2006年6月28日 広島東洋カープ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 40勝29敗2分(対広島 4勝1敗2分)
  • 富山アルペンスタジアム 18時00分開始 試合時間:3時間11分 観客数:19302人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 0 0 2 0 0 0 0 0 1 3 10 1
広島 0 0 1 0 1 0 0 0 0 2 5 0
  • (勝)安藤 4勝3敗0S (S)藤川 3勝0敗3S
  • (登板投手:ダーウィン−江草−安藤−藤川)
  • (負)ロマノ 2勝6敗0S
  • (登板投手:大竹−高橋−ロマノ)
  • (本)金本 10号(2ラン=大竹)、倉 3号(ソロ=ダーウィン)、鳥谷 6号(ソロ=ロマノ)

(試合内容)

6月27日付けで一軍登録されたダーウィンが今季初先発。
赤星が6月6日の日本ハム戦以来となる打順1番に復帰した。

一回表、先頭・赤星がフルカウントから四球で出塁。続く藤本がセンター前ヒットを放ち無死一・二塁と先制のチャンスをつかむ。しかしシーツはショートゴロ併殺で二死三塁となり、金本はショートフライに倒れた。
一回裏、東出はショートゴロ、梵はサードゴロ、前田はフルカウントから空振り三振で三者凡退。

二回表、桧山セカンドゴロの後、片岡がライト前ヒットで出塁。鳥谷はライトフライで二死後、矢野がライト前ヒットを放ち二死一・二塁とする。しかしダーウィンは空振り三振。
二回裏、新井は空振り三振、栗原はセカンドゴロ。二死から、嶋にライト前ヒットを打たれるが、倉を空振り三振に打ち取った。

三回表、この回先頭の赤星がレフト前ヒットを放つ。藤本が送りバントを決め一死二塁のチャンス。シーツはセカンドゴロで、その間に二塁走者・赤星が三進。二死三塁となって、金本がセンターバックスクリーンの左へ2ランホームランを放ち2点を先制する。桧山はフルカウントから空振り三振。
三回裏、この回先頭の松本に四球を与える。大竹に送りバントを決められ一死二塁。東出のセカンドゴロの間に二塁走者が三進し二死三塁に。梵の2球目、ワイルドピッチで三塁走者が生還、1点を献上してしまう。梵には四球を与えるが、前田をセカンドゴロに打ち取った。

四回表、片岡はセカンドライナー、鳥谷はショートゴロ、矢野はショートゴロで三者凡退。
四回裏、この回先頭の新井にレフト前ヒットを打たれる。しかし栗原は空振り三振、嶋はセカンドゴロ併殺。

五回表、ダーウィンは見逃し三振。一死後、赤星がセカンド内野安打で出塁するが、藤本のセカンドゴロで二塁封殺、シーツは空振り三振。
五回裏、この回先頭の倉にレフトスタンドへ同点のホームランを打たれる。松本はセンターフライ、大竹は空振り三振。二死後、東出がピッチャー前へセイフティバントを試みると、投手・ダーウィンは球をつかみ損ね(記録はダーウィンのエラー)二死一塁になる。しかし梵をサードゴロに打ち取った。

六回表、この回先頭の金本がライト前ヒットで出塁。桧山は見逃し三振の後、片岡のフルカウントからの打球は遊撃手・梵が捕るも何処へも投げられず内野安打となり一死一・二塁と勝ち越しのチャンスをつかむ。しかし鳥谷はスイングをとられ空振り三振に倒れ二死に。ここでブラウン監督がマウンドへ。二死一・二塁で、矢野は初球を打ってサードゴロ。
六回裏、前田はライトライナー、新井はセカンドゴロ、栗原はセカンドゴロで三者凡退。

七回表、ダーウィンの代打・林はフルカウントから空振り三振、赤星はショートゴロ。二死後、藤本がセンター前ヒットで出塁するが、シーツはライトフライ。
七回裏、二番手・江草が登板。この回先頭の嶋にストレートの四球を与える。倉のピッチャー前に大きく弾んだ送りバントは、投手・江草が捕球し二塁へ送球するもセーフ(記録は江草の野選)となり無死一・二塁のピンチを迎える。松本に対しては、カウント0−3からフルカウントまでもって行くが、送りバントを決められ一死二・三塁となる。大竹の代打・緒方には勝負を避けた形で敬遠気味の四球を与え一死満塁とするが、東出、梵を連続空振り三振に打ち取りピンチを切り抜けた。

八回表、二番手・高橋が登板。金本が空振り三振に倒れた後、桧山に代打・スペンサーが告げられると、広島は三番手・ロマノに投手交代。スペンサーはサードゴロ、片岡はライトフライで三者凡退。
八回裏、三番手・安藤が登板。右翼に代打したスペンサー、三塁に関本が入る。この回先頭の前田にショート内野安打を打たれる。しかし新井、栗原、嶋を三者連続で空振り三振に打ち取った。

九回表、この回先頭の鳥谷がレフトスタンドへ勝ち越しのホームランを放つ。矢野ショートゴロの後、関本がフルカウントから四球を選び出塁。赤星のショートゴロの間に一塁走者が二進し二死二塁となるが、藤本はいい当たりもセカンドライナー。
九回裏、マウンドは四番手・藤川。倉の代打・森笠にショートの横を抜くレフト前ヒットを打たれる。松本のピッチャー前への送りバントは投手・藤川が捕り二塁へ送球し二塁をアウトとする。一死一塁となり、ロマノの代打・浅井はセカンドへのハーフライナーで、飛び出していた一塁走者・松本も戻れず併殺となり試合終了。

阪神は今季40勝目。6月の勝ち越しが確定した。なお、首位・中日も40勝目をあげ、ゲーム差1.5は変わらず。
先発・ダーウィンは6回を投げ81球、3安打2四球1暴投5奪三振2失点の内容で、先発としての役割を果たした。
3番手・安藤が、中継ぎでは2004年8月3日以来となる勝ち星で今季4勝目。
救援した藤川は1回を無失点に抑え、連続無失点の記録を更に43回2/3にのばし、西武時代の豊田清(現・巨人)と並ぶ歴代1位タイの34試合連続無失点を記録した。
三回表に今季10号の先制2ランを放った金本は、これで13年連続の2桁本塁打を達成。

(注目選手)

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 桧山
  • 6
  • 片岡
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • ダーウィン

広島

  • 1
  • 東出
  • 2
  • 3
  • 前田
  • 4
  • 新井
  • 5
  • 栗原
  • 6
  • 7
  • 8
  • 松本
  • 9
  • 大竹

審判団

  • 本塁:吉本
  • 一塁:渡田
  • 二塁:井野
  • 三塁:有隅