2006年5月7日 横浜ベイスターズ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 17勝12敗1分(対横浜 8勝1敗0分)
  • 横浜スタジアム 13時01分開始 試合時間:3時間31分 観客数:20283人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 0 0 0 1 0 0 1 0 1 3 8 0
横浜 0 0 0 1 1 0 0 0 0 2 7 1
  • (勝)藤川 1勝0敗0S (S)久保田 2勝2敗7S
  • (登板投手:江草−ダーウィン−能見−藤川−久保田)
  • (負)クルーン 0勝2敗4S
  • (登板投手:秦−加藤−クルーン)
  • (本)浅井 1号(ソロ=秦)、桧山 1号(ソロ=加藤)

(試合内容)

阪神のスタメンマスクは浅井。
始球式はTBS毎週木曜日22時から放送中のドラマ「弁護士のくず」に出演中のタレント・星野亜希さんが務めた。
雨足が強い中プレーボール。

一回表、赤星が初球を打ち、投手・秦のグラブをはじくセカンド内野安打で出塁。藤本の送りバントはキャッチャー前に転がり、捕球した捕手・相川が二塁へ送球するもフィルダースチョイスとなり無死一・二塁のチャンスとなる。シーツは初球を打ってサードゴロで二塁封殺。一死一・三塁だったが、金本はショートゴロ併殺。
一回裏、石井セカンドゴロ、種田ピッチャーゴロで二死後、金城に四球を与えるが、佐伯は空振り三振。

二回表、今岡ライトフライ、濱中がセンターへ大きな飛球を放つも、中堅手・金城がフェンスに激突しながらもキャッチ。二死後、鳥谷がフルカウントから四球、浅井が一二塁間を破るライト前ヒット、江草が左足つま先に当たる死球で二死満塁のチャンスをつかむ。つづく赤星のセンター前に抜けそうな当たりは、遊撃手・石井の横っ飛びでキャッチするファインプレーに阻まれ二塁封殺となり得点ならず。
二回裏、村田空振り三振、内川ショートゴロ、吉村フルカウントから空振り三振で三者凡退。

三回表、藤本セカンドゴロ、シーツはセカンドフライで二死後、金本がセンター前ヒットで出塁するが、今岡は投手・秦のグラブをはじくもショートゴロ。
三回裏、先頭・相川に左中間を破るツーベースヒットを打たれる。秦が送りバントを決め一死三塁とされるが、石井の三遊間への痛烈なライナーは遊撃手・鳥谷が横っ飛びでキャッチするファインプレーで二死。種田のライトへの浅いフライは右翼手・濱中が前進してキャッチし、得点許さず。

四回表、この回が始まる前に、ぬかるんだグラウンドの土を整備する作業が行われた。濱中は初球をレフトフライ、鳥谷センターフライで二死後、浅井が初球を左中間スタンドへ運ぶソロホームランを放ち、阪神が先制。江草は見逃し三振。
四回裏、金城セカンドゴロの後、佐伯にセンター前ヒットを打たれる。村田の打席でパスボールがあり、一塁走者・佐伯が二進。村田に四球を与え一死一・二塁としてしまうと、内川に左中間を破るタイムリーツーベースヒットを打たれ同点とされる。吉村を見逃し三振で二死とした後、相川は敬遠の四球で二死満塁になるが、秦は空振り三振。

五回表、赤星の左中間への飛球はあらかじめ左翼寄りに守備位置を変えていた中堅手・金城がキャッチしてセンターフライ、藤本の三遊間を破りそうな打球は遊撃手・石井がよく追いついてショートゴロで二死。つづくシーツが四球で出塁するが、金本はセカンドゴロ。
五回裏、先頭・石井が遊撃手・鳥谷のグラブをはじくレフト前ヒット、種田に送りバントを決められ一死二塁に。金城にストレートの四球を与え、佐伯に投手・江草の左足スネを直撃するピッチャー強襲内野安打を打たれ、一死満塁のピンチとなる。投手・江草は治療のため一旦ベンチに下がるも再びマウンドにあがった。試合再開後、村田に勝ち越しの犠牲フライを打たれる。二塁走者・金城がタッチアップで三進し、なおも二死一・三塁だったが、内川はセンターフライ。

六回表、先頭・今岡がセカンドの頭上を越えるライト前ヒットで出塁。濱中の打席で投手・秦が一塁へ山なりボールの牽制球を投げるも一塁手・佐伯がはじき、ボールがファウルゾーンを転がる間に一塁走者・今岡が二進して無死二塁のチャンスをつかむ。しかし、濱中はいい当たりもレフト正面のライナー、鳥谷は初球を打ってピッチャーゴロ、浅井フルカウントから見逃し三振。
六回裏、投手がダーウィンに交代。吉村サードフライ、相川空振り三振、秦の代打・藤田レフトフライで三者凡退。

七回表、投手が加藤に交代。ダーウィンの代打・桧山がライトスタンドへ同点ソロホームランを放つ。赤星レフトフライ、藤本空振り三振、シーツはファーストファウルフライ。
七回裏、投手が能見に交代。石井にレフト前ヒットを打たれるが、種田は送りバントができず結局キャッチャーファウルフライ、金城はファーストゴロで二塁封殺、佐伯は空振り三振。

八回表、金本が初球バントヒットを狙うもファウル。結局ショートゴロ。今岡見逃し三振、濱中空振り三振で三者凡退。
八回裏、マウンドは四番手・藤川。藤川が六番の打順に入り、九番に右翼手・スペンサーが入った。村田見逃し三振、内川にいい当たりをされるもセンターライナーで二死後、吉村のサードへの痛烈な打球は三塁手・今岡がグラブを差し出すも捕れず、レフト前ヒットとなる。しかし、相川はフルカウントから外角のボール球を打たせてせカンドゴロ。

九回表、投手がクルーンに、右翼手が田中充に交代。鳥谷センターフライの後、浅井がレフトフェンス直撃のツーベースヒットで出塁。スペンサー空振り三振の後、赤星が右中間に落ちるタイムリーツーベースヒットを放ち1点勝ち越す。藤本はサードゴロ。
九回裏、投手が久保田に、右翼手が中村豊に交代。田中充の代打・古木ファーストゴロ、石井空振り三振、種田ライトフライで試合終了。

阪神は横浜の誇るクアトロKの1人・加藤から桧山が代打同点ホームランを放つと、最終回には日本球界最速161キロの記録を持つクローザー・クルーンから赤星が決勝タイムリーを放ち、接戦を制した。
今日スタメンマスクの浅井は、昨年2005年4月17日対中日戦以来となる第1号ホームラン、そして最終回にはクルーンからツーベースヒットを放つなど3安打を放った。

(注目選手)

  • 浅井 良:先制ホームラン、クルーンからツーベースヒットを放つなど3安打猛打賞
  • 桧山 進次郎:代打同点ホームラン
  • 赤星 憲広:クルーンから決勝タイムリーツーベースヒット

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 濱中
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 浅井
  • 9
  • 江草

横浜

  • 1
  • 石井
  • 2
  • 種田
  • 3
  • 金城
  • 4
  • 佐伯
  • 5
  • 村田
  • 6
  • 内川
  • 7
  • 吉村
  • 8
  • 相川
  • 9

審判団

  • 本塁:本田
  • 一塁:敷田
  • 二塁:佐々木
  • 三塁:橘高