2006年3月31日 東京ヤクルトスワローズ vs. 阪神タイガース

  • 阪神タイガース 成績 0勝1敗0分(対ヤクルト 0勝1敗0分)
  • 明治神宮野球場 18時02分開始 試合時間:3時間11分 観客数:29669人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 0 0 0 0 0 2 0 1 0 3 8 0
ヤクルト 0 3 0 0 0 1 0 0 X 4 6 0
  • (勝)石川 1勝0敗0S (S)五十嵐 0勝0敗1S
  • (登板投手:石川−木田−五十嵐)
  • (負)井川 0勝1敗0S
  • (登板投手:井川−相木−能見)
  • (本)ラミレス 1号(ソロ=井川)、今岡 1号(2ラン=石川)

(試合内容)

2006年シーズン開幕戦。オープニングセレモニーの国家独唱は歌手のクミコさん。両監督およびWBC代表選手に東京ヤクルトJr.の皆さんから花束贈呈があり、同チームの選手たちによる始球式が行われた。

一回表、赤星の初球は変化球でストライク、2球目を打ってショートゴロ。藤本はフルカウントから1球ファウルをはさんで、センター左へのヒットで出塁。しかしシーツ、金本と連続見逃し三振に終わった。
一回裏、青木は初球を打ってファーストへのフライ。田中浩は見逃し三振。リグスは空振り三振で三者凡退。

二回表、今岡がレフトへの大きなフライに倒れた後、桧山が右手甲への死球で出塁。しかし、鳥谷は空振り三振、矢野は見逃し三振に倒れた。
二回裏、この回先頭のラミレスにライトスタンドへ先制のソロホームランを打たれる。続くラロッカ、宮出に連続四球を与え無死一・二塁。バントの構えの古田の初球、ワイルドピッチで二塁走者は三塁へ進塁。古田のファーストファウルフライをシーツが捕球するも、一塁塁審のフェンスに当たってからの捕球という判定で捕球とならず、結局古田は浅いレフトフライ、三塁走者はタッチアップできず一死一・三塁に。続く宮本にライト線へタイムリーツーベースヒットを打たれヤクルトが1点を追加。石川のサード正面のゴロで三塁走者を三本間の挟殺プレーで二死とするも、青木の初球にパスボールがあり、1点を献上する。青木を四球で出し二死一・二塁となるが、田中浩のレフトファウルゾーンへの打球に金本が追いつき、ようやく3アウトとした。

三回表、二死から藤本がセンター前ヒットで出塁。しかしシーツは空振り三振。
三回裏、この回先頭のリグスに左中間へツーベースヒットを打たれる。ラミレスのショートゴロで二塁走者は三進。ラロッカ死球で一死一・三塁とされるが、宮出をサードゴロに打ち取り三塁走者を三本間に挟み二死一・二塁に。古田をサードファウルフライに打ち取りピンチを脱した。

四回表、金本、今岡、桧山で三者凡退。
四回裏、二死から青木に四球を出すも、田中浩を空振り三振に打ち取った。

五回表、二死から井川がピッチャー内野安打で出塁するも、赤星は三振に倒れた。
五回裏、一死からラミレスに四球を与える。ラロッカの一二塁間への打球は藤本がよく追いつき、一塁のみアウトとし二死二塁。宮出に四球を与え二死一・二塁となるが、古田をセカンドフライに打ち取った。

六回表、この回先頭の藤本がヘッドスライディングを見せ、ショート内野安打で出塁。シーツはレフト左へヒットをはなち、二塁走者は三塁へ進塁するも、ラミレスの好返球でシーツは二塁アウト。金本がキャッチャーファウルフライに倒れた後、今岡がライトスタンドへ2ランホームランをはなち、ようやく得点する。
六回裏、この回先頭の宮本にサード強襲のヒットを打たれる。石川の代打・土橋が送りバントを決め一死二塁。青木の三塁線への打球は今岡飛びつくも捕れず、タイムリーツーベースヒットとなりヤクルトが1点を追加する。尚も一死二塁だったが、田中浩をサードゴロ、リグスをセカンドフライに打ち取った。

七回表、二番手・木田が登板。鳥谷三振、矢野ショートゴロ、井川の代打・片岡三振で三者凡退。
七回裏、二番手・相木が登板。ラミレス三振の後、ラロッカに死球を与える。一死一塁、宮出の打席で、一塁走者ラロッカは二塁へ盗塁成功。しかし宮出三振で二死二塁。続く古田をピッチャーゴロに打ち取り追加点は許さなかった。

八回表、この回先頭の赤星が三塁線を破るツーベースヒットで出塁すると、藤本は四球を選び無死一・二塁とする。シーツ三振で一死となるも、金本の一・二塁間への当たりは二塁手・田中浩が追いつくも捕れず内野安打となり、二塁走者の赤星が生還。なおも一死一・二塁だったが、今岡空振り三振、桧山セカンドゴロに倒れた。
八回裏、この回先頭の宮本に死球を与えると、木田の代打・岩村が告げられる。ここで阪神は相木から三番手・能見に投手交代。岩村にフルカウントから外の球をうまく拾われレフト前ヒットされ無死一・三塁とされる。岩村の代走・三木が二塁盗塁に成功し無死二・三塁。青木に四球を与え無死満塁のピンチを迎える。田中浩を空振り三振の後、リグスをショート正面のゴロに打ち取り、バックホームして二死満塁。ラミレスの打球は遊撃手・鳥谷のファインプレーでショートゴロとなり、このピンチを無失点で切り抜けた。

九回表、マウンドは五十嵐。鳥谷、矢野、代打・林で三者凡退に打ち取られ試合終了。

阪神は先発・井川が6回を投げ被安打5、自責点3。ラミレスに一発を浴びた後のワイルドピッチや2四球など、7四死球1暴投と不安定な内容。
打線は8安打しながら、先発・石川には7つ、二番手・木田には4つの三振を奪われるなど、チャンスにあと1本が出なかった。
阪神は2年連続開幕黒星スタート。ヤクルトは開幕戦での対阪神7連勝。

(注目選手)

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 藤本
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • 鳥谷
  • 8
  • 矢野
  • 9
  • 井川

ヤクルト

  • 1
  • 青木
  • 2
  • 田中浩
  • 3
  • リグス
  • 4
  • ラミレス
  • 5
  • ラロッカ
  • 6
  • 宮出
  • 7
  • 古田
  • 8
  • 宮本
  • 9
  • 石川

審判団

  • 本塁:友寄
  • 一塁:渡真利
  • 二塁:本田
  • 三塁:佐々木