2006年6月14日 東北楽天ゴールデンイーグルス vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 34勝25敗1分(対楽天 3勝2敗0分)
  • フルキャストスタジアム宮城 18時00分開始 試合時間:4時間23分 観客数:18841人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 0 0 0 0 0 0 0 1 0 2 3 10 0
楽天 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 9 0
  • (勝)福原 3勝1敗0S (S)藤川 3勝0敗1S
  • (登板投手:福原−藤川)
  • (負)有銘 0勝2敗0S
  • (登板投手:一場−吉田−青山−河本−徳元−有銘)
  • (本)

(試合内容)

一回表、鳥谷ショートゴロの後、赤星がセンター前ヒットで出塁。シーツがセンターフライに倒れた後、金本の初球に一塁走者・赤星が二塁盗塁に成功。金本がストレートの四球で歩いて二死一・二塁となった後、今岡の打席でパスボールがあり、二塁走者・赤星が三進して二死一・三塁になる。しかし、今岡は見逃しの三振。
一回裏、リック空振り三振の後、関川にレフト前ヒットを打たれる。しかし、鉄平にはいい当たりを打たれるもセンターライナー、フェルナンデスはライトフライ。

二回表、桧山が空振り三振に倒れた後、スペンサーがセンター前ヒットで出塁。矢野が空振り三振に倒れた後、関本がフルカウントから四球で歩いて二死一・二塁となる。しかし、鳥谷はファーストゴロ。
二回裏、先頭・山崎武に四球を与えるが、礒部をサードゴロ併殺。沖原は見逃し三振で、結局3人で打ち取った。

三回表、先頭・赤星がライト前ヒットで出塁。シーツ空振り三振の後、金本の初球に一塁走者・赤星が二塁盗塁に成功。金本が四球を選んで一死一・二塁となる。しかし、今岡はフルカウントからセカンドフライ、桧山はフルカウントから右中間へのセンターフライ。
三回裏、先頭・塩川の打球は高いバウンドとなってサード内野安打となる。カツノリ空振り三振の後、リックにセンター前ヒットを打たれ、一死一・三塁のピンチを招く。そして、関川にライトへタイムリーツーベースヒットを打たれ、先制を許す。一死二・三塁で、鉄平はショートフライで二死。フェルナンデスは敬遠気味の四球で歩かせて二死満塁となる。山崎武に痛烈な当たりを打たれるが、レフトライナーで、なんとか1点で凌いだ。

四回表、スペンサーはレフトフライ、矢野は初球を打ってレフトへ大きな当たりを放つもフェンス手前でキャッチされレフトフライ、関本は空振り三振で三者凡退。
四回裏、礒部は空振り三振、沖原はセカンドゴロで二死後、塩川にセンター前ヒットを打たれるが、カツノリはサードゴロ。

五回表、先頭・鳥谷がフルカウントから四球で出塁するが、赤星セカンドゴロで二塁封殺。シーツもセカンドゴロで二塁封殺。二死一塁となって、金本はライトフライ。
五回裏、先頭・リックに初球をレフト前に運ばれ、関川にバントヒットを決められて無死一・二塁のピンチとなる。しかし、鉄平はフルカウントからショートゴロ併殺。二死三塁となって、フェルナンデスは空振り三振に打ち取りピンチ脱出。

六回表、先頭・今岡が粘ってフルカウントから四球を選ぶ。桧山サードファウルフライで一死。スペンサーの飛球はライトフライかと思われたが、二塁手・塩川と右翼手・礒部が譲り合う形になり、ライト前にポトリと落ちるヒットとなって、一死一・二塁のチャンスをつかむ。しかし、矢野は空振り三振、関本はセカンドゴロ。
六回裏、先頭・山崎武にセンター前ヒット、礒部にストレートの四球を与えて無死一・二塁のピンチを招く。ここで、久保投手コーチがマウンドへ。沖原の送りバントは小飛球となり、捕手・矢野がワンバウンドで捕球して三塁封殺、さらに三塁から二塁へ、二塁から一塁へと転送され、トリプルプレー完成でピンチ脱出。

七回表、鳥谷ショートゴロの後、赤星が粘ってフルカウントから四球を選んで出塁。シーツの打席で一塁走者・赤星が二塁盗塁に成功。一死二塁で、シーツはフルカウントから右中間へのセンターフライ。二塁走者・赤星がタッチアップで三進。ここで鹿島投手コーチがマウンドへ。金本は敬遠の四球。二死一・三塁で、今岡はサードゴロ。
七回裏、塩川はセカンドゴロ、カツノリはファーストファウルフライ、リックはショートゴロで三者凡退。

八回表、桧山がフルカウントから高めのボール球を振って空振り三振に倒れた後、スペンサーがショートの横を抜くレフト前ヒットで出塁。代走は赤松。矢野の打席で一塁走者・赤松が二塁盗塁に成功。さらに、その後ワイルドピッチがあり、二塁走者・赤松が三進。矢野がフルカウントから四球を選んで、一死一・三塁になった後、関本の代打・濱中がフルカウントからライトへタイムリーヒットを放って、ようやく同点とする。ここで投手が吉田に交代。一死一・三塁で、鳥谷が空振り三振に倒れた後、赤星がフルカウントから四球を選んで満塁となる。ここで投手が青山に交代。二死満塁で、シーツは空振り三振。
八回裏、二塁手が藤本に交代。関川はショートゴロ、鉄平は空振り三振、フェルナンデスはファーストゴロで三者凡退。

九回表、先頭・金本がストレートの四球、今岡が三遊間を破るレフト前ヒットを放ち、無死一・二塁のチャンスをつかむ。桧山はファーストゴロで二塁封殺。赤松の代打に片岡が告げられたところで、楽天は投手を河本にスイッチ。これを見て阪神は代打の代打・浅井を起用。一死一・三塁で、浅井はセカンドフライ。ここで投手が徳元に交代。二死一・三塁で、矢野がストレートの四球を選んで二死満塁になるが、藤本はライトフライ。
九回裏、山崎武はセカンドゴロ、礒部はフルカウントからショートライナー、沖原はレフトライナーで三者凡退。
試合は3試合連続となる延長戦へ。

十回表、投手が有銘に交代。先頭・鳥谷がセンター前ヒットで出塁。赤星は送りバントをするも小飛球となりサードフライ。つづくシーツがセンター前ヒットを放ち、一死一・二塁のチャンスをつかむ。金本の打席でワイルドピッチがあり、各走者が進塁して一死二・三塁に。そして、金本がストレートの四球で歩いて、一死満塁となる。今岡はショートゴロで併殺コースだったが、二塁封殺になるも、一塁はセーフで、阪神が勝ち越す。桧山の打席で一塁走者・今岡が二塁盗塁に成功し、二死二・三塁になった後、桧山の止めたバットに当たった打球はサードへのボテボテのゴロとなり、タイムリー内野安打となって、三塁走者・シーツが本塁に生還。なおも二死一・三塁だったが、浅井はピッチャーゴロ。
十回裏、投手が藤川に交代。塩川には粘られるも空振り三振、カツノリの代打・憲史はレフトフライで二死後、リックにフルカウントから三塁の横を抜くレフト前ヒットを打たれるが、関川は空振り三振で試合終了。

先発・福原は9回を投げ129球、8安打、3四球、6奪三振、1失点の好投で3勝目。
2番手・藤川が今季初セーブをマーク。
首位・中日が引き分けたが、勝率で中日がわずかに上回っていることから、阪神は首位とゲーム差無しの2位のまま。
この試合で、阪神は六回裏にトリプルプレーを完成。2004年7月27日の対中日戦(甲子園)以来2年ぶりで球団としては史上8度目。
また、阪神はプロ野球記録でもある球団ワーストの18残塁(1943年、1973年、1990年にマーク)を上回る19残塁をマークし、プロ野球記録を更新した。
なお、楽天の先発・一場は中4日で登板し、7回1/3を投げ168球1失点の力投を見せた。

(注目選手)

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 鳥谷
  • 2
  • 赤星
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • DH
  • スペンサー
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 関本
  • -
  • 福原

楽天

  • 1
  • DH
  • リック
  • 2
  • 関川
  • 3
  • 鉄平
  • 4
  • フェルナンデス
  • 5
  • 山崎武
  • 6
  • 礒部
  • 7
  • 沖原
  • 8
  • 塩川
  • 9
  • カツノリ
  • -
  • 一場

審判団

  • 本塁:本田
  • 一塁:栄村
  • 二塁:名幸
  • 三塁:山村