2006年5月14日 福岡ソフトバンクホークス vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 20勝14敗1分(対ソフトバンク 1勝2敗0分)
  • 福岡ヤフードーム 13時02分開始 試合時間:3時間6分 観客数:34469人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 0 0 0 0 1 1 1 0 0 3 8 0
ソフトバンク 0 0 0 5 1 0 0 1 X 7 13 0
  • (勝)杉内 6勝1敗0S (S)
  • (登板投手:杉内−吉武−馬原)
  • (負)江草 3勝2敗0S
  • (登板投手:江草−金澤−能見−相木)
  • (本)松田 3号(2ラン=江草)、浅井 2号(ソロ=杉内)、ズレータ 10号(ソロ=能見)

(試合内容)

岡田監督が戦前に予告していたように、相手先発が左腕の杉内ということで、1番にスペンサーを起用した。また、赤星が2004年8月19日の中日戦(ナゴヤD)以来となる2番で先発出場。

一回表、スペンサー空振り三振、赤星空振り三振、シーツはピッチャーゴロで三者凡退。
一回裏、大村見逃し三振、川崎セカンドゴロ、カブレラはサードゴロで三者凡退。両投手上々の立ち上がり。

二回表、金本はハーフスイングをとられて空振り三振で一死後、今岡がレフト前ヒットで出塁。しかし、濱中ファーストフライ、鳥谷センターフライ。
二回裏、松中のサード正面へのゴロは捕球した三塁手・今岡がボールを握り損ねたのか、一塁へ送球できず。記録はサード内野安打となる。ズレータの打席でパスボールがあり、一塁走者・松中が二進。ズレータ空振り三振の後、柴原にはフルカウントから四球を与え、本間には初球を打たれてライト前ヒットとなり一死満塁の大ピンチとなる。松田はライトフライ。三塁走者・松中がタッチアップで本塁を狙うも、右翼手・濱中が本塁へ好返球し、際どいタイミングながら球審・真鍋の判定はアウト。得点を許さなかった。

三回表、先頭・浅井が死球で出塁。関本がライトフライに倒れた後、スペンサーの打席で浅井は牽制に誘い出され二塁でタッチアウトとなり二死。スペンサーがフルカウントから四球を選び、赤星の打席で二塁盗塁成功(来日初盗塁)し、二死二塁とするが、赤星はフルカウントからセカンドゴロ。
三回裏、山崎フルカウントから空振り三振、大村センターフライで二死後、川崎に二塁手・関本の頭上を越えるライト前ヒットを打たれる。しかし、カブレラの打席で一塁走者・川崎を牽制球で誘い出し、二塁タッチアウトにする。

四回表、シーツは右中間方面へのライトフライ、金本はフルカウントから見逃し三振、今岡は初球を打ってセカンドゴロで三者凡退。
四回裏、先頭・カブレラに一二塁間を破るライト前ヒットを打たれる。松中にもセンター前ヒットを打たれると、一塁走者・カブレラの好走塁もあって無死一・三塁に。つづくズレータにはフルカウントから四球を与え無死満塁の大ピンチとなる。そして、柴原に初球を打たれ左中間を破る走者一掃の3点タイムリースリーベースヒットを浴びてしまう。本間はセカンドゴロに打ち取るが、松田にレフトスタンドへ2ランホームランを打たれる。山崎は空振り三振、大村はセカンドゴロ。

五回表、濱中ライトフライ、鳥谷キャッチャーファウルフライで二死後、浅井が粘ってフルカウントからレフトスタンドへソロホームランを放って1点を返す。関本はキャッチャーファウルフライ。
五回裏、先頭・川崎の高いバウンドはセンター前に抜けるヒットとなる。カブレラのバットの先に当たった打球はライト前に落ちるヒットとなり、無死一・三塁のピンチとなる。松中の打席でワイルドピッチがあり、一塁走者・カブレラが二進して無死二・三塁に。そして、松中にセンターへ犠牲フライを打たれて、三塁走者・川崎が生還。二塁走者・カブレラも三進して一死三塁に。ここで投手が金澤に交代。ズレータは初球をセカンドフライ。柴原は空振り三振。

六回表、先頭・スペンサーが三塁線を破るツーベースヒット、赤星セカンド内野安打で無死一・三塁とする。シーツの打席で一塁走者・赤星が二塁盗塁を試みるも失敗。一死三塁となった後、シーツがレフト前タイムリーヒットを放つ。ここでソフトバンク・杉本投手コーチがマウンドへ。つづく金本に対する投手・杉内の執拗な内角攻めにベンチの岡田監督もエキサイト。金本は四球で歩き一死一・二塁となるが、今岡はショートゴロ併殺。
六回裏、先頭・本間にレフト前ヒットを打たれる。松田のライト線へのフライは右翼手・濱中と二塁手・関本が追いかけるも捕れず。しかし、フィールドシート(グラウンド内の観客席)の壁に当たって跳ね返ったボールを捕球した濱中が素早く二塁へ送球し、二塁封殺で一死一塁に。山崎にセンター前ヒットを打たれたところで、投手が能見に交代。一死一・二塁で、大村をピッチャーゴロ併殺に打ち取った。

七回表、先頭・濱中のボテボテのゴロはショート内野安打、鳥谷センター前ヒットで無死一・二塁とする。ここで投手が吉武に交代。浅井の代打・桧山はフルカウントから四球を選んで無死満塁のチャンスをつかむ。関本の代打・藤本セカンドフライの後、スペンサーのレフトへの犠牲フライで三塁走者・濱中がタッチアップで生還。なおも二死一・二塁だったが、赤星はセカンドゴロ。
七回裏、捕手が野口に、二塁手が藤本に交代。川崎は初球を打ってレフトフライ、カブレラはショートゴロ、松中は空振り三振で三者凡退。

八回表、シーツはピッチャーゴロ、金本フルカウントからセカンドゴロ、今岡ライトフライで三者凡退。
八回裏、先頭・ズレータにセンターバックスクリーンへソロホームランを打たれる。柴原にセンター前ヒットを打たれた後、本間に送りバントを決められ一死二塁とされる。ここで投手が相木に交代。松田はフルカウントから空振り三振、山崎は初球をショートゴロ。

九回表、投手が馬原に交代。濱中が初球を打ってセンターフライに倒れた後、鳥谷がセンター前ヒットで出塁するが、野口、藤本は連続見逃し三振に倒れ試合終了。

先発・江草は四回表にソフトバンク打線につかまり、五回表にも犠牲フライで追加点を許し、4回1/3を投げ94球9安打2四球で、自己ワーストの6失点を喫して2敗目。
打線は七回表に先発・杉内を降板させ、無死満塁としたものの、犠牲フライによる1点しか奪えなかったのが痛かった。
阪神は6カードぶりの負け越し。昨年の交流戦に続いてソフトバンク先発・杉内に敗れ、2003年の日本シリーズの2試合を含めると対杉内は4連敗となった。

(注目選手)

  • スペンサー:1番起用に応え四球&二塁打&犠牲フライ&1盗塁

先発オーダー

阪神

  • 1
  • DH
  • スペンサー
  • 2
  • 赤星
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 濱中
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 浅井
  • 9
  • 関本
  • -
  • 江草

ソフトバンク

  • 1
  • 大村
  • 2
  • 川崎
  • 3
  • カブレラ
  • 4
  • DH
  • 松中
  • 5
  • ズレータ
  • 6
  • 柴原
  • 7
  • 本間
  • 8
  • 松田
  • 9
  • 山崎
  • -
  • 杉内

審判団

  • 本塁:真鍋
  • 一塁:有隅
  • 二塁:橘高
  • 三塁:良川