2006年6月3日 阪神タイガース vs. 福岡ソフトバンクホークス

  • 阪神タイガース 成績 31勝19敗1分(対ソフトバンク 3勝2敗0分)
  • 阪神甲子園球場 14時00分開始 試合時間:3時間33分 観客数:48514人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
ソフトバンク 1 0 3 0 3 0 0 0 0 7 13 1
阪神 0 1 0 5 0 0 0 1 1x 8 11 1
  • (勝)ウィリアムス 1勝0敗0S (S)
  • (登板投手:安藤−能見−ダーウィン−ウィリアムス)
  • (負)藤岡 1勝1敗1S
  • (登板投手:杉内−佐藤−吉武−篠原−藤岡)
  • (本)矢野 7号(満塁=杉内)

(試合内容)

阪神の先発は、急性扁桃炎のため2軍で調整し、1軍登板は5月13日のソフトバンク戦以来21日ぶりとなる安藤。

一回表、先頭・大村に粘られフルカウントから一塁の左を抜くライト前ヒットを打たれる。川崎は緩い打球のセカンドゴロで、ランナーを送る形となり一死二塁。柴原のレフトへの打球は、左翼手・金本が背走してキャッチ。松中の三遊間への当たりは遊撃手・鳥谷がよく追いついて一塁へ送球するも、送球がバウンドした際にイレギュラーし、一塁手・シーツが捕れず。この間に走者・大村がホームインし、ソフトバンクに先制を許す(記録はショート内野安打とショートエラー)。二死一塁で、ズレータはフルカウントからライトフライ。
一回裏、赤星は空振り三振、藤本はレフトフライ、シーツはセンターフライで三者凡退。

二回表、本間はフルカウントから空振り三振、松田はショートゴロ、山崎はセカンドゴロで三者凡退。
二回裏、金本のショート後方へ上がったフライは、左翼手・松中が前進してスライディングキャッチ。一死となって、濱中が右中間へツーベースヒットで出塁。鳥谷空振り三振で二死後、関本のサードゴロは、三塁手・松田の一塁への送球が高く、一塁手・ズレータがグラブに当てるも捕れず(記録はサードエラー)、走者・濱中がホームインして同点となる。つづく矢野の打席で一塁手・関本が二塁盗塁を試みるも失敗。

三回表、杉内は空振り三振三振で一死後、大村にライト前ヒット、川崎にセンター前ヒットを打たれ、一死一・二塁のピンチとなる。そして、柴原にライト線へ強烈な当たりを打たれ、右翼手・濱中がクッションボールの処理に手間取っている間に、2人の走者がホームイン。打った柴原も三塁へ到達(記録はスリーベース)。松中はセカンドゴロに打ち取るが、ズレータにセカンド強襲のセンター前タイムリーヒットを浴びる。本間は初球を打ってファーストゴロ。
三回裏、先頭・矢野がレフト前ヒットで出塁するが、安藤の送りバントはピッチャー正面へのゴロになり併殺。赤星がサード後方のファウルゾーンへフライを打ち上げるが、三塁手・松田は捕れず。そして、赤星はフルカウントから四球を選ぶ。藤本の打席で赤星が二塁盗塁を試みるも失敗。

四回表、松田は初球を打ってファーストゴロ。一死後、山崎に左中間を破るツーベースヒットを打たれるが、杉内は初球を打ってサードゴロ、大村はショートライナー。
四回裏、先頭・藤本がライト前ヒット、シーツがレフト前ヒットを放ち、無死一・二塁のチャンスをつかむ。金本は空振り三振に倒れて一死となるが、濱中が一二塁間を破るライト前タイムリーヒットを放つ。鳥谷ショートフライの後、関本がフルカウントから四球を選び、二死満塁となる。そして、矢野が右中間へ満塁ホームランを放ち、逆転に成功する。安藤の代打・林がフルカウントから四球で出塁するが、赤星はセンターフライ。

五回表、投手が能見に交代。川崎を空振り三振に打ち取った後、柴原に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれる。つづく松中のサードへの強烈な打球は三塁手・関本が捕れず、レフト前ヒットとなって一死一・二塁のピンチとなる。そして、ズレータに右中間を破るタイムリーツーベースヒットを打たれる。なおも一死二・三塁で、本間の代打・大道にライトへ犠牲フライを打たれ同点とされる。二塁走者・ズレータはタッチアップで三塁へ。さらに、松田にライト前へ勝ち越しタイムリーヒットを打たれる。山崎はフルカウントから空振り三振。
五回裏、投手が佐藤に、二塁手が森本に交代。藤本が見逃し三振に倒れた後、シーツがセンター前ヒットで出塁するが、金本はファーストゴロで二塁封殺、濱中のセンター前に落ちそうな打球は中堅手・大村が前進してスライディングキャッチ。

六回表、佐藤の代打・辻セカンドゴロの後、大村にレフト前ヒットを打たれるが、川崎はセンターフライ、柴原はサードライナー。
六回裏、投手が吉武に交代。先頭・鳥谷がフルカウントから四球を選ぶと、関本が送りバントを決めて一死二塁とするが、矢野はライトフライ、能見の代打・スペンサーもライトフライ。

七回表、投手がダーウィンに交代。松中はショートゴロ、ズレータはショートゴロで二死後、森本に初球をレフト前に運ばれるが、松田は初球を打ってセンターフライ。
七回裏、赤星は空振り三振、藤本はショートゴロ、シーツはセンターフライで三者凡退。

八回表、山崎はライトフライ、吉武の代打・小斉は初球を打ってセカンドゴロ、大村はファーストゴロで三者凡退。
八回裏、投手が篠原に交代。先頭・金本がライト前ヒットで出塁。濱中のファーストゴロは一塁のみアウト。鳥谷がフルカウントから四球を選んで一死一・二塁となる。ここで投手が藤岡に交代。関本の代打・桧山空振り三振の後、矢野がフルカウントから四球を選び、二死満塁に。そして、ダーウィンの代打・片岡が四球を選び、押し出しで同点となる。赤星はセカンドライナー。

九回表、投手がウィリアムスに、三塁手が片岡に交代。川崎はフルカウントからセンターフライ、柴原は空振り三振、松中はライトフライで三者凡退。
九回裏、藤本がセンターフライに倒れた後、シーツが初球を打って三遊間を破るレフト前ヒット、金本もレフト前ヒット。つづく濱中は右手首付近に当たる死球で一死満塁のチャンスを迎える。そして、鳥谷が一二塁間を破るライト前タイムリーヒットを放ち、阪神がサヨナラ勝ちをおさめた。

阪神は今季5度目のサヨナラ勝ちで3連勝。貯金を今季最多の12とした。
矢野が四回裏に放った満塁ホームランは今季チーム初。
21日ぶりの1軍登板となった先発・安藤は、4回を投げ7安打4失点(自責点3)という内容だった。

(注目選手)

  • 鳥谷 敬:サヨナラタイムリーヒットで3日連続のお立ち台
  • 矢野 輝弘:逆転満塁ホームラン

先発オーダー

ソフトバンク

  • 1
  • 大村
  • 2
  • 川崎
  • 3
  • 柴原
  • 4
  • 松中
  • 5
  • ズレータ
  • 6
  • 本間
  • 7
  • 松田
  • 8
  • 山崎
  • 9
  • 杉内

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 関本
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 安藤

審判団

  • 本塁:佐藤
  • 一塁:谷
  • 二塁:丹波
  • 三塁:佐々木