2006年6月19日 阪神タイガース vs. 北海道日本ハムファイターズ

  • 阪神タイガース 成績 37勝27敗1分(対日本ハム 3勝3敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:3時間8分 観客数:36193人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
日本ハム 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 9 0
阪神 0 0 0 0 5 0 0 0 X 5 11 1
  • (勝)井川 5勝4敗0S (S)久保田 4勝5敗15S
  • (登板投手:井川−藤川−ウィリアムス−久保田)
  • (負)金村 4勝4敗0S
  • (登板投手:金村−清水−トーマス)
  • (本)金本 9号(2ラン=金村)

(試合内容)

試合前のイベントとして「夢のスピードガン対決」が行われた。日本ハムからは中嶋、稲田、飯山、阪神からは中村豊、関本、浅井が参加した。結果は20年目のベテラン日本ハム・中嶋が146キロを計測し、他の2選手との合計417で勝利。阪神は合計398で敗れた。

また、6月17日の対オリックス戦で死球を受けた今岡は、西宮市内の病院で再検査を受け「右手尺骨部の骨ざ傷」と診断され、前日に続いて試合を欠場した。

一回表、森本は見逃し三振、田中賢は空振り三振、小笠原はレフトフライの三者凡退。
一回裏、鳥谷セカンドゴロの後、赤星が三遊間を破るレフト前ヒットで出塁。続くシーツが右中間へライト前ヒットを放つと、一塁走者の赤星が一気に三塁まで進み、一死一・三塁と先制のチャンスをつかむ。しかし金本はフルカウントからライトへの浅いフライで走者動けず。スペンサーはフルカウントからセンターフライ。

二回表、この回先頭のセギノールに三遊間を破るレフト前ヒットを打たれる。しかし、稲葉はショート後方へのフライ、SHINJOはサードゴロ併殺に打ち取った。
二回裏、片岡はセカンドゴロ、矢野の一・二塁間への打球は二塁手・田中賢の好捕でセカンドゴロ、藤本は空振り三振で三者凡退。

三回表、鶴岡ショートゴロの後、飯山に四球を与える。金村は送りバントを試みるも捕手・矢野が捕球し二塁へ送球し二塁封殺、二死一塁とする。続く森本に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれ二死一・二塁のピンチを迎えるが、田中賢をレフトフライに打ち取った。
三回裏、井川空振り三振の後、鳥谷がフルカウントから四球で出塁。しかし赤星はライトフライで二死一塁。シーツがレフトへツーベースヒットを放ち二死二・三塁のチャンスをつかむ。しかし金本はセカンドゴロに倒れた。

四回表、小笠原レフトフライの後、セギノールにショートの横を抜くレフト前ヒットを打たれるが、稲葉をセカンドゴロ併殺に打ち取った。
四回裏、スペンサーはピッチャーゴロ、片岡は空振り三振。二死から、矢野がもう少しでホームランという右中間フェンス直撃のツーベースヒットを放つ。藤本は敬遠の四球で二死一・二塁。井川のセンターへ抜けるかという打球は遊撃手・飯山がよく捕球するも内野安打となり二死満塁となる。しかし、鳥谷の打球は二塁手・田中賢の好守に阻まれセカンドゴロに倒れた。

五回表、この回先頭のSHINJOにライト前ヒットを打たれる。鶴岡は空振り三振、飯山はライトライナー。二死から、金村にレフト前ヒットを打たれる。しかし、森本の打球は左翼手・金本がよく追いつきレフトフライ。
五回裏、投手・金村が投球練習後に一旦ベンチに下がったが、再びマウンドに上がった。この回先頭の赤星が四球で出塁。シーツがレフトフライに倒れた後、金本がセンター右へ先制の2ランホームランを放つ。続くスペンサーが三遊間を破るレフト前ヒットを放つと、片岡がレフト前ヒットで続き、一死一・二塁とする。そして、矢野が右中間を破る2点タイムリースリーベースヒットを放つ。更に藤本がライト線へタイムリーツーベースヒットを放ち、日本ハムの先発・金村をKO。投手が清水に交代した。
井川のセカンドゴロの間に二塁走者・藤本が三進し二死三塁に。しかし鳥谷はセンターライナー。

六回表、先頭の田中賢にライト前ヒットを打たれる。小笠原のレフトへの打球は左翼手・金本が懸命に前進するも追いつけずレフト前ヒットとなり無死一・二塁。セギノールのファーストゴロは、一塁手・シーツが前にこぼすも自分でベースに入り一塁アウト。その間に走者が進み一死二・三塁のピンチ。そして、稲葉に三塁の横を抜くタイムリーヒットを打たれ1点を失う。尚も一死一・三塁のピンチでSHINJOに三遊間を破るタイムリーヒットを打たれ更に1点を失う。ここで久保ピッチングコーチがマウンドへ。なおも、一死一・二塁のピンチだったが、鶴岡の代打・田中幸はフルカウントから見逃し三振、飯山はサードゴロ。
六回裏、捕手が中嶋に交代。赤星の三塁寄りのショートゴロは三塁手・飯山の強肩で間一髪アウト。シーツはセカンドゴロ、金本はセカンドライナーで三者凡退。

七回表、投手が二番手・藤川に交代。清水の代打・プロ初打席となる稲田のサードゴロは三塁手・片岡が一旦前にこぼすもなんとか一塁へ送球しアウトに。森本は空振り三振、田中賢には粘られるもフルカウントから見逃し三振。
七回裏、三番手・トーマスが登板。スペンサー見逃し三振の後、片岡の代打・関本が四球で出塁。矢野が三遊間を破るヒットで続き、一死一・二塁となるが、藤本はセカンドゴロ併殺。

八回表、三番手・ウィリアムスが登板。三塁に代打した関本が入り、右翼に中村豊が入る。小笠原は空振り三振、セギノールはショートゴロ、稲葉は空振り三振で三者凡退。
八回裏、ウィリアムスの代打・濱中はセンターフライ、鳥谷は空振り三振、赤星はレフトファウルフライの三者凡退。

九回表、四番手・久保田が登板。SHINJOは空振り三振、中嶋の代打・木元の三遊間への打球は関本が捕れず、鳥谷が追いついたかに見えたがグラブからこぼれ記録はエラーで一死一塁。飯山の代打・小田をサードファウルフライに打ち取った後、トーマスの代打・坪井にライト線へツーベースヒットを打たれ、二死ニ・三塁とされる。しかし、森本の三遊間への打球は鳥谷が捕りショートゴロで試合終了。

先発・井川は6回を投げ77球、9安打1四球2失点で5勝目。
阪神は交流戦20勝目で、試合の無かった首位・中日とのゲーム差を0.5とした。
日本ハムは、勝率が5割となり、交流戦負け越しが決定。
なお、日本ハム・セギノールが交流戦新記録となる18試合連続安打を記録した。

(注目選手)

  • 矢野 輝弘:タイムリースリーベースヒットを含む3安打2打点
  • 金本 知憲:2度のチャンスに凡退するも、先制2ランホームラン

先発オーダー

日本ハム

  • 1
  • 森本
  • 2
  • 田中賢
  • 3
  • 小笠原
  • 4
  • セギノール
  • 5
  • 稲葉
  • 6
  • SHINJO
  • 7
  • 鶴岡
  • 8
  • 飯山
  • 9
  • 金村

阪神

  • 1
  • 鳥谷
  • 2
  • 赤星
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • スペンサー
  • 6
  • 片岡
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 井川

審判団

  • 本塁:谷
  • 一塁:佐藤
  • 二塁:嶋田
  • 三塁:山村