2006年5月6日 横浜ベイスターズ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 16勝12敗1分(対横浜 7勝1敗0分)
  • 横浜スタジアム 14時02分開始 試合時間:3時間15分 観客数:26672人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 9 1
横浜 2 0 0 0 1 0 0 0 X 4 10 0
  • (勝)土肥 2勝3敗0S (S)クルーン 0勝1敗4S
  • (登板投手:土肥−川村−木塚−加藤−クルーン)
  • (負)安藤 2勝2敗0S
  • (登板投手:安藤−ダーウィン−能見−金澤)
  • (本)

(試合内容)

試合開始前に、昨日心筋梗塞で急死した上本孝一セ・リーグ審判員の冥福を祈って、両軍がベンチ前に並び黙祷を捧げるとともに、サイレンが鳴らされた。また、スコアボードには半旗が掲げられ、審判団は喪章をつけての出場となった。

一回表、赤星ファーストゴロ、関本はボテボテのショートゴロで二死後、シーツがセンターフェンス直撃のツーベースヒット、金本がフルカウントからサードの頭上を越えるレフト線へのタイムリーヒットを放ち、先制点を奪う。今岡はサードゴロ。
一回裏、先頭・石井にセンター前ヒット打たれ、藤田に送りバントを決められて一死二塁とされる。金城の高いバウンドの打球を投手・安藤がバックして捕りに行ったが、つまずいて転倒し、セカンド内野安打となって一死一・三塁に。佐伯をフルカウントから空振り三振に打ち取った後、村田の初球に左肩をかすめる死球を与え、二死満塁にしてしまう。つづく内川のライトへの飛球は、右翼手・濱中が前進してスライディングキャッチを試みるも捕れず、逆転の2点タイムリーヒットとなる。なおも二死一・三塁で、吉村の初球にワイルドピッチがあり、一塁走者・内川が二進して、二死二・三塁となるが、吉村はサードファウルフライ。

二回表、濱中センターライナー、鳥谷空振り三振で二死後、矢野ストレートの四球、安藤センター前ヒットで二死一・二塁のチャンスをつかむ。しかし、赤星はピッチャーゴロ。
二回裏、相川ショートゴロ、土肥空振り三振、石井セカンドゴロで三者凡退。

三回表、先頭・関本が右中間へのヒットで出塁。シーツのショートゴロは二塁封殺のみで一死一塁に。金本のセカンドゴロは、一塁走者・シーツがタッチをかいくぐり、一塁のみアウトで二死二塁になるが、今岡はセカンドゴロ。
三回裏、藤田ショートゴロ、金城セカンドゴロで二死後、佐伯にセンター前ヒット、村田にレフト前ヒットを打たれ二死一・二塁になるが、内川はショートゴロ。

四回表、濱中センターフライの後、鳥谷が左中間へヒット、矢野がショートの横を抜くレフト前ヒット。安藤がスリーバントを決め、二死二・三塁とするが、赤星の放った打球は三遊間を破りそうだったが、遊撃手・石井があらかじめ三遊間の中央付近に守備位置を変えていたため、ショートゴロ。
四回裏、吉村空振り三振、相川はライト線付近へのファウルフライ(二塁手・関本がキャッチ)、土肥の初球のサードベース付近への打球は、三塁手・今岡が捕れず(しかし、きわどくファウル)。結局、土肥は見逃し三振で三者凡退。

五回表、関本フルカウントからサードゴロ、シーツはフルカウントからライトフライ、金本の打球はピッチャーを強襲するもセカンドゴロで三者凡退。
五回裏、先頭・石井がセンター前ヒットで出塁。つづく藤田は送りバントの構えから強攻策に切り替えてセンター前ヒットとなり、無死一・三塁のピンチとなる。金城のセンター前に抜けそうな打球は、遊撃手・鳥谷がよく追いついて二塁を封殺するが、三塁走者・石井が生還して横浜が1点追加。佐伯はレフトフライ、村田はフルカウントから空振り三振。

六回表、投手が川村に交代。今岡フルカウントからセンターフェンス直撃のツーベースヒットで出塁。濱中レフトフライの後、鳥谷がフルカウントから四球を選び、矢野もストレートの四球を選んで一死満塁のチャンスをつかむ。しかし、安藤の代打・桧山は初球をファーストフライ、赤星ショートゴロで得点ならず。
六回裏、投手がダーウィンに交代。内川空振り三振、吉村空振り三振、相川見逃し三振で三者連続三振。

七回表、投手が木塚に交代。関本の代打・藤本がショートの横を抜けるレフト前ヒットで出塁。シーツがバントヒットを狙うも結果的に送りバントとなり、一死二塁とするが、金本はサードフライ、今岡はフルカウントから空振り三振。
七回裏、木塚の代打・古木セカンドゴロの後、石井にショート内野安打を打たれるが、藤田はセカンド後方へのショートフライで二死。金城の打席でダーウィンが一塁へ牽制悪送球してしまい、一塁走者・石井に二進されるが、金城は空振り三振。

八回表、投手が加藤に交代。濱中空振り三振の後、鳥谷がセンターオーバーのツーベースヒットで出塁するが、矢野はセンターフライ、ダーウィンの代打・片岡は空振り三振。
八回裏、投手が能見に交代。佐伯はフルカウントからハーフスイングをとられ空振り三振。ここで投手が金澤に交代。村田の左中間への当たりは、左翼手・金本が追いつけず、ボールが後ろへ転がる間に打者・村田は二塁に到達(記録はツーベースヒット)。内川センター前ヒットで一死一・三塁とされると、吉村にライトへ犠牲フライを打たれ、横浜に1点を追加される。二死一塁で、相川は見逃し三振。

九回表、投手がクルーンに交代。赤星空振り三振、藤本ショートゴロ、シーツはショートゴロで試合終了。

先発・安藤は5回を投げ91球、7安打1四球3失点の内容。
打線は横浜の先発・土肥から先制点を奪ったものの、その後は追加点を奪えず。また六回からはクアトロK(川村、木塚、加藤、クルーン)のリレーで逃げ切られた。
阪神は横浜戦初黒星で、今季の対横浜戦の連勝が7でストップ。また、昨年から続いていた対横浜戦の連勝は8でストップした。
なお、横浜の先発・土肥は、五回表に金本の打球を左手親指の付け根付近に受け、打撲したことから五回表で降板した。

(注目選手)

  • なし

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 濱中
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 安藤

横浜

  • 1
  • 石井
  • 2
  • 藤田
  • 3
  • 金城
  • 4
  • 佐伯
  • 5
  • 村田
  • 6
  • 内川
  • 7
  • 吉村
  • 8
  • 相川
  • 9
  • 土肥

審判団

  • 本塁:小林
  • 一塁:佐々木
  • 二塁:橘高
  • 三塁:本田