2006年7月8日 東京ヤクルトスワローズ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 44勝32敗2分(対ヤクルト 5勝5敗0分)
  • 秋田こまちスタジアム 18時02分開始 試合時間:2時間44分 観客数:25862人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 3 1 0 0 0 0 0 0 0 4 7 0
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 7 0
  • (勝)井川 7勝5敗0S (S)藤川 3勝0敗6S
  • (登板投手:井川−藤川)
  • (負)石川 7勝6敗0S
  • (登板投手:石川−丸山貴−花田)
  • (本)青木 6号(ソロ=井川)

(試合内容)

阪神の秋田県での公式戦は、1953年8月2日の洋松戦以来53年ぶり。

一回表、赤星はファーストゴロの後、関本が四球、濱中がセンター前ヒットを放ち、一死一・二塁のチャンスをつかむ。そして、金本がセンターへタイムリーヒットを放ち1点先制する。なお、中堅手・青木からの好返球で走者・濱中は三塁でタッチアウト。二死二塁で、シーツが三塁線を破るタイムリーツーベースヒットを放ち2点目。さらに、矢野がライトへヒットを放ち、右翼手・宮出から本塁へワンバウンド返球されるが、捕手・米野が捕れず、走者・シーツが生還して3点目をあげる。鳥谷はレフトフライ。
一回裏、青木はショートゴロ、リグスはセンターフライ、岩村はキャッチャーファウルフライで三者凡退。

二回表、先頭・藤本がセンターオーバーのツーベースヒットで出塁すると、井川が送りバントを決め、一死三塁とする。そして、赤星が右中間へタイムリーヒットを放つ。関本が送りバントを決め、二死二塁とするが、濱中はセンターフライ。
二回裏、ラミレスはセンターフライ、ラロッカはショートゴロで二死後、宮出にライト前ヒットを打たれるが、米野はレフトフライ。

三回表、金本はファーストゴロ、シーツは初球を打ってセンターフライ、矢野はライトフライで三者凡退。
三回裏、城石はライトフライ、石川はショートゴロで二死後、青木に狭い三遊間を抜くレフト前ヒットを打たれるが、リグスはショートフライに打ち取った。

四回表、鳥谷はセンターフライ、藤本の一二塁間への打球は一塁手・リグスが横っ飛びで捕球しファーストゴロ、井川は空振り三振で三者凡退。
四回裏、この回先頭の岩村に一二塁間を抜くライト前ヒットを打たれる。しかしラミレスをショートゴロ併殺打に打ち取った。二死後、ラロッカにレフト前ヒットを打たれるが、宮出をライトフライに打ち取った。

五回表、赤星はレフトフライ、関本はセンターフライ、濱中はセカンドゴロで三者凡退。
五回裏、米野はショートゴロ、城石はライトフライ、石川の代打・志田はフルカウントからライトフライで三者凡退。

五回裏が終わったところで、球場のレフトスタンド後方で花火が打ち上げられた。

六回表、投手が丸山貴に交代。金本は空振り三振、シーツは右中間へのライトフライ、矢野はレフトフライで三者凡退。
六回裏、青木は空振り三振、リグスも空振り三振、岩村はセカンドゴロで三者凡退。

七回表、鳥谷はセカンドゴロ、藤本はセンターフライ、井川は空振り三振で三者凡退。
七回裏、ラミレスはフルカウントから空振り三振、ラロッカは見逃し三振、宮出は空振り三振で三者凡退。

八回表、赤星は見逃し三振、関本はサードライナーで二死後、濱中がフルカウントから四球で出塁するが、金本はセンターフライ。
八回裏、右翼手が中村豊に交代。米野はショートフライ、城石はセカンドフライ、丸山貴の代打・福川は見逃し三振で三者凡退。

九回表、三番手・花田が登板。シーツは空振り三振、矢野は初球を打ってショートゴロで二死後、鳥谷が一二塁間を破るライト前ヒットで出塁するが、藤本は空振り三振。
九回裏、先頭・青木にソロホームランを打たれる。続くリグスのカウントが0−2となったところで、久保ピッチングコーチがマウンドへ。しかし、リグスにはストレートの四球を与えたしまい、ここで投手が藤川に交代。岩村に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれ無死一・二塁となる。ラミレスはフルカウントから空振り三振、ラロッカも空振り三振で二死とするが、宮出にライトへタイムリーヒットを浴びる。一塁走者は三木に交代。なおも、二死一・三塁だったが、米野は空振り三振で試合終了。

阪神は二回までに4本のタイムリーヒットで4点をあげたものの、三回から七回まで5イニング連続で三者凡退に打ち取られるなど追加点を奪えなかった。しかし、井川−藤川のリレーでヤクルトの反撃を振り切り、貯金を今季最多タイの12とした。首位・中日は勝ったため、首位とのゲーム差は2.5のまま。
先発・井川は完封目前の九回裏に降板するも、8回0/3を投げ118球、被安打5、与四球1、奪三振6、失点2の好投で、下柳に並ぶチープトップタイの7勝目をあげた。また、地方球場での通算成績は、11試合に登板して9勝1敗となった。
2番手・藤川は二死一・二塁(二塁走者は先発・井川が四球で出した走者)の場面で、ヤクルト・宮出にタイムリーヒットを許すも、連続イニング無失点記録を46回2/3に伸ばし、小山正明が持つ球団記録47回にあと1/3とした。
また、金本が362試合連続で先発4番出場を果たし、近鉄時代の石井浩郎に並ぶプロ野球歴代2位タイとなった。
ヤクルトは秋田県出身の石川が先発するも、5回4失点で6敗目となり、故郷に錦を飾れず。

(注目選手)

  • 井川 慶:完封、完投を逃すもチームトップの7勝目

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • 濱中
  • 4
  • 金本
  • 5
  • シーツ
  • 6
  • 矢野
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 井川

ヤクルト

  • 1
  • 青木
  • 2
  • リグス
  • 3
  • 岩村
  • 4
  • ラミレス
  • 5
  • ラロッカ
  • 6
  • 宮出
  • 7
  • 米野
  • 8
  • 城石
  • 9
  • 石川

審判団

  • 本塁:木内
  • 一塁:森
  • 二塁:佐々木
  • 三塁:小林