロの間に走者が三進し二死三塁となる。そして、福原の打球は、左翼手・前田が懸命に前進するもわずかに届かず、レフト前に落ちるタイムリーヒットとなり三塁走者が生還する。赤星はショートフライ。

五回表、嶋サードゴロの後、倉に死球を与える。林の代打・井生センターフライの後、東出にレフト前ヒットを打たれ二死一・二塁とされるが、梵はライトフライ。
五回裏、三番手・佐竹が登板。藤本はショートゴロ、濱中はセカンドゴロ、金本はセカンドゴロで三者凡退。

六回表、この回先頭の森笠に一二塁間を破るライト前ヒットを打たれるが、新井はショートゴロ併殺、前田はファーストライナー。
六回裏、四番手・青木が登板。シーツは空振り三振、鳥谷はセンターフライ、矢野は空振り三振で三者凡退。

七回表、この回先頭の栗原に右中間を破るツーベースヒットを打たれる。嶋にフルカウントからセンター前ヒットを打たれ、無死一・三塁のピンチを迎える。ここで久保ピッチングコーチがマウンドへ。倉の三塁前へのバントは三塁手・関本が捕球し三塁走者を制した後、一塁へ送球し一死二・三塁に。青木の代打・緒方のセカンドゴロの間に三塁走者が生還し1点を失う。二塁走者は三進し二死三塁となったが、東出はショートへの高いバウンドのゴロに打ち取った。
七回裏、五番手・長谷川が登板。関本はセンターライナー、福原の代打・林は空振り三振、赤星はセンターフライ。

八回表、二番手・ウィリアムスが登板。梵は空振り三振、森笠の代打・廣瀬はサードゴロ、新井はセカンドゴロで三者凡退。
八回裏、代打した廣瀬が中堅に入った。藤本は空振り三振。一死後、濱中がフルカウントから四球を選び出塁。金本は初球を打ってレフトフライで二死となるが、シーツが三遊間を破るレフト前ヒットを放ち、二死一・二塁とする。ここで広島は長谷川から高橋に投手交代。鳥谷がフルカウントから四球を選び二死満塁となる。ここで清川ピッチングコーチがマウンドへ。二死満塁だったが、矢野は空振り三振。

九回表、三番手・藤川が登板。右翼に中村豊が入った。前田はレフトフライ。これで、小山正明氏に並ぶ球団タイ記録の47イニング連続無失点をマーク。栗原を空振り三振に打ち取り、藤川は球団新記録をマーク。嶋はセンターフライで試合終了。

先発・福原は7回を投げ、毎回の8安打を許すも、1失点に抑える好投を見せ、自身初の6連勝で6勝目をあげた。また、四回裏には昨年2005年9月30日のヤクルト戦以来となるタイムリーヒットを放った。
3番手・藤川は、元巨人・スタルヒン氏(1938年)、阪神OB・小山正明氏(1962年)が記録した47回連続無失点を抜き、球団新記録および歴代5位(一部スポーツ紙によると歴代7位)となる47回2/3連続無失点をマーク。さらに、連続試合無失点を38試合に伸ばし、7セーブ目をあげた。
首位・中日も勝ったため、首位とのゲーム差3.0は変わらず。
広島は、今季初の5連勝ならず。

(注目選手)

  • 福原 忍:7回1失点の好投&タイムリーヒット
  • 矢野 輝弘:先制タイムリーヒット
  • 藤川 球児:球団新記録となる47回2/3連続無失点を達成

先発オーダー

広島

  • 1
  • 東出
  • 2
  • 3
  • 森笠
  • 4
  • 新井
  • 5
  • 前田
  • 6
  • 栗原
  • 7
  • 8
  • 9
  • 広池

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • 濱中
  • 4
  • 金本
  • 5
  • シーツ
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 関本
  • 9
  • 福原

審判団

  • 本塁:佐々木
  • 一塁:木内
  • 二塁:深谷
  • 三塁:真鍋