2006年6月9日 阪神タイガース vs. 西武ライオンズ

  • 阪神タイガース 成績 32勝23敗1分(対西武 1勝3敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:3時間31分 観客数:48497人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
西武 0 0 0 0 1 0 4 2 3 10 15 0
阪神 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 4 2
  • (勝)松坂大 8勝2敗0S (S)
  • (登板投手:松坂大)
  • (負)下柳 4勝5敗0S
  • (登板投手:下柳−ダーウィン−金澤)
  • (本)中島 11号(3ラン=ダーウィン)、松坂大 1号(2ラン=ダーウィン)

(試合内容)

札幌での日本ハム戦で足を痛めた赤星はベンチ入りせず、試合を欠場した。代わって一番は鳥谷、中堅にはスペンサーが入った。
また西武・赤田はユニホームを忘れ「背番号85」の上田守備走塁コーチ補佐のユニホームを借用しての試合出場となった。

一回表、赤田は初球を打ってレフトフライ。一死から片岡にセンター前ヒットを打たれるが、中島は初球を打ってライトフライ。カブレラの打席で片岡が二塁盗塁を試みるも失敗し3アウト。
一回裏、鳥谷が見逃しの三球三振で一死後、藤本が四球を選んで出塁すると、シーツが右中間へヒットを放ち一死一・三塁と先制のチャンスをつかむ。しかし、金本はフルカウントからショートゴロ併殺に倒れた。

二回表、カブレラはファーストファウルフライ、和田はセカンドゴロで二死後、中村に左中間を破るツーベースヒットを打たれる。しかし高山を空振り三振に打ち取った。
二回裏、濱中はショートフライ、今岡は空振り三振、スペンサーも空振り三振で三者凡退。

三回表、この回先頭の細川にセンターオーバーのツーベースヒットを打たれる。松坂大の送りバントは捕手・矢野が捕り三塁へ送球、三塁へ走っていた二塁走者はアウトとなり一死一塁に。赤田の一・二塁間への打球は二塁手・藤本が追いつきながらもバウンドを合わせられず、セカンドエラーとなって一死一・二塁のピンチとなる。片岡のセンター深いところへの打球は、スペンサーが懸命にバックし、フェンスに激突するもジャンピングキャッチしてセンターフライ。二塁走者・松坂はタッチアップで三進し、二死一・三塁となるが、中島はサードゴロに打ち取る。
三回裏、この回先頭の矢野がバットを折りながらもレフト前ヒットで出塁。下柳が送りバントを決め、一死二塁と得点圏に走者を進める。鳥谷がレフト前へタイムリーヒットを放ち二塁走者の矢野が生還、1点を先制する。藤本はサードファウルフライ、シーツは空振り三振。

四回表、先頭・カブレラにセンター前ヒットを打たれる。和田空振り三振の後、中村の打球は遊撃・鳥谷が飛び込みダイビングキャッチ、二塁を封殺。高山に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれ二死一・二塁とされる。そして、細川に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれるが、左翼手・金本が本塁へ好返球し、二塁走者・中村を本塁でタッチアウト。この回も得点を許さなかった。
四回裏、金本レフトフライ、濱中ファーストゴロ、今岡空振り三振で三者凡退。

五回表、松坂大センターフライの後、赤田はセンター前ヒット。片岡はサードゴロだったがヒットエンドランで走っていた一塁走者は二塁へ到達、一塁アウトのみで二死二塁とされる。続く中島に右中間を破るタイムリーツーベースヒットを打たれ同点に追いつかれる。ここで久保ピッチングコーチがマウンドへ行き一息入れる。二死二塁でカブレラは見逃し三振。
五回裏、スペンサーはファーストライナー、矢野は空振り三振、下柳は空振り三振で三者凡退。

六回表、和田はレフトフライ、中村は見逃し三振、高山はライトフライで三者凡退。
六回裏、鳥谷は空振り三振、藤本も空振り三振、シーツも空振り三振で三者連続三振(前の回から五者連続三振)で三者凡退。

七回表、細川に13球粘られフルカウント四球を与える。松坂大の初球、バントの構えからヒッティングに切り替えるも空振り。捕手・矢野が一塁へ牽制球を投げるも一塁ベースカバーに誰も居らず(記録はキャッチャーのエラー)、一塁走者は二塁進塁、無死二塁となる。松坂は空振り三振の後、赤田に左中間フェンス直撃のタイムリーツーベースヒットを打たれ、勝ち越しを許す。
片岡に四球を与え、一死一・二塁となったところで投手をダーウィンに交代するが、中島に3ランホームランを左中間スタンドに叩き込まれ、一気に点差を広げられる。カブレラはショートゴロ、和田はセカンドゴロ。
七回裏、金本はサードゴロ、濱中は空振り三振、今岡はセカンドフライで三者凡退。

八回表、この回先頭の中村に死球を与える。代走に福地。高山は空振り三振に打ち取るが、二塁へ走った福地は盗塁成功で一死二塁に。細川のセカンドゴロで走者が進塁し二死三塁とされると、松坂にレフトスタンドへ2ランホームランを打たれてしまう。赤田は空振り三振。
八回裏、右翼に福地、三塁に平尾が入る。スペンサーは見逃し三振、矢野の代打・桧山はライトライナー、ダーウィンの代打・片岡は空振り三振。

九回表、捕手が浅井に、投手が金澤に交代。中堅に藤原が入る。片岡にセンター前ヒット、中島にレフトへツーベースヒットを打たれ無死二・三塁にしてしまうと、カブレラにレフト前タイムリーヒットを打たれる。さらに、和田のレフト前方にあがった打球は遊撃手・鳥谷が追いかけるも捕れず、タイムリーヒットとなり三塁走者が生還。尚も無死一・二塁で福地はファーストゴロで二塁封殺となり一死一・三塁に。平尾の一二塁間への当たりは二塁手・藤本がよく追いつきセカンドゴロに打ち取るが、その間に三塁走者が生還、10点目を許す。二死二塁となり細川はサードゴロ。
九回裏、この回先頭の鳥谷がレフト線ギリギリに入るツーベースヒットを放って出塁。しかし藤本は空振り三振、シーツはショートゴロ、金本はセカンドゴロで試合終了。

先発・下柳は六回までは1点に抑える好投を見せたが、七回に勝ち越しを許すと、走者を残して降板。後を受けたダーウィン、金澤が打たれ、今季2度目の2桁失点で敗戦。阪神は2位に後退し、替わって中日が首位に浮上した。
阪神打線は、松坂大の前に前回対戦時に続き毎回の14奪三振を喫し、四回から八回まで5イニング連続で三者凡退に打ち取られた。
西武は先発全員安打。先発・松坂はハーラーダービー単独トップの8勝目で通算99勝目。また、八回にはプロ入り初ホームランを記録した。

(注目選手)

  • なし

先発オーダー

西武

  • 1
  • 赤田
  • 2
  • 片岡
  • 3
  • 中島
  • 4
  • カブレラ
  • 5
  • 和田
  • 6
  • 中村
  • 7
  • 高山
  • 8
  • 細川
  • 9
  • 松坂大

阪神

  • 1
  • 鳥谷
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 今岡
  • 7
  • スペンサー
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 下柳

審判団

  • 本塁:橘高
  • 一塁:吉川
  • 二塁:友寄
  • 三塁:秋村