2006年7月6日 阪神タイガース vs. 横浜ベイスターズ

  • 阪神タイガース 成績 43勝32敗2分(対横浜 10勝2敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時01分開始 試合時間:2時間52分 観客数:40822人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
横浜 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 4 3
阪神 0 0 0 1 0 1 0 0 X 2 6 1
  • (勝)下柳 7勝6敗0S (S)藤川 3勝0敗5S
  • (登板投手:下柳−安藤−ウィリアムス−藤川)
  • (負)三浦 5勝6敗0S
  • (登板投手:三浦−川村)
  • (本)

(試合内容)

横浜の先発は、2001年6月3日以来、甲子園球場で負けが無い阪神キラー・三浦。2002年以降の甲子園球場での成績は、9試合に登板し、4勝0敗、防御率1.77。
阪神は3番・鳥谷、4番・金本、5番・シーツの並びのクリーンナップを組んだ。
関本は左手首に腫れがあり、痛みがひどいことからベンチ入りを外れた。

一回表、石井は初球をサードゴロ、小池は空振り三振。二死から、金城に四球を与えるが、村田をライトフライに打ち取った。
一回裏、濱中はライトフライ、赤星はレフトフライ。二死から、鳥谷が四球を選び出塁するが、金本はフルカウントから見逃し三振。

二回表、吉村はファーストライナー。一死後、内川にライト前ヒットを打たれる。オダジーニこと小田嶋の打席で一塁走者・内川が二塁盗塁に成功し一死二塁に。小田嶋はフルカウントから空振り三振に打ち取り二死としたが、相川にセンター前へタイムリーヒットを打たれ先制を許す。三浦はショートゴロ。
二回裏、この回先頭のシーツがセンター前ヒットで出塁。スペンサーがファーストファウルフライに倒れた後、矢野のセカンドゴロの間に一塁走者が二進し二死二塁に。藤本は四球で二死一・二塁となるが、下柳はセカンドゴロ。

三回表、石井はピッチャーゴロ、小池の難しい当たりは鳥谷がうまく捕りショートゴロ、金城は見逃し三振で三者凡退。
三回裏、この回先頭の濱中がライト前ヒットで出塁。赤星が高いバウンドのサード内野安打を放ち無死一・二塁のチャンスを作る。しかし、鳥谷はショートゴロ併殺で二死三塁に。金本は空振り三振に倒れた。

四回表、村田はフルカウントからセンターフライ、吉村は見逃し三振、内川の大きな当たりは左翼手・金本がよく追いつきレフトフライで三者凡退。
四回裏、この回先頭のシーツがレフト前ヒットで出塁。スペンサーは大きなセンターフライ、矢野はキャッチャーファウルフライで二死となるが、藤本のレフト左への打球は左翼手・吉村がわずかに追いつけずタイムリーツーベースヒットとなり同点に追いつく。続く下柳のファーストゴロは一塁手・小田嶋が捕球できずエラーで二死一・三塁と勝ち越しのチャンスとなるが、濱中はライトフライに倒れた。

五回表、小田嶋は空振り三振、相川はピッチャーゴロ、三浦はセカンドゴロで三者凡退。
五回裏、赤星はセカンドゴロ、鳥谷は空振り三振、金本はセカンドゴロで三者凡退。

六回表、石井の打球は投手・下柳がグラブに当てながら捕球できなかったが、丁度一塁手・スペンサーのミットの方向へボールが転がりファーストゴロ。小池のセンターへ抜けそうな打球は、遊撃手・鳥谷がうまく捕り一塁へ送球するが、これを一塁手・スペンサーが捕球できず、1ヒット1エラー(ショート内野安打と、遊撃手・鳥谷の悪送球)で一死二塁に。しかし、金城の左中間への大きな当たりは赤星の守備範囲でセンターフライ、村田は空振り三振に打ち取った。
六回裏、シーツは空振り三振。一死から、スペンサーのショートゴロは、遊撃手・石井からの一塁への送球がワンバウンドとなり、一塁手・小田嶋が捕れず(記録は石井のエラー)、その間に打者走者は二塁まで進み一死二塁と勝ち越しのチャンスをつかむ。そして、矢野がフルカウントから一・二塁間を破るヒットを放ち、右翼手・金城がファンブルする間に二塁走者・スペンサーが生還し、勝ち越しに成功する。続く藤本の送りバントは、投手・三浦が捕球し二塁を封殺されるが、二塁から一塁への送球を一塁手・小田嶋が捕れず、ボールがファウルゾーンに転がっている間に、打者走者・藤本が二塁に到達する(記録はピッチャーゴロと一塁手・小田嶋のエラー)。二死二塁で、下柳の代打・林は空振り三振。

七回表、二番手・安藤が登板。三塁に秀太が入り、三塁手・シーツが一塁にまわる。吉村は空振り三振、内川はファーストゴロ、小田嶋はセカンドゴロで三者凡退。
七回裏、濱中は空振り三振、赤星はレフトフライ、鳥谷は見逃し三振で三者凡退。

八回表、三番手・ウィリアムスが登板。この回先頭の相川に追い込みながら死球を与えてしまう。三浦の代打・鶴岡は最初バントの構えもヒッティングに変え、一塁の頭上を越えるライト前ヒットを放ち、一塁走者・相川が三塁まで進み無死一・三塁のピンチとなる。一塁に代走・木村。石井がフルカウントとなったところで、ウィリアムスが一塁走者・木村を牽制で刺し一死三塁に。石井を見逃し三振に打ち取り二死三塁に。そして小池をファーストゴロに打ち取りピンチを切り抜けた。
八回裏、二番手・川村が登板。金本は空振り三振、シーツは空振り三振、ウィリアムスの代打・桧山はフルカウントから空振り三振で三者凡退。

九回表、四番手・藤川が登板。金城のレフトフライは左翼手・金本が背走しながら捕球、村田は空振り三振、吉村も空振り三振で三者凡退、試合終了。

阪神は今季43通り目のスターティングオーダーで臨み、辛くも逆転勝ちした。
首位・中日も勝ったため、首位とのゲーム差2.5は変わらず。
先発・下柳は6回を投げ82球、被安打3、与四球1、奪三振6、失点1の好投で、チームトップの7勝目をあげた。
横浜・三浦に甲子園球場で黒星をつけたのは2001年6月3日以来約5年ぶり。
また、金本が361試合連続で先発4番出場を果たし、ミスタータイガース掛布雅之に並ぶプロ野球歴代3位タイとなった。

(注目選手)

先発オーダー

横浜

  • 1
  • 石井
  • 2
  • 小池
  • 3
  • 金城
  • 4
  • 村田
  • 5
  • 吉村
  • 6
  • 内川
  • 7
  • 小田嶋
  • 8
  • 相川
  • 9
  • 三浦

阪神

  • 1
  • 濱中
  • 2
  • 赤星
  • 3
  • 鳥谷
  • 4
  • 金本
  • 5
  • シーツ
  • 6
  • スペンサー
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 下柳

審判団

  • 本塁:谷
  • 一塁:嶋田
  • 二塁:真鍋
  • 三塁:本田