2006年6月1日 阪神タイガース vs. 東北楽天ゴールデンイーグルス

  • 阪神タイガース 成績 29勝19敗1分(対楽天 2勝1敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:2時間58分 観客数:41098人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
楽天 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 8 0
阪神 0 0 0 0 0 2 0 0 X 2 9 0
  • (勝)福原 1勝1敗0S (S)久保田 3勝4敗12S
  • (登板投手:福原−ウィリアムス−藤川−久保田)
  • (負)愛敬 3勝3敗0S
  • (登板投手:愛敬−青山−河本−谷中)
  • (本)鳥谷 4号(2ラン=愛敬)

(試合内容)

一回表、鉄平センターフライの後、沖原に死球を与える。高須の打席で一塁走者・沖原が二塁盗塁に成功。高須の当たりは遊撃手・鳥谷の好捕でショートゴロで二死となる。しかし、リックに右中間を破るタイムリーツーベースヒットを浴び、楽天に先制を許す。牧田は空振り三振。
一回裏、赤星はサードゴロ、関本はセカンドゴロ、シーツはサードゴロで三者凡退。

二回表、酒井はスイングをとられ空振り三振、カツノリのセンター前方への打球は中堅手・赤星がよく前進し捕球、佐竹はショートゴロで三者凡退。
二回裏、先頭・金本がフルカウントから四球で出塁するが、濱中はショートゴロ併殺。鳥谷はフルカウントから見逃し三振で、結局3人で攻撃終了。

三回表、愛敬は見逃し三振、鉄平はショートゴロ、沖原はフルカウントからセカンドゴロで三者凡退。
三回裏、片岡はフルカウントからショートフライ、矢野はサードゴロで二死後、福原がセンター前ヒットで出塁するが、赤星はショートゴロ。

四回表、先頭・高須にライト前ヒットを打たれる。リックの打席で高須が二塁盗塁失敗。一死となって、リックがレフト前ヒット、牧田に一二塁間を破るライト前ヒットを打たれ、一死一・三塁のピンチとなる。酒井はサードゴロ、捕球した三塁手・片岡が本塁へ送球し、三塁走者・リックをタッチアウト。なおも二死一・二塁だったが、カツノリはライトフライに打ち取った。
四回裏、関本がフルカウントからレフトフライに倒れた後、シーツがセンター前ヒットで出塁。金本はセカンドゴロで併殺コースだったが、一塁走者・シーツの二塁への激しいスライディングにより遊撃手・沖原の一塁への送球が遅れ、二塁封殺のみ。つづく濱中が一二塁間を破るライト前ヒットを放ち二死一・二塁とするが、鳥谷はセンター正面へのフライ。

五回表、佐竹はサードゴロ、愛敬は見逃し三振で二死後、鉄平にライトへツーベースヒットを打たれるが、沖原はライトフライ。
五回裏、片岡がフルカウントからショートゴロに倒れた後、矢野がライト前ヒットで出塁。福原が送りバントを決め二死二塁になった後、鹿島コーチがマウンドへ。つづく赤星はストレートの四球を選ぶ。ここで野村監督が球審にボールの判定にクレームをつけるシーンがあった。二死一・二塁となったが、関本はサードゴロ。

六回表、高須はセカンドゴロ、リックは初球を打ってレフトフライ、牧田はセカンドゴロで三者凡退。
六回裏、この回が始まる前に、阪神ナインはベンチ前で円陣を組んだ。先頭・シーツが三遊間を破るレフト前ヒットで出塁。金本はライトフライ、濱中は見逃し三振で二死となるが、鳥谷がライトポールをまく2ランホームランを放ち逆転に成功する。片岡はピッチャーゴロ。

七回表、酒井の代打・憲史に粘られフルカウントから四球を与えてしまう。カツノリはスリーバントを行うも、捕球した一塁手・シーツの好判断で二塁封殺。一塁はきわどいタイミングだったがセーフ。佐竹に代打・礒部が告げられたところで、投手がウィリアムスに、二塁手が藤本に交代し、三塁に二塁から関本がまわった。礒部には粘られフルカウントからセンター前ヒット、愛敬の代打・塩川に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれて、一死満塁の大ピンチとなる。しかし、鉄平は見逃し三振、沖原は空振り三振に打ち取りピンチ脱出。
七回裏、投手が青山に、一塁手が憲史に、二塁手がリックに、三塁手が沖原に、遊撃手が高須に、右翼手が礒部に交代し、左翼に右翼から牧田がまわった。矢野はショートゴロ。ここで投手が河本に交代。藤本が三遊間を破るレフト前ヒットを放ち、赤星がセーフティ気味の送りバントで二死二塁とする。ここで投手が谷中に交代。関本がセンター前にヒットを放ち、二塁走者・藤本が本塁へ突入するも、中堅手・鉄平からの好返球にあい本塁タッチアウト。

八回表、投手が藤川に交代。高須は初球を打ってレフトフライ、リックは空振り三振、牧田はセンターフライで三者凡退。
八回裏、シーツはフルカウントから空振り三振。一死から金本が四球で出塁。濱中ライトフライの後、鳥谷が一二塁間を破るライト前ヒットを放ち、二死一・二塁とする。しかし、藤川の代打・桧山はセカンドフライ。

九回表、投手が久保田に、右翼手が中村豊に交代。岡田監督がマウンドに足を運び、久保田の投球練習を見守った。憲史は見逃し三振、カツノリの代打・関川は初球を打ってセカンドゴロで二死後、礒部にセンター前ヒットを打たれる。しかし、谷中の代打・西村を空振り三振に打ち取り試合終了。

阪神は3試合連続で楽天に先制を許し、先発・愛敬を打ちあぐねて苦しい展開だったが、鳥谷の逆転2ランで奪った1点のリードをJFKのリレーで逃げ切った。
先発・福原は6回1/3を投げ、5安打2四死球4奪三振1失点で、今季初勝利。またウィリアムス、藤川、久保田のJFKリレーが今季初めて成功した。
楽天の借金は今季ワーストタイの23となった。
なお、阪神はこの試合で今季の主催公式戦入場者の開幕からの合計が102万7922人となり、主催24試合目で100万人を突破。実数発表が始まった昨年2005年の25試合目を上回る球団最速記録。

(注目選手)

  • 鳥谷 敬:重苦しい空気を振り払う逆転2ランホームラン

先発オーダー

楽天

  • 1
  • 鉄平
  • 2
  • 沖原
  • 3
  • 高須
  • 4
  • リック
  • 5
  • 牧田
  • 6
  • 酒井
  • 7
  • カツノリ
  • 8
  • 佐竹
  • 9
  • 愛敬

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 鳥谷
  • 7
  • 片岡
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 福原

審判団

  • 本塁:杉永
  • 一塁:吉本
  • 二塁:西本
  • 三塁:前田