2006年5月30日 阪神タイガース vs. 東北楽天ゴールデンイーグルス

  • 阪神タイガース 成績 28勝18敗1分(対楽天 1勝0敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:3時間9分 観客数:40412人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
楽天 1 0 0 1 0 0 0 0 0 2 7 1
阪神 1 0 0 0 0 0 0 4 X 5 8 1
  • (勝)井川 4勝3敗0S (S)久保田 3勝3敗11S
  • (登板投手:井川−久保田)
  • (負)山村 2勝5敗0S
  • (登板投手:山村−小倉−川井)
  • (本)スペンサー 3号(ソロ=山村)、金本 5号(3ラン=山村)

(試合内容)

楽天の先発は、阪神に1994年ドラフト1位で入団し、2000年まで在籍していた山村。

一回表、先頭・鉄平にストレートの四球を与える。酒井は空振り三振に打ち取るも、一塁走者・鉄平に二塁盗塁を許す。沖原をライトライナーに打ち取るが、フェルナンデスにセンター前タイムリーヒットを浴び、楽天に先制点を許す。リックはショートゴロ。
一回裏、先頭・赤星が右足ふくらはぎに当たる死球で出塁。藤本の初球に赤星が二塁盗塁に成功。つづく藤本はバントヒット気味の送りバントで、一死三塁とする。シーツの飛球はあわやホームランという当たりだったが、センターフェンス手前でキャッチされる。しかし、犠牲フライとなって同点とする。金本はフルカウントからセカンドゴロ。

二回表、牧田は空振り三振、西村は空振り三振、カツノリは空振り三振で三者連続空振り三振。
二回裏、濱中はショートフライ、片岡はフルカウントからファーストゴロ、鳥谷はセカンドゴロで三者凡退。

三回表、山村はショートゴロ、鉄平は空振り三振、酒井にはフルカウントから空振り三振で三者凡退。
三回裏、野口の一塁ベンチ前へ上がったフライは、一塁手・フェルナンデスがスライディングキャッチしてファーストファウルフライ。一死となって、井川がフルカウントからレフト前ヒットを放つ。しかし、赤星は初球を打ってレフトライナー、飛び出していた一塁走者・井川も戻れず併殺となる。
四回表、先頭・沖原が初球を打ってセンター前ヒット。フェルナンデスの打席でパスボールがあり、一塁走者・沖原が二進して無死二塁となる。フェルナンデスはフルカウントから空振り三振に打ち取るが、リックに三遊間を破るレフト前ヒットを打たれ、一死一・三塁に。牧田の初球にピッチドアウトでスクイズを外すも、飛び出した三塁走者・沖原を刺せず。この間に一塁走者・リックが二塁盗塁に成功して、一死二・三塁に。そして、牧田にライト前タイムリーヒットを浴び、勝ち越される。ここで久保投手コーチがマウンドへ。なおも、一死一・三塁だったが、西村は見逃しの三球三振、カツノリはライトフライ。
四回裏、藤本ライトフライの後、シーツが三遊間を破るレフト前ヒットで出塁するが、金本は空振り三振、濱中は初球を打ってセンターへいい当たりを放つもセンターライナー。

五回表、先頭・山村に三遊間を破るレフト前ヒット、鉄平にレフト前ヒットを打たれ、無死一・二塁のピンチとなる。ここで久保投手コーチがマウンドへ。酒井に送りバントを決められ、一死二・三塁とされる。沖原のセンターへ抜けそうな当たりは遊撃手・鳥谷が横っ飛びでキャッチし、ショートゴロ。各走者は動けず。フェルナンデスには敬遠気味の四球を与えて、二死満塁になるが、リックはファーストゴロ。
五回裏、片岡ファーストゴロの後、鳥谷がフルカウントから四球で出塁するが、野口は空振り三振、井川は初球を打ってセカンドゴロ。

六回表、先頭・牧田が初球にバントヒット。投手・井川が捕球するも一塁への送球がややそれたため、一塁手・シーツが捕れず。ピッチャーエラーで無死一塁となる。西村は空振り三振、つづくカツノリの2球目にあわやホームランというレフトポール際へのファールを打たれる。しかし、カツノリはショートゴロ併殺に打ち取る。
六回裏、先頭・赤星がセンター前ヒットで出塁。つづく藤本が2球目にレフトポール際へあわやホームランという飛球を放つもわずかにファール。藤本はフルカウントからファーストゴロ。一塁走者・赤星は二進。シーツはセンターライナー。二塁走者・赤星はタッチアップで三塁へ。二死三塁となるが、金本はファーストフライ。

七回表、山村は見逃し三振、鉄平はセカンドゴロ、酒井はサードフライで三者凡退。
七回裏、先頭・濱中がセンター前ヒットで出塁するが、片岡はファーストゴロ併殺。二死となって、鳥谷がセンター前ヒットで出塁。野口の代打・桧山が告げられたところで、鹿島投手コーチがマウンドへ。桧山はショートゴロ。

八回表、捕手が浅井に交代。沖原はフルカウントからライトフライ、フェルナンデスは空振り三振で二死後、リックにセンター前ヒットを打たれる(代走に佐竹)。しかし、牧田は空振り三振。
八回裏、前の回で代走で出場した佐竹が左翼に入った。井川の代打・スペンサーがレフトスタンドへ同点ホームランを放つ。続く赤星のショートへの高いバウンドの打球は遊撃手・沖原が捕れずセカンド内野安打。藤本が送りバントを決めた後、シーツは敬遠気味の四球で一死一・二塁となる。そして、金本が初球をとらえ、ライトスタンドへ勝ち越しの3ランホームランを放つ。ここで投手が小倉に交代。濱中はセカンドフライ。ここで投手が川井に交代。片岡の代打・関本が四球で出塁するが、鳥谷はピッチャーゴロ。

九回表、投手が久保田に、前の回で代打で出場した関本が三塁に入り、右翼手が中村豊に交代。西村の代打・関川は空振り三振、カツノリの代打・礒部は初球を打ってレフトフライ、川井の代打・憲史は空振り三振で試合終了。

阪神は楽天の先発・山村を打ちあぐねたが、八回裏にスペンサーの代打ホームランで同点とすると、なおも一死一・二塁から金本が3ランホームランを放って、一気に逆転に成功した。
先発・井川は8回を投げ131球、被安打7、与四球2、失点2(自責点1)に抑え、今季1試合最多奪三振となる12奪三振を記録して4勝目をあげた。
2位・巨人が敗れて3位に後退し、代わって2位に浮上した中日とのゲーム差を1.5とした。

(注目選手)

先発オーダー

楽天

  • 1
  • 鉄平
  • 2
  • 酒井
  • 3
  • 沖原
  • 4
  • フェルナンデス
  • 5
  • リック
  • 6
  • 牧田
  • 7
  • 西村
  • 8
  • カツノリ
  • 9
  • 山村

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 片岡
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 野口
  • 9
  • 井川

審判団

  • 本塁:吉本
  • 一塁:前田
  • 二塁:杉永
  • 三塁:東