2006年5月20日 阪神タイガース vs. オリックスバファローズ

  • 阪神タイガース 成績 22勝15敗1分(対オリックス 1勝0敗0分)
  • 阪神甲子園球場 14時01分開始 試合時間:3時間24分 観客数:48507人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
オリックス 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 4 0
阪神 0 0 0 0 0 1 0 0 1 3x 5 8 2
  • (勝)藤川 2勝0敗0S (S)
  • (登板投手:福原−ダーウィン−藤川)
  • (負)萩原 2勝3敗0S
  • (登板投手:川越−菊地原−加藤−大久保−萩原−本柳)
  • (本)中村 7号(2ラン=福原)、金本 4号(ソロ=大久保)、シーツ 9号(3ラン=本柳)

(試合内容)

福原が今季初先発。また、18日の日本ハム戦で3シーズンぶりにスタメン落ちした今岡が5番サードで復帰。

一回表、村松は初球を打ってピッチャーゴロ。水口は簡単にカウント2−0と追い込んだものの結局フルカウントから四球を与える。しかし、ガルシアは見逃し三振、中村はフルカウントから空振り三振。
一回裏、赤星セカンドゴロ、藤本フルカウントからファーストゴロで二死後、シーツがフルカウントから四球で出塁するが、金本はセンター正面へのフライ。

二回表、北川センターフライ、谷のセンターへの浅いフライは中堅手・赤星が前進してキャッチ、日高センターフライで三者凡退。
二回裏、先頭・今岡が三遊間を破るレフト前ヒットで出塁。桧山はセンター左へあわやホームランという大きな当たりを放つも中堅手・村松がフェンス際でジャンピングキャッチ。鳥谷はレフトフライ、矢野はショートゴロ。

三回表、先頭・阿部真にストレートの四球を与える。川越は送りバントを試みるもスリーバント失敗で三振、村松の打席で一塁走者・阿部真が二塁盗塁を試みるも、捕手・矢野が二塁へストライク送球して盗塁阻止。村松は空振り三振で、結局3人で打ち取った。
三回裏、福原ショートゴロ、赤星空振り三振、藤本センターフライで三者凡退。

四回表、水口ライトフライ、ガルシアは初球を打ってキャッチャーゴロ、中村の右中間への当たりはライトフライで三者凡退。
四回裏、シーツは初球を打ってセンターフライ、金本は見送り三振、今岡は空振り三振で三者凡退。

五回表、北川ピッチャーゴロ、谷ファーストファウルフライで二死後、日高にフルカウントから四球を与えるが、阿部真はセンターフライ。
五回裏、桧山は当てただけのバッティングでショートゴロ。鳥谷がレフト前ヒットで出塁。矢野のボテボテのセカンドゴロで一塁走者・鳥谷が二進して、二死二塁になるが、福原は空振り三振。

六回表、川越は見逃し三振、村松は空振り三振、水口レフトフライで三者凡退。
六回裏、先頭・赤星が一二塁間を破るライト前ヒットで出塁。藤本が送りバントを決め一死二塁にすると、シーツが一二塁間を破るライト前タイムリーヒットを放って阪神が先制する。金本の叩きつけた打球は一二塁間を破るライト前ヒットとなり、一塁走者・シーツが三塁まで到達して一死一・三塁とする。しかし、今岡は今季12個目の併殺打となるショートゴロ併殺。

七回表、先頭・ガルシアにフルカウントからセンター前ヒットを打たれ、投手・福原のノーヒットノーランが途絶える。つづく中村にレフトスタンドへ2ランホームランを打たれ逆転されてしまう。オリックスの連続イニング無得点が35イニングでストップ。北川ライトフライ、谷サードフライで二死後、日高にセンター前ヒットを打たれるが、阿部真はレフトフライ。
七回裏、二塁に塩崎が入る。桧山は見逃し三振。鳥谷はフルカウントからレフト方向への打球、谷が追いついてレフトライナー。二死となって、矢野がライト前ヒットで出塁するが、福原の代打・濱中はセカンドゴロ。

八回表、ピッチャーがダーウィンに交代。川越の代打・清原にフルカウントから四球で出塁(代走に森山)。村松空振り三振、塩崎セカンドゴロで二塁封殺、ガルシアの打席でワイルドピッチがあり、一塁走者・森山が二進するが、ガルシアは空振り三振。
八回裏、投手が菊地原に、右翼手が大西に交代。赤星粘るもフルカウントから見逃し三振、藤本に代打・スペンサーが告げられたところで、投手が加藤に交代。スペンサーはファーストファウルフライ、シーツ空振り三振で三者凡退。

九回表、二塁手が関本に交代。中村のファウルフライは一塁手・シーツが追いつくも捕れず、エラーと記録される。結局、中村はショートゴロ、北川はフルカウントからピッチャーゴロで二死後、谷にセンター前ヒット、日高に四球を与えて一死一・二塁に。ここで久保投手コーチがマウンドへ。つづく阿部真にもフルカウントから四球を与え、二死満塁にしてしまうが、大西はサードファウルフライに打ち取り、なんとか得点を許さず。
九回裏、投手が大久保に交代。金本はフルカウントとなり7球目を空振りするも、捕手・日高が落球しファウルチップ。そして、金本がその直後の8球目をライトスタンドへ32試合ぶりとなるホームランを放ち同点とする。今岡ショートゴロ、桧山空振り三振で二死後、鳥谷が四球で出塁するが、矢野は初球を打ってショートゴロ。試合は延長戦へ。

十回表、投手が藤川に、右翼手が中村豊に交代。村松フルカウントから見逃し三振の後、塩崎のショートフライを遊撃手・鳥谷が落球し、一死二塁のピンチとなる。しかし、大久保の代打・牧田はピッチャーゴロ、中村はキャッチャーファウルフライでピンチ脱出。
十回裏、投手が萩原に交代。中村豊がストレートの四球で出塁し、赤星が初球で送りバントを決め、一死二塁とする。つづく関本は4球目に頭部を直撃する死球を受け、倒れこんでしまう。関本は治療のために一旦ベンチに下がるも、再び登場し一塁ベースに立った。萩原は危険球退場となり、投手が本柳に交代。そして一死一・二塁で、シーツがレフトスタンドへ3ランホームランを放ち阪神がサヨナラ勝ちをおさめた。
なお、シーツが本塁生還後にオリックス側が、一塁走者・関本が二塁ベースを踏んでいない旨を審判にアピールしたが、審判の説明では「場面は同点で一死、サヨナラのホームを踏んだのは二塁走者・中村豊であり、一塁走者・関本がもし踏み忘れてアウトになったとしても、サヨナラ勝ちは変わらない」とのことで試合終了。

阪神は今季4度目のサヨナラ勝ち(全て5月の試合)。シーツ自身は3度目のサヨナラ打で、サヨナラホームランは自身2度目。
今季初先発の福原は七回に逆転2ランを浴びるも、六回までノーヒットピッチングに抑える好投を見せた。
2位・中日が敗れたため、阪神は同率2位に浮上。
オリックスは今季初の6連敗で、ワーストの借金5となった。
なお、十回裏にオリックス・萩原から頭部死球を受けた関本は、試合後に西宮市内の病院で精密検査を受け「左前頭部打撲」と診断された。

(注目選手)

  • シーツ:先制タイムリーヒットとサヨナラ3ランホームラン
  • 金本 知憲:九回裏に同点ホームラン

先発オーダー

オリックス

  • 1
  • 村松
  • 2
  • 水口
  • 3
  • ガルシア
  • 4
  • 中村
  • 5
  • 北川
  • 6
  • 7
  • 日高
  • 8
  • 阿部真
  • 9
  • 川越

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 福原

審判団

  • 本塁:柿木園
  • 一塁:嶋田
  • 二塁:永見
  • 三塁:吉本