2006年6月11日 阪神タイガース vs. 西武ライオンズ

  • 阪神タイガース 成績 33勝24敗1分(対西武 2勝4敗0分)
  • 阪神甲子園球場 14時00分開始 試合時間:4時間14分 観客数:48491人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
西武 0 0 1 1 2 0 0 0 0 0 0 4 9 0
阪神 2 1 0 0 0 0 0 1 0 0 1x 5 10 2
  • (勝)久保田 4勝4敗13S (S)
  • (登板投手:江草−藤川−ウィリアムス−久保田)
  • (負)小野寺 1勝1敗13S
  • (登板投手:西口−星野−石井貴−三井−小野寺)
  • (本)平尾 4号(2ラン=江草)

(試合内容)

一回表、赤田は止めたバットにボールが当たってファーストゴロ、片岡は空振り三振で二死後、中島にセンターへツーベースヒットを打たれるが、カブレラはセンターフライ。
一回裏、先頭・鳥谷が一二塁間を破るライト前ヒットで出塁すると、赤松が送りバントを決め一死二塁とする。シーツはサードライナーに倒れるが、金本がセンターオーバーのフェンス直撃のタイムリーツーベースヒットを放ち先制。濱中は初球を打ってファウルフライと思われたが、一塁手・カブレラが一旦グラブにボールを入れるも落球。助かった濱中はフルカウントから一二塁間を破るライト前タイムリーヒットを放ち2点目。片岡の打席で濱中が二塁盗塁を試みるも失敗。

二回表、和田はライトフライ、平尾はセンターフライで二死後、栗山に三塁線を破られるが、左翼手・金本のボールの処理が早く、シングルヒットにとどめる。細川は空振り三振。
二回裏、先頭・片岡がライトへツーベースヒットを放って出塁。関本は初球を打ってライトフライ、浅井もライトフライだったが、二塁走者・片岡がタッチアップで三進。二死三塁となって、江草がライト前タイムリーヒットを放つ。鳥谷は空振り三振。

三回表、西口ライトフライの後、赤田にレフト前ヒット、片岡に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれ、一死一・二塁のピンチとなる。そして、中島にセンター前タイムリーヒットを浴びる。なおも、一死一・二塁だったが、カブレラはセンターフライ、和田はフルカウントから見逃し三振。
三回裏、赤松セカンドゴロの後、シーツがレフト前ヒットで出塁するが、金本はファーストファウルフライ、濱中は空振り三振。

四回表、平尾にフルカウントから四球、栗山に死球を与え、無死一・二塁のピンチを招く。ここで久保投手コーチがマウンドへ。細川の送りバントを捕球した投手・江草が三塁へ悪送球してしまい、三塁走者・平尾が生還。なおも、無死二・三塁だったが、西口はセカンドゴロ、赤田は見逃し三振、片岡はライトフライに打ち取った。
四回裏、片岡はライトフライ、関本はフルカウントから空振り三振、浅井はショートゴロで三者凡退。

五回表、先頭・中島にレフト前ヒットを打たれる。カブレラはファーストファウルフライ、和田はショートフライで二死後、平尾の打席で捕手・浅井がワンバウンド投球を弾いた際に、一塁走者・中島が二塁へ進塁し、さらに捕手・浅井が二塁へ悪送球をしてしまい、走者・中島は三進して、二死三塁となる。そして平尾にフルカウントからレフトポール際へ逆転2ランホームランを打たれる。栗山はフルカウントからレフトフライ。
五回裏、江草の代打・桧山はライトフライ、鳥谷はセカンドゴロ、赤松は空振り三振で三者凡退。

六回表、投手が藤川に、捕手が野口に、中堅手が前の回に代打で登場した桧山に交代。細川は空振り三振、西口は見逃し三振で二死後、赤田に右中間を破るスリーベースヒットを打たれるが、片岡は空振り三振。
六回裏、シーツは空振り三振、金本サードファウルフライ、濱中は空振り三振で三者凡退。

七回表、中島はライトフライ、カブレラはセカンドゴロ、和田はファースト後方へのセカンドファウルフライで三者凡退。
七回裏、先頭・片岡がフルカウントから三遊間を破るヒットで出塁。代走に藤本。関本が送りバントを決め一死二塁。野口はショートフライで二死二塁に。ここで西武は星野に投手交代。桧山はファーストゴロに倒れた。

八回表、投手がウィリアムスに、二塁手が藤本に交代し、三塁に二塁から関本がまわった。平尾はショートゴロ、栗山の代打・高山はセカンドゴロ、細川は空振り三振で三者凡退。
八回裏、右翼に高山が入る。先頭・鳥谷が左中間へツーベースヒットを放つ。ここで西武は星野から石井貴に交代。ウィリアムスの代打・中村豊は送りバントをするも、三塁手・平尾が猛ダッシュで突っ込んで捕球し、二塁走者動けず。しかし、シーツがセカンドの横を抜くライト前タイムリーヒットを放ち、同点に追いつく。金本敬遠で一死一・二塁。濱中の三遊間へのいい当たりは中島の好捕にあいショートライナー併殺。

九回表、四番手・久保田が登板。代打した中村豊が中堅に入り、桧山が右翼にまわった。石井貴の代打・高木セカンドゴロの後、赤田に四球を与える。片岡の初球にワイルドピッチがあり、一塁走者が二進。更に三球目にもワイルドピッチがあり、二塁走者が三進。ここで久保ピッチングコーチがマウンドへ。一死三塁で、片岡は高めのボール球を振らせて空振り三振、中島はセカンドフライに打ち取り、得点は許さず。
九回裏、四番手・三井が登板。藤本は空振り三振、関本はフルカウントからショートゴロ、野口は空振り三振で三者凡退。
試合は延長戦へ。

十回表、この回が始まる前に、西武ナインは円陣を組む。カブレラはセンターフライ、和田の叩きつけた打球はショート手前で大きく跳ね、センター前ヒットに。代走は福地。平尾の打席、ワイルドピッチで一塁走者が二進。平尾は空振り三振で二死二塁となった後、高山の打球はセンターオーバーかと思われたが、中堅手・中村がバックしながらジャッピングキャッチするファインプレーを見せセンターフライ。
十回裏、桧山はライトフライ、鳥谷は空振り三振、中村豊はピッチャーゴロで三者凡退。

十一回表、細川は空振り三振、三井の代打・中村は空振り三振、赤田は見送り三振で、三者連続三振。
十一回裏、西武のクローザー・小野寺が登板。シーツがライトフライに倒れた後、金本がストレートの四球で出塁。久保田の代打・スペンサーはフルカウントから四球を選び、一死一・二塁となる。そして、藤本の代打・今岡がライトオーバーのタイムリーヒットを放ち、阪神がサヨナラ勝ちをおさめた。

阪神は今季6度目のサヨナラ勝ち。首位・中日が敗れたため、替わって阪神が首位に復帰。
今岡自身は4本目となるサヨナラ打。
四番手・久保田は、3つの暴投があったものの、中村豊のファインプレーにも助けられ、3回を投げ西武に本塁を踏ませなかった。
西武・小野寺は今季初黒星。

(注目選手)

  • 今岡 誠:延長十一回代打サヨナラヒット
  • 鳥谷 敬:2安打を放ち先制打と同点打で本塁を踏み2得点
  • 久保田 智之:3つの暴投も3回無失点

先発オーダー

西武

  • 1
  • 赤田
  • 2
  • 片岡
  • 3
  • 中島
  • 4
  • カブレラ
  • 5
  • 和田
  • 6
  • 平尾
  • 7
  • 栗山
  • 8
  • 細川
  • 9
  • 西口

阪神

  • 1
  • 鳥谷
  • 2
  • 赤松
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 片岡
  • 7
  • 関本
  • 8
  • 浅井
  • 9
  • 江草

審判団

  • 本塁:友寄
  • 一塁:橘高
  • 二塁:嶋田
  • 三塁:前田