2006年4月9日 阪神タイガース vs. 横浜ベイスターズ

  • 阪神タイガース 成績 5勝2敗1分(対横浜 3勝0敗0分)
  • 大阪ドーム 14時00分開始 試合時間:3時間18分 観客数:33438人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
横浜 0 1 0 4 0 0 0 0 0 5 9 1
阪神 1 0 4 0 0 1 0 4 X 10 11 1
  • (勝)金澤 1勝0敗0S (S)
  • (登板投手:江草−金澤−能見−藤川−久保田)
  • (負)吉見 0勝1敗0S
  • (登板投手:吉見−加藤−木塚)
  • (本)濱中 4号(3ラン=吉見)、5号(ソロ=吉見)

(試合内容)

横浜・多村は、前日の試合で一塁牽制を受けて帰塁する際に、首と肩を痛めたことから、スタメン落ち。

一回表、石井センターフライの後、小池に一二塁間を破るライト前ヒット、金城ライト前ヒットを打たれ一死一・二塁のピンチを背負う。しかし、佐伯はセンターフライ、村田は空振り三振。
一回裏、赤星のサードゴロは三塁手・村田が捕れずエラーで出塁。関本はバントの構えもストレートの四球で無死一・二塁のチャンスをつかむ。シーツはライトフライだったが二塁走者・赤星が三進し、一死一・三塁に。そして、金本のセカンドゴロ併殺崩れの間に三塁走者・赤星が生還し、阪神が先制点をあげる。今岡はセンターフライ。

二回表、先頭・種田にライト線へツーベースヒットを打たれる。吉村空振り三振の後、相川にライト線へタイムリーツーベースヒットを打たれ同点にされる。吉見送りバント成功で二死三塁とされるが、石井はフルカウントから見逃し三振。
二回裏、濱中ショートゴロ、鳥谷空振り三振で二死後、矢野が右中間を破るツーベースヒットで出塁するが、江草は空振り三振。

三回表、小池がバントヒットを試みるもキャッチャーゴロ、金城ピッチャーゴロ、佐伯空振り三振で三者凡退。
三回裏、赤星センターフライの後、関本がレフト線へツーベースヒットで出塁すると、シーツがライトフェンス直撃のタイムリーツーベースヒットを放ち1点勝ち越す。金本はフルカウントから四球を選び一死一・二塁に。今岡センターフライの後、濱中がレフトスタンドへ3ランホームランを放つ。鳥谷はセカンドフライ。

四回表、先頭・村田にライト前ヒット、種田にフルカウントから四球、吉村にレフト前ヒットを打たれ、無死満塁のピンチを背負う。相川をピッチャーゴロ併殺に打ち取るが、二死二・三塁で投手・吉見にレフト前2点タイムリーヒットを打たれる。さらに、石井にレフトへツーベースヒットを打たれ、二死二・三塁になる。そして、小池の左中間へ打球は、中堅手・赤星と衝突しそうになった左翼手・金本がグラブに当てながらも落球し、2走者がホームインし同点とされる。金城の打席で一塁走者・小池を一塁から誘い出し、二塁タッチアウトで3アウト。
四回裏、矢野はバットを折られショートゴロ。江草の代打・浅井もショートゴロ、赤星もショートゴロで三者凡退。

五回表、投手が金澤に交代。金城セカンドゴロ、佐伯セカンドフライで二死後、村田に死球を与える。しかし、種田の打席で一塁走者・村田を捕手・矢野が牽制で刺し3アウト。
五回裏、関本空振り三振、シーツはセカンドフライで二死後、金本が四球で出塁するが、今岡はショートゴロ。

六回表、種田セカンドゴロ、吉村空振り三振、相川空振り三振で三者凡退。
六回裏、先頭・濱中がレフトスタンドへ2打席連続となるソロホームランを放ち勝ち越し。鳥谷がレフト前ヒットで出塁。矢野のセンターへのヒット性の当たりは中堅手・小池の好捕にあう。金澤の代打・林が空振り三振の後、赤星が三遊間を破るレフト前ヒットを放ち二死一・二塁とする。
ここで横浜の投手が加藤に、左翼手が古木に交代。関本の代打・藤本はセカンドゴロ。
七回表、投手が能見に交代。古木にフルカウントから四球を与え、石井に送りバントを決められ一死二塁とされるが、小池センターフライ、金城ショートゴロ。
七回裏、シーツはショートゴロ、金本レフトフライ、今岡セカンドゴロで三者凡退。

八回表、投手が藤川に交代。佐伯にフルカウントから四球を与え、村田に送りバントを決められた後、種田にフルカウントから四球を与え一死一・二塁のピンチを招く。しかし、加藤の代打・多村は空振り三振、相川も空振り三振。
八回裏、投手が木塚に交代。濱中があわやホームランという左中間フェンス直撃のツーベースヒットで出塁。鳥谷は敬遠気味の四球、矢野が送りバントを決め一死二・三塁とする。藤川の代打・桧山は四球で一死満塁に。赤星のサード後方へのフライは、三塁手・村田が捕球体勢に入るも捕れず、レフト線にポトリと落ちるタイムリーヒットとなる。藤本が前進守備のセカンド横を抜けるセンター前2点タイムリーヒット、さらにシーツのボテボテの当たりはピッチャーへのタイムリー内野安打となる。一死一・二塁で世界新記録達成目前の金本に打席がまわったが空振り三振。今岡はピッチャーゴロ。

九回表、投手が久保田に、右翼が中村豊に交代。古木サードファウルフライの後、石井にセンター前ヒットを打たれるが、小池三振、金城空振り三振で試合終了。

阪神は6試合連続2桁安打を放って10得点。1引き分けを挟んで5連勝とした。
先発・江草は4回を投げ8安打1四球5失点(自責点3)の内容。2番手・金澤が2回無安打無失点に抑え今季初勝利をあげた。
なお、この試合で金本が、カル・リプケン氏(米大リーグ・元オリオールズ)が持つ連続フルイニング出場記録903試合を抜き、世界記録となる904試合を達成した。

(注目選手)

  • 濱中 治:2本塁打を含む3安打猛打賞4打点
  • 金澤 健人:2回を投げ無安打無失点に抑え今季初勝利
  • シーツ:開幕から8試合連続安打となる2本のタイムリーで2打点

先発オーダー

横浜

  • 1
  • 石井
  • 2
  • 小池
  • 3
  • 金城
  • 4
  • 佐伯
  • 5
  • 村田
  • 6
  • 種田
  • 7
  • 吉村
  • 8
  • 相川
  • 9
  • 吉見

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 濱中
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 江草

審判団

  • 本塁:渡真利
  • 一塁:橘高
  • 二塁:谷
  • 三塁:吉本