2006年6月20日 阪神タイガース vs. 千葉ロッテマリーンズ

  • 阪神タイガース 成績 38勝27敗1分(対ロッテ 5勝1敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:3時間1分 観客数:34713人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 8 1
阪神 0 0 1 0 0 1 0 0 X 2 6 0
  • (勝)福原 4勝1敗0S (S) 久保田 4勝5敗16S
  • (登板投手:福原−藤川−ウィリアムス−久保田)
  • (負)小野 4勝5敗0S
  • (登板投手:小野−高木−バーン−藤田−神田)
  • (本)

(試合内容)

試合前のイベントとして「夢のスピードガン対決」が行われた。ロッテからは西岡、青野、阪神からは野口、藤本が参加した。結果はロッテ・西岡が142キロを出したこともあり、ロッテが勝利した。

一回表、西岡はファーストゴロ、ワトソンは空振り三振、福浦の打球は三塁手・片岡が好捕しサードゴロで三者凡退。
一回裏、鳥谷はピッチャーゴロ、赤星はピッチャーゴロ。二死から、シーツがセンター前ヒットで出塁するが、金本はファーストゴロ。

二回表、フランコは空振り三振、里崎は空振り三振、大松はピッチャーゴロで三者凡退。
二回裏、スペンサーはショートゴロ、片岡はファーストゴロ。二死から、矢野がレフト線へツーベースヒットを放つと、続く藤本は敬遠気味のストレートの四球で二死一・二塁となるが、福原は見逃し三振。

三回表、この回先頭の今江にレフト前ヒットを打たれる。続く堀には粘られるもフルカウントから空振り三振に打ち取り、二塁へ走っていた今江も盗塁死で二死走者なしとなる。小野は見逃し三振で結局3人で打ち取った。
三回裏、この回先頭の鳥谷が三遊間を破るレフト前ヒットで出塁。赤星が一二塁間を破るライト前ヒットで続き、無死一・二塁のチャンスをつかむ。シーツは中途半端なバッティングでピッチャーゴロ併殺に倒れ二死三塁となってしまうが、金本がレフト線にポトリに落ちるタイムリーヒットを放ち1点を先制する。スペンサーはショートゴロ。

四回表、西岡ショートライナーで一死後、ワトソンにフルカウントから四球を与える。福浦はフルカウントからショートゴロ、スタートを切っていた一塁走者は二塁へ進み二死二塁とされるが、フランコをフルカウントからピッチャーゴロに打ち取った。
四回裏、片岡は11球粘るも、いい当たりのファーストライナー。矢野はピッチャーゴロ、藤本はショートゴロで三者凡退。

五回表、里崎はライトフライ、大松にはライトポール際右へあわやホームランかという大飛球を飛ばされるが空振り三振。二死から、今江にセンター前ヒットを打たれる。続く堀にはショート後方、センター前方にポトリと落ちるヒットを打たれ二死一・三塁とされるが、小野の代打・平下をセカンドゴロに打ち取った。
五回裏、二番手・高木が登板。福原は空振り三振、鳥谷は空振り三振、赤星はレフトフライで三者凡退。

六回表、この回先頭の西岡にレフト線ギリギリに入るツーベースヒットを打たれ、無死二塁のピンチ。ワトソンのピッチャーゴロの間に二塁走者が三進し、一死三塁とされるが、福浦をファーストゴロに打ち取り二死三塁に。そしてフランコのレフトファウルゾーンへの打球は左翼手・金本がよく追いつきレフトファウルフライに打ち取った。
六回裏、三番手・バーンが登板。左翼にベニーが入る。この回先頭のシーツがセンター前ヒットで出塁。金本のファーストゴロは、一塁手・福浦のセカンドへの送球が一塁走者・シーツの左肩付近に当たり、大きくはねる間にシーツが三進し、無死一・三塁のチャンスをつかむ。スペンサーは一塁後方にあがるセカンドフライに倒れるが、片岡が右中間へ犠牲フライを放ち、三塁走者が生還して1点を追加する。矢野は空振り三振。

七回表、二番手・藤川が登板。三塁に関本が入る。里崎にはライトポール際右へ大きなファウルを打たれるも、サードゴロ。大松には三塁の横を抜くレフト前ヒットを打たれる。今江をセンターフライに打ち取った後、堀に右中間へツーベースヒットを打たれ二死二・三塁のピンチとなる。しかしベニーを空振り三振に打ち取った。

七回裏、この回先頭の藤本がストレートの四球で出塁。関本は送りバントを試みるもピッチャー正面に転がした打球は捕手・里崎が捕球して二塁を封殺され、送りバント失敗。更に一塁へ転送され一塁もアウトで併殺打となる。ここでロッテはバーンから藤田に交代。二塁に渡辺正が入った。鳥谷は見逃し三振。

八回表、三番手・ウィリアムスが登板。この回先頭・西岡の投手の頭上を越えるボテボテの当たりは、二塁ベースの近くで二塁手・藤本がよく捕るも、打者走者・西岡の足が速く、セカンド内野安打に。ワトソンの代打・サブローは空振り三振に打ち取るが、一塁走者・西岡は二塁盗塁に成功し一死二塁。しかし福浦はフルカウントから空振り三振、渡辺正の代打・青野はキャッチャーファウルフライに打ち取った。
八回裏、赤星は空振り三振、シーツはショートゴロで二死後、金本はスッポ抜けた変化球がヘルメット後部に当たり死球で出塁。ここでロッテの投手は藤田から神田に交代(なお、投手・藤田に対して球審・柿木園は危険球退場の宣告はせず)。一塁手が辻に交代。スペンサーは空振り三振。

九回表、四番手・久保田が登板。右翼に中村豊が入った。里崎サードゴロの後、大松にライト線へツーベースヒットを打たれるが、今江はセンターへの浅いフライ、辻はセカンドゴロで試合終了。

阪神は今季4度目の完封勝ちで、首位・中日とはゲーム差無しの2位とした。
先発・福原は6回を投げ101球、4安打1四球6奪三振無失点の好投。6月1日の対楽天戦から4連勝で4勝目をあげた。
阪神の交流戦成績は21勝15敗で、12球団中3位の成績。
ロッテは今季7度目の完封負けも、ヤクルトが敗れたため2年連続で交流戦単独優勝となった。

(注目選手)

先発オーダー

ロッテ

  • 1
  • 西岡
  • 2
  • ワトソン
  • 3
  • 福浦
  • 4
  • フランコ
  • 5
  • 里崎
  • 6
  • 大松
  • 7
  • 今江
  • 8
  • 9
  • 小野

阪神

  • 1
  • 鳥谷
  • 2
  • 赤星
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • スペンサー
  • 6
  • 片岡
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 福原

審判団

  • 本塁:柿木園
  • 一塁:友寄
  • 二塁:丹波
  • 三塁:嶋田