2006年5月24日 千葉ロッテマリーンズ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 26勝15敗1分(対ロッテ 4勝0敗0分)
  • 千葉マリンスタジアム 18時45分開始 試合時間:2時間10分(五回雨天コールド) 観客数:21562人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 0 4 0 0 0 4 8 0
ロッテ 0 0 2 0 0 2 10 1
  • (勝)能見 1勝3敗0S (S)ダーウィン 0勝0敗1S
  • (登板投手:杉山−能見−ダーウィン)
  • (負)成瀬 1勝1敗0S
  • (登板投手:成瀬−神田)
  • (本)スペンサー 1号(2ラン=成瀬)

(試合内容)

雷を伴う強い雨のため、30分遅れての試合開始となった。
昨日の試合で、右手首を痛めた今岡は、千葉県内の病院でレントゲン検査を受け、骨に異常はなかったが、「右手関節症」と診断され、スタメンを外れた。
また、2004年シーズン途中まで阪神に在籍していたロッテ・平下が、2番ライトでスタメン出場。

一回表、先頭・スペンサーが右中間を破るツーベースヒットで出塁。赤星が送りバントを決め、一死三塁の先制のチャンス。しかしシーツ、金本が二者連続で空振り三振に倒れた。
一回裏、西岡はセンターフライ、平下は空振り三振、福浦はセカンドゴロで三者凡退。

二回表、先頭・濱中が粘って三遊間を破るレフト前ヒットで出塁。続く関本が左中間を破るタイムリーツーベースヒットを放ち、一塁から濱中が一気にホームインし、1点を先制する。鳥谷の初球、投手・成瀬のショートバウンドの投球を橋本捕手が捕れず(記録は成瀬のワイルドピッチ)、ボールがファウルグラウンドを転々とする間に二塁走者の関本が生還し2点目をあげる。
鳥谷はファーストライナー、矢野は空振り三振で二死となるが、藤本が四球を選び出塁。二死一塁でスペンサーがレフトスタンドへ2ランホームランを放つ。続く赤星がショートの横を抜くレフト前ヒットを打つが、シーツは見逃し三振。
二回裏、この回先頭の大松にレフト前ヒットを打たれる。フランコをセンターフライに打ち取った後、ベニーにライト前ヒットを打たれ一死一・二塁とされるが、橋本をカウント1−3からライトフライ、根元を空振り三振に打ち取った。

三回表、この回先頭の金本がセンター前ヒットで出塁。濱中ライトフライの後、関本が粘って四球を選び一死一・二塁とする。鳥谷ライトフライで二死後、矢野の三遊間を破ろうかという打球は、遊撃手・西岡がよく追いつき二塁へ投げるも間一髪セーフとなり(記録はショート内野安打)、二死満塁とする。しかし藤本はライトフライに倒れ三者残塁。
三回裏、この回先頭の渡辺正にレフト前ヒットを打たれる。続く西岡にも初球をライト前ヒットされ無死一・二塁。そして、平下の一塁前へのバントヒットを一塁手・シーツが捕球するも、一塁へ送球できず、無死満塁のピンチを迎える。そして、福浦にレフト前へ2点タイムリーヒットを打たれてしまう。ここで久保投手コーチがマウンドへ。なおも無死一・二塁で大松に一二塁間を破るライト前ヒットを打たれ再び無死満塁のピンチに。
ここで阪神は先発・杉山から二番手・能見に投手交代。無死満塁で、フランコを空振り三振、ベニーを空振り三振、橋本の代打・里崎を空振り三振の、三者連続空振り三振に打ち取った。

四回表、神田、里崎のバッテリーに交代。スペンサーのレフト前へ抜けるかという打球は三塁手・渡辺正がジャンプして捕球しサードライナー。赤星のセンターへ抜けるかという打球は、遊撃手・西岡がよく追いついて一塁へ送球するも赤星の足が勝り内野安打に。シーツはサードファウルフライ。金本の打席で赤星が二塁へ盗塁。捕手・里崎から二塁への送球が大きく逸れ、その間に赤星は一気に三塁を陥れる。二死三塁で、金本は粘るもフルカウントから空振り三振。
四回裏、根元はセカンドゴロ、渡辺正はセンターフライ、西岡はサードゴロで三者凡退。

五回表、濱中は空振り三振、関本は空振り三振、鳥谷はセカンドゴロで三者凡退。
五回裏、平下のサード正面のゴロは三塁手・関本からの一塁送球が遅れたが間一髪一塁アウト。福浦セカンドゴロで二死後、大松にレフト前ヒット、フランコにもレフト前ヒットを打たれ二死一・二塁とされる。ここで能見からダーウィンに投手交代。ベニーはフルカウントからピッチャー返し、センターへ抜けようかという打球はダーウィンの左足付近に当たり、二塁手・藤本が捕球するもピッチャー内野安打となり二死満塁。しかし里崎を空振り三振に打ち取った。

ここで試合は一時中断。球場では雷雨の中、花火があがった。
そして30分間の中断の後、雨天コールドゲームが宣告され試合終了。

阪神は今季2度目の5連勝。貯金を今季最多の11とした。なお、首位・巨人が勝ったため、ゲーム差0.5は変わらず。
2番手・能見が今季初勝利をあげ、3番手・ダーウィンが来日初セーブをマーク。
ロッテの先発・成瀬は、プロ入り初黒星。

(注目選手)

  • 能見 篤史:無死満塁の大ピンチに登板し三者連続空振り三振に斬ってとる
  • ダーウィン:来日初セーブをマーク
  • スペンサー:今季2度目の1番スタメンでツーベースヒットと今季第1号2ランホームラン

先発オーダー

阪神

  • 1
  • DH
  • スペンサー
  • 2
  • 赤星
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 濱中
  • 6
  • 関本
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 藤本
  • -
  • 杉山

ロッテ

  • 1
  • 西岡
  • 2
  • 平下
  • 3
  • 福浦
  • 4
  • 大松
  • 5
  • フランコ
  • 6
  • DH
  • ベニー
  • 7
  • 橋本
  • 8
  • 根元
  • 9
  • 渡辺正
  • -
  • 成瀬

審判団

  • 本塁:小林
  • 一塁:川口
  • 二塁:真鍋
  • 三塁:鈴木