2006年5月11日 阪神タイガース vs. 千葉ロッテマリーンズ

  • 阪神タイガース 成績 19勝12敗1分(対ロッテ 2勝0敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:3時間5分 観客数:43581人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
ロッテ 0 0 0 0 0 1 0 0 2 3 10 0
阪神 0 1 3 0 0 1 0 0 X 5 7 0
  • (勝)下柳 3勝2敗0S (S)
  • (登板投手:下柳−金澤−能見−ダーウィン−藤川−久保田)
  • (負)久保 2勝3敗0S
  • (登板投手:久保−小宮山−加藤−内)
  • (本)

(試合内容)

一昨日の試合で負傷退場したロッテ・ベニーはスタメンで出場。

一回表、西岡ライトフライ、今江ライトフライ、福浦ファーストゴロで三者凡退。
一回裏、赤星は初球をセカンドゴロ、藤本ピッチャーゴロ、シーツはファーストファウルフライ。5球で三者凡退。

二回表、先頭・ベニーに四球を与える。里崎はバントヒットを狙うも二塁手・藤本が素早く処理して一塁アウト。結果的に送りバントとなって一死二塁に。パスクチの三遊間への当たりは三塁手・今岡と遊撃手・鳥谷が衝突しそうになったが今岡が捕ってサードゴロ。堀の初球にフォークがすっぽ抜け、ワイルドピッチとなって二塁走者・ベニーが三塁へ進む。堀、大塚に連続四球を与え二死満塁のピンチとしてしまうが、久保は空振り三振に打ち取った。
二回裏、金本ファーストゴロ、今岡ショートゴロで二死後、濱中が四球で出塁。鳥谷が右中間へヒットを放ち、さらに右翼手・パスクチが捕球後に足を滑らせ転倒している間に、走者・濱中が生還し、1点を先制する(記録は鳥谷のタイムリーツーベースヒット)。矢野は敬遠気味の四球で二死一・二塁となるが、下柳はファーストゴロ。

三回表、西岡サードゴロ、今江セカンドフライ、福浦ショートゴロで三者凡退。
三回裏、先頭・赤星がレフト前ヒット、藤本初球はバントの構えも結局四球を選び、無死一・二塁のチャンスをつかむ。シーツが三塁線を破るタイムリーツーベースヒットを放ち1点を追加。なおも無死二・三塁で金本がセンターへ犠飛を放ち三塁走者・藤本が生還、二塁走者のシーツも三塁へ進む。今岡がセンター前へタイムリーヒットを放ち4点目。濱中の一二塁間を破りそうな打球は二塁手・堀の好守で二塁封殺、鳥谷の三遊間深い所へのフライは遊撃手・西岡が追いつきショートフライ。

四回表、ベニーは空振り三振。里崎のセンターへ抜けそうな打球は二塁手・藤本が追いつき、一塁へはワンバウンド送球となるが、これを一塁手・シーツがうまく捕りセカンドゴロで二死となる。パスクチにフルカウントから四球、堀にセンター前ヒットを打たれ二死一・二塁とされるが、大塚をセカンドフライに打ち取った。
四回裏、矢野見逃し三振、下柳ピッチャーゴロ、赤星セカンドゴロで三者凡退。

五回表、先頭・久保の三塁線へのボテボテのゴロはピッチャー内野安打となる。西岡に一二塁間を破るライト前ヒット、今江のサード前へのボテボテのゴロを三塁手・今岡が素早く処理するもサード内野安打となって無死満塁の大ピンチとなる。しかし、福浦は浅いレフトフライで三塁走者はタッチアップ出来ず。つづくベニーは初球ショートゴロ併殺に打ち取りピンチを切り抜けた。
五回裏、藤本ショートゴロの後、シーツが初球を打ってライト前ヒットで出塁するが、金本センターフライ、今岡は初球をレフトフライ。

六回表、投手が金澤に交代。先頭・里崎に三遊間を破るレフト前ヒット、パスクチ四球で無死一・二塁のピンチを招く。ここで久保コーチがたまらずマウンドへ。堀のセカンド頭上への打球は二塁手・藤本がグラブに当てるもライト前ヒットとなり、2イニング連続で無死満塁の大ピンチとなる。大塚の代打・井上が告げられたところで、投手を能見に交代。これを受けてロッテは代打の代打・サブローを起用するが見逃し三振、久保の代打・辻はセカンドフライで二死とする。西岡に押し出し四球を与え1点を失うが、今江はショートゴロ。
六回裏、投手が小宮山に交代。先頭・濱中が左中間を破るツーベースヒットで出塁すると、鳥谷が一塁の横を抜くライト前タイムリーヒットを放って1点追加。矢野はピッチャーゴロで二塁封殺。能見の代打・林が告げられたところで、ロッテの投手が加藤に交代。これを受けて代打の代打・スペンサーが起用されるがセンターフライ、赤星はフルカウントからセンターフライ。

七回表、投手がダーウィンに交代。福浦にフルカウントからショートの横を抜くセンター前ヒットを打たれるが、ベニーはフルカウントからライトフライ、里崎はピッチャーゴロ併殺。
七回裏、藤本フルカウントから空振り三振、シーツはサードゴロ、金本の打球は投手・加藤のグラブをはじくもショートゴロ。

八回表、投手が藤川に交代。パスクチはフルカウントから空振り三振、堀は空振り三振、サブローの代打・平下は空振り三振で、三者連続空振り三振に打ち取った。
八回裏、投手が内に、中堅手が平下に交代。今岡見逃し三振、濱中ショートゴロで二死後、鳥谷がフルカウントから四球、矢野フルカウントから四球で二死一・二塁とするが、藤川の代打・片岡はセカンドゴロ。

九回表、投手が久保田に、右翼手が中村豊に交代。内の代打・フランコにファーストの横を抜くライト前ヒットを打たれる。西岡空振り三振の後、今江ショート内野安打、福浦に四球を与え一死満塁のピンチを招くと、ベニーにセンター前2点タイムリーヒットを打たれる。ここで久保コーチがマウンドへ。里崎フルカウントになったところで、一塁走者がベニーから根元に交代。里崎は空振り三振に打ち取ったが、ワイルドピッチで各走者が進塁し、二死二・三塁に。しかし、パスクチを見送り三振に打ち取って試合終了。

阪神は5カード連続勝ち越しで、貯金は今季最多の7に。中日が敗れたため、2位に浮上した。
先発下柳は5回を投げ82球、4安打4四球ながら無失点に抑え、1996年8月25日以来のロッテ戦での白星。
打線はロッテの10安打を下回る7安打ながら、効率よく得点した。
ロッテは4連敗となって借金1に。

(注目選手)

  • 鳥谷 敬:2本のタイムリーヒットを放ち2打点
  • シーツ:タイムリーツーベースヒットを含む2安打1打点
  • 藤川 球児:三者連続空振り三振

先発オーダー

ロッテ

  • 1
  • 西岡
  • 2
  • 今江
  • 3
  • 福浦
  • 4
  • ベニー
  • 5
  • 里崎
  • 6
  • パスクチ
  • 7
  • 8
  • 大塚
  • 9
  • 久保

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 濱中
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 下柳

審判団

  • 本塁:谷
  • 一塁:橘高
  • 二塁:笠原
  • 三塁:丹波