2006年5月5日 横浜ベイスターズ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 16勝11敗1分(対横浜 7勝0敗0分)
  • 横浜スタジアム 18時02分開始 試合時間:4時間13分 観客数:26182人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 0 4 4 3 0 2 0 0 0 13 22 0
横浜 0 1 0 1 4 0 0 5 0 11 18 0
  • (勝)井川 3勝2敗0S (S)久保田 2勝2敗6S
  • (登板投手:井川−ダーウィン−桟原−金澤−久保田)
  • (負)ベバリン 0勝1敗0S
  • (登板投手:ベバリン−山北−ソニア−佐久本−川村−木塚)
  • (本)矢野 4号(2ラン=ベバリン)、5号(3ラン=山北)、6号(ソロ=佐久本)、吉村 6号(3ラン=井川)、村田 10号(3ラン=金澤)

(試合内容)

昨日の巨人戦で右手親指のマメが潰れた杉山が登録抹消となり、代わりに桟原が1軍登録された。
試合前の始球式は、地元横浜をベースに日本代表として世界で活躍するダンスホール・レゲエ・サウンド Mighty Crown の SUPER-G が務めた。

一回表、赤星三球三振、藤本レフトフライで二死後、シーツがセカンド内野安打、金本レフト線にポトリと落ちるヒットで二死一・二塁のチャンスをつかむが、今岡はフルカウントからファーストファウルフライ。
一回裏、石井は初球をレフトフライ、種田フルカウントからライトフライ、金城には左中間に大きな当たりを打たれるも赤星がキャッチしセンターフライ。

二回表、先頭・濱中が左太ももに当たる死球、鳥谷センター前ヒットで無死一・二塁のチャンスをつかむ。矢野のフルカウントから叩きつけた打球は高いバウンドのサード内野安打となり、スタートを切っていた二塁走者・濱中が生還して阪神が先制する。井川の初球に投手・ベバリンがボークをとられ、走者がそれぞれ進塁し無死二・三塁に。井川はセカンドゴロに倒れるが、赤星が三遊間を破るレフト前タイムリーヒットを放って1点追加。藤本の打席で赤星が二塁盗塁に成功し、一死二・三塁とすると、藤本がライト前に落ちるタイムリーヒットを放って2点追加。さらに、シーツがライト前ヒットを放って一死一・二塁とするが、金本はフルカウントからいい当たりもライトフライ、今岡はフルカウントからショートゴロ。
二回裏、佐伯センターフライの後、村田に右中間を破るツーベースヒット、内川に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれて一死一・三塁のピンチを背負う。そして、吉村に一・二塁間を破るライト前タイムリーヒットを浴び1点を返される。つづく相川はフルカウントからショートゴロだったが二塁封殺のみ。二死一・三塁で、投手のベバリンに対してフルカウントから四球を与え、二死満塁にしてしまう。石井はショートへの高いバウンドで内野安打になるかと思われたが、捕球した遊撃手・鳥谷が冷静に二塁封殺して三者残塁。

三回表、濱中フルカウントから空振り三振の後、鳥谷がショートの横を抜くレフト前ヒットで出塁すると、矢野がレフトスタンドに叩き込む2ランホームランを放つ。井川見逃し三振の後、赤星がライト前ツーベースヒットで出塁すると、藤本がセンター前タイムリーヒット。本塁への送球の間に打者・藤本は二塁へ到達。さらにシーツがセンター前タイムリーヒット。ここで投手がベバリンから山北に交代。金本はセカンドゴロ。
三回裏、種田セカンドフライ、金城フルカウントからセンターフライで二死後、佐伯にライト前へポトリと落ちるヒットを打たれ、さらに二塁手・藤本と交錯しそうになった右翼手・濱中がボールをはじく間に打者・佐伯に二塁へ進まれる(記録はツーベースヒット)。しかし、村田はセカンドフライ。

四回表、先頭・今岡がライト前ヒット、濱中レフト前ヒットで無死一・二塁とする。鳥谷フルカウントからレフトフライの後、矢野がライトスタンドへ2打席連続となる3ランホームランを放つ。井川は空振り三振、赤星サードファウルフライ。
四回裏、先頭・内川にセンター前ヒットを打たれる。吉村フルカウントからライトフライ、相川空振り三振で二死後、山北の代打・鶴岡にあわやホームランというセンターフェンス直撃のタイムリーツーベースヒットを打たれる。二死二塁で、石井はショートゴロ。

五回表、投手がソニアに、捕手が代打で出場した鶴岡に交代。藤本空振り三振の後、シーツがライト前に落ちるヒットで出塁。金本見逃し三振の後、今岡レフト前ヒットで二死一・二塁とするが、濱中は見逃し三振。
五回裏、先頭・種田にセンター前ヒットを打たれる。金城セカンドゴロで一塁のみアウト。佐伯のセンターへ抜けるかと思われた打球は遊撃手・鳥谷が追いつきショートゴロ。二死三塁で、村田の打球はサードを強襲、三塁手・今岡は打球を止めるも捕球できず内野安打で3失点目。内川の高いバウンドの打球に対し、三塁手・今岡が捕りに出るも照明が目に入ったか捕球に行けず、結局ショート内野安打で二死二・三塁に。そして、吉村に低めの球をライトスタンドへ運ばれる3ランホームランを浴びてしまう。なおも、ソニアの代打・小池に死球、鶴岡に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれ二死一・二塁になるが、石井はサードゴロ。

六回表、投手が佐久本に交代。鳥谷はファーストゴロ。矢野が2球目をレフトポール際へ大ファウルした後、フルカウントからレフトスタンドへ3打席連続ホームランを放つ。井川の代打・スペンサーはセンターオーバーのツーベースヒット。赤星のショートゴロで二塁走者・スペンサーが三進。そして、藤本がセンター前タイムリーヒットを放ち、これでチームの安打数が20安打に。シーツは空振り三振。
六回裏、投手がダーウィンに交代。種田空振り三振、金城ファーストゴロ、佐伯ファーストゴロで三者凡退。

七回表、金本ショートゴロの後、今岡が四球で出塁するが、濱中レフトファウルフライ、鳥谷空振り三振
七回裏、三塁手が関本に交代。村田センターフライ、内川ファーストフライ、吉村空振り三振で三者凡退。

八回表、投手が川村に交代。矢野ショートゴロ、ダーウィンの代打・林は見逃し三振で二死後、赤星がレフト前に落ちるヒットで出塁するが、藤本はセンターフライ。
八回裏、投手が今日1軍に登録されたばかりの桟原に、捕手が野口に交代。川村の代打・藤田の三塁線への打球を三塁手・関本が横っ飛びで止めるも、一塁間に合わずサード内野安打となる。鶴岡フルカウントから空振り三振の後、石井に通算1990本目となるライト前ヒットを打たれ、一死一・二塁に。種田のセカンド後方への当たりは、藤本がバックするも捕れず、ライト前ヒットとなって一死満塁となる。金城ショートフライの後、佐伯にフルカウントからレフト前2点タイムリーヒットを打たれる。ここで投手が桟原から金澤に交代。村田カウント2−1の時に一塁走者・佐伯が二塁盗塁に成功し、二死二・三塁となった後、村田にセンターバックスクリーン右に運ばれる3ランホームランを浴び、2点差に詰め寄られる。内川はサードフライ。

九回表、投手が木塚に交代。先頭・シーツがセンター前ヒットで出塁。金本レフトフライ、関本のセカンドゴロは一塁のみアウトで二死二塁になるが、濱中はフルカウントからセカンドゴロ。
九回裏、投手が久保田に、右翼手が中村豊に交代。先頭・吉村に右中間へ弾き返され、ツーベースコースだったが、右翼手・中村豊がスライディングして懸命に止めシングルヒットに。木塚の代打・古木に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれ無死一・二塁のピンチを背負う。鶴岡は送りバントの構えも2球連続で空振りし、結局セカンドゴロ併殺。二死三塁で、石井はショートゴロに打ち取り試合終了。

阪神が序盤に一時は10点差をつけたものの、先発・井川が5回を投げ11安打2四死球6失点、3番手・桟原、4番手・金澤も打たれ、2点差まで迫られたが、最後は抑えのエース・久保田を投入し、辛うじて逃げ切った。
今季の対横浜戦は負けなしの7連勝で、昨年からの対横浜戦を8連勝とした。
阪神の22安打、13点はともに今季チーム最多。貯金も今季最多の5。
矢野の3打席連続ホームランは自身初で、1試合7打点は自己最多。
シーツは通算5度目の1試合5安打を記録し、川上哲治、青田昇、与那嶺要、坂本文次郎、松永浩美と並んでプロ野球最多タイ。
横浜は5連敗で、借金は今季ワーストの12となった。

(注目選手)

  • 矢野 輝弘:先制タイムリーヒットと3打席連続ホームランで4安打7打点の大活躍
  • 藤本 敦士:3本のタイムリーヒットで4打点
  • シーツ:6打数5安打1打点

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 濱中
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 井川

横浜

  • 1
  • 石井
  • 2
  • 種田
  • 3
  • 金城
  • 4
  • 佐伯
  • 5
  • 村田
  • 6
  • 内川
  • 7
  • 吉村
  • 8
  • 相川
  • 9
  • ベバリン

審判団

  • 本塁:敷田
  • 一塁:橘高
  • 二塁:本田
  • 三塁:小林