2006年4月5日 広島東洋カープ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 2勝2敗0分(対広島 1勝0敗0分)
  • 広島市民球場 18時00分開始 試合時間:2時間55分 観客数:16993人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 4 1 1 1 0 1 2 0 0 10 18 0
広島 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 6 1
  • (勝)下柳 1勝0敗0S (S)
  • (登板投手:下柳−杉山−ダーウィン)
  • (負)大島 0勝1敗0S
  • (登板投手:大島−長谷川−広池−林−永川)
  • (本)濱中 1号(3ラン=大島)、2号(ソロ=大島)、金本 2号(ソロ=長谷川)、関本 2号(ソロ=広池)

(試合内容)

両チームの先発投手は前日の雨天中止試合からのスライド登板。阪神は濱中が6番ライトで今季初スタメン。

一回表、赤星ピッチャーゴロの後、関本が左中間を破るツーベースヒット。シーツがライトフライに倒れ二死となるが、金本のピッチャー返しの当たりを大島がはじき内野安打となり二死一・三塁のチャンスをつかむ。そして、今岡がセンター前へタイムリーをはなち1点を先制。さらに今日スタメンの濱中がレフトスタンドへ3ランホームランを放り込む。続く鳥谷選手もレフト線へツーベースヒットを放つが、矢野はセンターフェンス際への大きなフライに倒れた。
一回裏、緒方サードゴロ、前田空振り三振、新井センターフライで三者凡退。

二回表、下柳三振の後、赤星が四球で出塁し、続く関本が三遊間を破るレフト前ヒットを打ち一死一・三塁とする。そして、シーツのサード深いところへの当たりは内野安打となり、三塁走者が生還、なおも一死一・二塁。金本のファーストゴロで走者はそれぞれ進塁し二死二・三塁とするが、今岡はフルカウントから三振に倒れた。
二回裏、この回先頭の嶋にライト前ヒットを打たれる。栗原にストレートの四球を与え無死一・二塁のピンチを招くが、まず梵を三振に打ち取り一死。続く石原のセカンドゴロで走者がそれぞれ進塁し二死二・三塁とされるが、山崎を三振に打ち取った。

三回表、この回先頭の濱中がバックスクリーンへ2打席連続となるホームランを叩き込む。鳥谷セカンドゴロの後、矢野がフルカウントからセンター前ヒットで出塁。しかし下柳の送りバントは、捕球した投手・大島がセカンドへ送球し二塁封殺、赤星はレフトフライに倒れた。
三回裏、大島の代打・木村一はライトフライ。緒方はスイングをとられ空振り三振、前田は初球セカンドゴロで三者凡退。

四回表、二番手・長谷川が登板。関本センターフライ、シーツ三振の後、金本がライトポール際へ2試合連続となるホームランを放つ。今岡は初球をライトファウルフライ。
四回裏、新井にレフト前ヒットを打たれるが、嶋ファーストゴロで二塁封殺、栗原レフトフライ、梵レフトフライ。

五回表、濱中のピッチャー返しは長谷川はじくも遊撃手・山崎がバックアップしショートゴロ、鳥谷セカンドフライで二死後、矢野が三遊間を破るレフト前ヒットで出塁。しかし下柳はセカンドゴロ。
五回裏、この回先頭の石原にセンター前ヒット。山崎ライトフライの後、長谷川の代打・松本にストレートの四球を与え一死一・二塁となるが、緒方をショートゴロ併殺打に打ち取った。

五回裏終了後、プロ野球史上77人目の500試合登板を達成した下柳投手に花束が贈られた。

六回表、三番手・広池が登板。赤星三振の後、関本がレフトスタンドへ2試合連続となるホームランを放つ。シーツの三遊間への当たりは新井の懸命なプレーでサードゴロ。二死から金本がレフト前ヒットで出塁するが、今岡はショートゴロに倒れた。
六回裏、前田セカンドゴロの後、新井に四球を与えるが、嶋をファーストゴロ併殺打に打ち取った。

七回表、濱中がライト前ヒット、鳥谷ショートゴロで二塁封殺、一死一塁となる。矢野サードゴロで二死二塁、下柳に代打・林が送られる。林はレフト線へタイムリーツーベースヒットをはなち9点目。なおも二死二塁で赤星の打球は左翼手・前田の守備範囲と思われたが、これを前田が捕り損ね二塁走者が生還する(記録は左翼手のエラー)。関本はライトフライに倒れた。
七回裏、二番手は杉山。林がライト、藤本がセカンドの守備につく。栗原を空振り三振、梵をショートゴロ、石原を見逃し三振の三者凡退に打ち取った。

八回表、四番手・林が登板。シーツが三遊間を破るレフト前ヒットで出塁。しかし金本はライトフライ、今岡はショートゴロ併殺打に倒れた。
八回裏、山崎見逃し三振、広池の代打・浅井レフトフライ、緒方サードゴロの三者凡退。

九回表、マウンドは五番手・永川。センターに東出が入る。藤本ショートゴロ、鳥谷セカンドゴロで二死となるが、矢野がフルカウントからレフト前ヒット、林がライト前ヒットをはなち二死一・三塁とする。しかし赤星はショートゴロに倒れた。
九回裏、三番手・ダーウィンが登板。前田ライトフライ、新井空振り三振の後、嶋にセンター前ヒット、栗原にセンター前ヒットを打たれ二死一・二塁とされると、梵にセンター前へタイムリーヒットを打たれ1点を失う。ワイルドピッチで走者が進塁し二死二・三塁とされるが、石原をセカンドフライに打ち取り試合終了。

阪神は2試合連続の2桁安打で10得点をあげ、広島に快勝。勝率を5割に戻した。
ヒーローインタビューは500試合登板を達成し、今季初勝利をあげた下柳投手だった。

(注目選手)

  • 濱中 治:2打席連発を含む3安打猛打賞4打点
  • 下柳 剛:通算500試合登板を白星で飾る
  • 杉山 直久:オープン戦での不安な投球内容を払拭する2回パーフェクトの好投

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 関本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 濱中
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 下柳

広島

  • 1
  • 緒方
  • 2
  • 前田
  • 3
  • 新井
  • 4
  • 5
  • 栗原
  • 6
  • 7
  • 石原
  • 8
  • 山崎
  • 9
  • 大島

審判団

  • 本塁:小林
  • 一塁:笠原
  • 二塁:橘高
  • 三塁:杉永