2006年5月21日 阪神タイガース vs. オリックスバファローズ

  • 阪神タイガース 成績 23勝15敗1分(対オリックス 2勝0敗0分)
  • 阪神甲子園球場 14時00分開始 試合時間:3時間23分 観客数:48501人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
オリックス 0 0 0 0 2 0 1 0 0 3 4 1
阪神 3 0 0 0 0 2 0 0 X 5 8 0
  • (勝)江草 4勝2敗0S (S)久保田 3勝2敗8S
  • (登板投手:江草−ダーウィン−能見−藤川−久保田)
  • (負)平野佳 4勝3敗0S
  • (登板投手:平野佳−ユウキ−菊地原−萩原)
  • (本)濱中 11号(2ラン=菊地原)、塩崎 2号(ソロ=能見)

(試合内容)

今岡は、前日20日の夜から体調が悪化し、西宮市内の病院で診察を受けた結果「風邪から来る急性胃腸炎」と診断されたため、ベンチ入りせず自宅で静養。

一回表、大西はフルカウントから空振り三振、水口ライトフライ、北川空振り三振で三者凡退。
一回裏、先頭・赤星はファーストゴロだったが、ベースカバーに入った投手・平野佳が一塁手・北川からのトスされたボールを捕れず、ピッチャーのエラーで赤星が出塁する。藤本送りバント成功で一死二塁とすると、シーツがセンター前タイムリーヒットを放って阪神が先制する。金本が一塁の横を抜くライト前ヒットで続き一死一・三塁とすると、桧山の打ち損なった打球はボテボテのピッチャーゴロだったが、投手・平野佳が捕れず、さらに二塁ベースカバーに入ろうとしていた遊撃手・阿部真も逆をつかれて、センターへ抜けるタイムリーヒットとなる。片岡浅いセンターフライで各走者動けず。鳥谷の打球は一塁線へのボテボテのゴロだったが、捕球した投手・平野佳が打者走者・鳥谷をタッチできず、タイムリー内野安打となって3点目をあげる。浅井は空振り三振。

二回表、中村見逃し三振、谷のサード後方ファウルゾーンへのフライは遊撃手・鳥谷がよく走ってファウルフライ、ガルシアはファーストゴロで三者凡退。
二回裏、江草ショートゴロ、赤星ショートゴロ、藤本センターフライで三者凡退。

三回表、先頭・阿部真のサードへの打球は三塁手・片岡がバウンドを合わせられずレフトへ抜けるヒットとなる。日高はフルカウントから高いバウンドのピッチャーゴロ。進塁打となって一死二塁に。平野佳はいい当たりを放つもセンターフライ。つづく大西のセンター前ヒットで二塁走者・阿部真が本塁へ突入するも、中堅手・赤星からの好返球で本塁タッチアウト。なお、この時に阿部真が右肩を負傷。
三回裏、シーツは左中間へ大きなフライを放つもレフトフライ、金本センターフライ、桧山見逃し三振で三者凡退。

四回表、水口のピッチャー返しの打球は投手・江草のグラブに当たり、バックアップした遊撃手・鳥谷が捕球してショートゴロ、北川セカンドゴロ、中村ライトフライで三者凡退。
四回裏、片岡がセンター左へ大きな当たりを放つもセンターフライ、鳥谷のボテボテのセカンドゴロは間一髪一塁アウト、浅井は初球を打ってサードライナーで三者凡退。

五回表、谷セカンドフライの後、ガルシア、阿部真の代打・塩崎、日高に三者連続でフルカウントから四球を与え一死満塁の大ピンチを招く。ここで平野佳に代打・清原が送られ、スタンドが大歓声に包まれる。その清原にセンター前2点タイムリーヒットを打たれ1点差に詰め寄られる。これで清原は史上8人目となる通算1500打点を達成。一塁走者は坂口に交代。なおも一死一・二塁だったが、大西は見逃し三振、水口は空振り三振。
五回裏、投手がユウキに交代。江草の代打・林センターフライの後、赤星がフルカウントから四球を選ぶと、藤本の初球に一塁走者・赤星が二塁盗塁に成功する。つづく藤本サードライナーで二死二塁になると、オリックスバッテリーはシーツを敬遠。ここで投手が菊地原に交代。二死一・二塁で金本はセカンドゴロ。

六回表、この回が始まる前に通算1500打点を達成したオリックス・清原に金本からお祝いの花束が贈呈された。
投手がダーウィンに、捕手が野口に交代。北川ファーストゴロ、中村サードファウルフライ、谷ライトフライで三者凡退。
六回裏、桧山空振り三振、片岡センターフライで二死後、鳥谷が三遊間を破るレフト前ヒットで出塁すると、ダーウィンの代打・濱中がレフトスタンドへ2ランホームランを放つ。つづく野口がショートの頭上を越えるセンター前ヒットで出塁。赤星もレフト前ヒットを放つと、走者・野口が好判断で三進し、二死一・三塁とする。藤本の打席で一塁走者・赤星が今季10個目の盗塁に成功。二死二・三塁となるが、藤本は空振り三振。

七回表、投手が能見に交代。ガルシアをセカンドフライを打ち取った後、塩崎にレフトスタンドへソロホームランを打たれる。日高を空振り三振に打ち取り二死とした後、菊地原の代打・ブランボーにフルカウントから四球を与える。ここで投手が藤川に交代。大西に四球を与え二死一・二塁(二塁走者が森山に交代)にしてしまうが、水口は右中間へのライトフライに打ち取る。
七回裏、投手が萩原に、二塁手が森山に交代。シーツはレフトフライ、金本セカンドゴロ、桧山ショートフライで三者凡退。

八回表、右翼が中村豊に交代。北川サードゴロ、中村ファーストファウルフライで二死後、谷にフルカウントから四球を出すも、ガルシアを空振り三振に打ち取った。
八回裏、先頭・片岡が四球で出塁。続く鳥谷もフルカウントから四球を選び無死一・二塁のチャンスをつかむ。しかし、藤川の代打・関本はファーストファウルフライ、野口のショートゴロは二塁封殺、赤星空振り三振。

九回表、投手が久保田に、三塁手が関本に交代。塩崎センターフライ、日高サードゴロ、森山の代打・牧田は空振り三振で試合終了。

先発・江草は5回で降板。三者連続四球を与えるなど決して内容は良くなかったが、チームトップの4勝目をあげた。
中日が敗れたため、阪神が単独2位に浮上。貯金が今季最多の8となった。
オリックスは今季初の7連敗で、借金6は今季ワースト。
なお、五回表に代打で登場し、2点タイムリーヒットを放ったオリックス・清原は史上8人目となる通算1500打点を記録した。
また、三回表に本塁突入した際に右手首を痛め、五回表に交代したオリックス・阿部真は、神戸市内の病院で検査を受けた結果「右手首舟状骨骨折」で全治2カ月と診断された。

(注目選手)

  • 濱中 治:貴重な追加点となる代打2ランホームラン
  • シーツ:5試合連続となるタイムリーヒット

先発オーダー

オリックス

  • 1
  • 大西
  • 2
  • 水口
  • 3
  • 北川
  • 4
  • 中村
  • 5
  • 6
  • ガルシア
  • 7
  • 阿部真
  • 8
  • 日高
  • 9
  • 平野佳

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 桧山
  • 6
  • 片岡
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 浅井
  • 9
  • 江草

審判団

  • 本塁:吉本
  • 一塁:渡田
  • 二塁:嶋田
  • 三塁:永見