2006年5月2日 阪神タイガース vs. 読売ジャイアンツ

  • 阪神タイガース 成績 14勝10敗1分(対巨人 2勝2敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:3時間50分 観客数:48512人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
巨人 0 0 0 0 4 0 0 0 0 4 7 0
阪神 0 0 0 1 0 3 0 0 1x 5 11 1
  • (勝)久保田 1勝2敗5S (S)
  • (登板投手:オクスプリング−能見−金澤−藤川−久保田)
  • (負)林 0勝1敗0S
  • (登板投手:パウエル−久保−林)
  • (本)シーツ 7号(ソロ=パウエル)、関本 3号(ソロ=林)

(試合内容)

巨人の先発は4月の月間MVP(投手部門)を受賞したパウエル。
また、4月の月間MVP(打者部門)を初受賞した濱中は今日も6番ライトで先発出場。

一回表、鈴木フルカウントからレフトフライ、小坂空振り三振で二死後、4月30日の中日戦で史上初の二打席連続満塁ホームランを放った二岡にはフルカウントから四球を与える。しかし、李は空振り三振。
一回裏、赤星空振り三振の後、藤本が四球で出塁する。シーツの打球は左中間深いところへ飛ぶがレフトフライ、金本はファーストゴロ。

二回表、小久保ライトフライの後、阿部にレフト前ヒットを打たれるが、矢野ファーストフライ、清水サードゴロ。
二回裏、今岡の打球はパウエルの足元に当たり大きく弾むもセカンドゴロ、濱中センターフライで二死後、鳥谷がセンター前ヒットで出塁。矢野の打席で鳥谷が二塁盗塁に成功し、二死二塁とする。しかし、矢野はバットを折られてショートゴロ。

三回表、パウエルはサードゴロ、鈴木にフルカウントからセンター前ヒットを打たれると、小坂の打席で二塁盗塁を決められる。小坂セカンドゴロで二塁走者が三進。そして、二岡、李に連続四球を与えて二死満塁のピンチとなる。つづく小久保に対してはフルカウントになるが、ライトフライに打ち取った。
三回裏、先頭・オクスプリングが三塁線を破るレフト前ヒット(来日初ヒット)で出塁するも、赤星ショートゴロで二塁封殺、藤本ショートゴロ併殺。

四回表、阿部ショートゴロの後、矢野には右手に当たる死球を与える。しかし、清水にはいい当たりをされるもライトフライ、パウエルはファーストファウルフライ。
四回裏、先頭・シーツがセンターバックスリーン左へソロホームランを放ち、阪神が先制する。金本フルカウントからセンターへ大きな飛球を打つもセンターフライ、今岡ファーストファウルフライ、濱中セカンドゴロ。

五回表、先頭・鈴木にレフト前ヒット、小坂四球で無死一・二塁のピンチを招く。二岡にライトフェンスぎりぎりまで運ばれるが濱中が追いつきライトフライ。二塁走者・鈴木は三進し、一死一・三塁に。李セカンドフライの後、小久保にストレートの四球を与えて二死満塁にしてしまうと、阿部にフルカウントから押し出しの四球を与えて同点。そして、矢野に三遊間を破るレフト前への2点タイムリーヒットを打たれ、2点勝ち越しを許す。ここで投手がオクスプリングから能見に交代。なおも二死一・二塁で、清水に一二塁間を破るライト前タイムリーヒットを浴び、さらに1点を失う。パウエルは見逃し三振。
五回裏、先頭・鳥谷がピッチャー返しのセンター前ヒットで出塁。矢野空振り三振の後、投手の能見がそのまま打席に入り、送りバントを決めて二死二塁とする。しかし、赤星はセカンドゴロ。

六回表、鈴木フルカウントからサードゴロも、三塁手・今岡が前にはじいてしまい、一塁間に合わず(記録はサードのエラー)。小坂のショートゴロは一塁のみアウトで一死二塁になるが、二岡、李は連続空振り三振。
六回裏、先頭・藤本がフルカウントから三遊間を破るレフト前ヒットで出塁。シーツ空振り三振の後、金本の打球は三塁線を破り、左翼手・清水がクッションボールの処理を誤っている間に、一塁走者・藤本が生還。打者・金本も三塁に到達する(記録は三塁打)。今岡がレフトへ犠牲フライを放ち1点差とする。さらに、濱中がライトへポトリと落ちるツーベースヒットで出塁すると、鳥谷がセンター前ヒットを放ち、中堅手・鈴木からバックホームされるも、走者・濱中がタッチをかいくぐって同点のホームイン。ここで巨人は中堅手を鈴木から川中に交代。矢野がレフト前ヒットを放ち、二死一・三塁とするが、能見の代打・桧山はフルカウントから高めのボール球を振らされ空振り三振。

七回表、投手が金澤に交代。小久保の三遊間への当たりは遊撃手・鳥谷がよく追いつくもショート内野安打となる。阿部ファーストファウルフライの後、矢野にフルカウントから四球を与え一死一・二塁となる。しかし、清水はフルカウントから見逃し三振。パウエルの代打・斉藤はショートフライでピンチ脱出。
七回裏、投手が久保に交代。赤星空振り三振、藤本レフトフライ、シーツはライトフライで、この試合両チーム初めての三者凡退。

八回表、投手が藤川に交代。川中フルカウントからショートゴロの後、小坂にもフルカウントとしてしまい、四球を与える。二岡のライトファウルゾーンへの飛球は右翼手・濱中がスライディングキャッチを試みるも捕れず。結局、二岡にライト前ヒットを打たれ、一塁走者・小坂が三進して一死一・三塁とされる。しかし、李は空振り三振、小久保はセンターフライに打ち取る。
八回裏、金本センターフライの後、今岡がレフト前ヒット、濱中四球で一死一・二塁とする。ここで投手が久保から林に交代。鳥谷、矢野は連続空振り三振。

九回表、投手が久保田に、右翼手をスペンサーに交代。阿部、矢野を連続空振り三振、清水セカンドゴロで三者凡退。
九回裏、スペンサー空振り三振、赤星セカンドゴロで二死後、藤本の代打・関本の放った打球は、センターバックスクリーン右へ吸い込まれるサヨナラホームランとなり、阪神が今季初のサヨナラ勝ちをおさめた。

先発・オクスプリングは制球が乱れ、4回2/3を投げて124球4安打7四死球4失点だった。
阪神は早め早めの継投で巨人の反撃をしのぎ、関本のプロ入り後初となるサヨナラホームランで勝利し、貯金を今季最多の4とした。
また、濱中が自己最長となる11試合連続ヒットを記録した。

(注目選手)

  • 関本 健太郎:自身3度目の代打ホームランで、プロ入り後初となるサヨナラホームラン
  • 鳥谷 敬:同点タイムリーヒットを含む3安打猛打賞&1盗塁

先発オーダー

巨人

  • 1
  • 鈴木
  • 2
  • 小坂
  • 3
  • 二岡
  • 4
  • 李承ヨプ
  • 5
  • 小久保
  • 6
  • 阿部
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 清水
  • 9
  • パウエル

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 濱中
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • オクスプリング

審判団

  • 本塁:杉永
  • 一塁:敷田
  • 二塁:渡田
  • 三塁:友寄