2005年9月23日 広島東洋カープ vs. 阪神タイガース 20回戦

  • 阪神タイガース 成績 80勝52敗5分(対広島 14勝6敗0分)
  • 倉敷マスカットスタジアム 13時30分開始 試合時間:4時間2分 観客数:30059人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 1 1 4 0 0 0 0 0 2 8 13 1
広島 0 0 3 1 1 0 0 1 0 6 11 1
  • (勝)藤川 6勝1敗1S (S)久保田 5勝4敗24S
  • (登板投手:福原−桟原−ウィリアムス−藤川−久保田)
  • (負)佐々岡 1勝6敗0S
  • (登板投手:レイボーン−佐竹−横山−永川−佐々岡)
  • (本)緒方 20号(ソロ=福原)

(試合内容)

一回表、先頭の赤星レフト前ヒット、鳥谷センター前ヒットで無死一・三塁のチャンスをつかむと、片岡のレフトへの犠牲フライで1点を先制する。その後は金本ショートゴロで二塁封殺、今岡はライトフライに倒れ、無死で2人のランナーを出したが、1点止まり。
一回裏、松本の叩きつけた打球は今岡背伸びして捕球し、一塁へ送球するも内野安打となり無死一塁。山崎送りバント成功で一死二塁、嶋のライトフライで二塁走者がタッチアップし二死三塁となるが、新井をセカンドゴロに打ち取った。
二回表、二死から藤本がライト前ヒットで出塁。福原の打席でワイルドピッチがあり二死二塁。フルカウントから、福原がライト線へタイムリーヒットをはなち(今季初安打)1点を追加。赤星はファーストゴロ。
二回裏、三者凡退。

三回表、先頭の鳥谷がライト前ヒット、片岡がセンター前ヒットで無死一・三塁。金本サードフライで一死となるが、今岡がレフト前へタイムリーヒットをはなち1点を追加。桧山は粘ってフルカウントから四球を選んで満塁に。矢野は浅いライトフライ、藤本のサードファウルフライは三塁手・栗原が捕ったかに見えたが、そのままカメラマン席に突入してしまい落球。プレー再開後、藤本が右中間に落ちる走者一掃のタイムリーツーベースヒットを放ち、この回さらに3点を追加した。
三回裏、一死後、レイボーンの代打・比嘉はサードゴロだったが、三塁手・今岡から一塁へ悪送球してしまい、エラーのランナーが出塁する。松本高はセカンドゴロで二塁封殺のみ。山崎がレフト前ヒットをはなち、一塁走者・松本高が俊足を活かして一気に三塁へ進み、二死一・三塁となる。そして、嶋、新井に連続タイムリーを打たれて2点を失う。さらに、前田に四球を与えて二死満塁にしてしまうと、緒方の打席でパスボールをしてしまい、三塁走者が還って3点目を失う。なおも二死二・三塁だったが、緒方は空振り三振に打ち取った。

四回表、マウンドは二番手・佐竹。二死から片岡が四球で出るが、金本がレフトフライに倒れた。
四回裏、栗原にレフトフェンス直撃のツーベースヒット。倉のセカンドゴロが進塁打となり一死三塁。佐竹の代打・浅井樹はショートゴロ、三塁走者の栗原が中途半端に三塁を離れ、三本間に挟まれアウト、二死二塁となる。松本高に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれて二死一・三塁になると、山崎に一二塁間を破るライト前タイムリーヒットを打たれて、2点差に詰め寄られる。なおも二死一・二塁だったが、嶋は見逃し三振に打ち取る。
五回表、マウンドは三番手・横山。三者凡退。
五回裏、二死から緒方にライトポール際へソロホームランを浴びてしまい、1点差に詰め寄られる。
六回表、藤本ファーストゴロを、新井がよく追いつくも一塁へ悪送球し無死二塁。福原の代打・久慈がきっちりバントを決め、一死三塁。しかし赤星ショートゴロ、鳥谷空振り三振で得点ならず。
六回裏、マウンドは二番手・桟原。倉のショートゴロは鳥谷の一塁への送球が高かったがどうにかアウト。横山の代打・末永はファーストゴロで二死とするが、松本の右ヒザ横に死球で走者を出してしまう。しかし二塁へ走った松本を矢野が刺し3アウトとした。
七回表、マウンドは四番手・永川。二死後、今岡がレフト前ヒットで出塁するが、桧山はセカンドゴロに倒れる。
七回裏、マウンドは三番手・ウィリアムス。サードは関本。山崎、嶋を連続空振り三振、新井はショートゴロで三者凡退に打ち取る。

八回表、先頭・矢野のライト線への当たりは嶋が追いつくも捕れず、ツーベースヒットとなる。藤本は三塁線へ転がすナイスな送りバントで一死三塁とするが、途中出場の関本は見逃し三振、赤星はレフトフライに倒れた。
八回裏、マウンドは引き続きウィリアムス。先頭の前田にセンター前ヒットを打たれたところで、藤川に交代。緒方に送りバントを決められて一死二塁に。栗原空振り三振の後、倉の代打・野村にはフルカウントから四球を出してしまい、二死一・二塁となる。そして永川の代打・森笠にはフルカウントからレフト前にタイムリーヒットを打たれ同点にされてしまう。松本高は高めのボール球で三振に打ち取った。
九回表、マウンドは五番手・佐々岡。マスクは石原、セカンド木村拓、レフト森笠が入る。この回先頭の鳥谷がサード内野安打で出塁すると、片岡がライト前ヒットで続き無死一・二塁。片岡に代走・秀太が送られる。金本サードフライ、藤川の代打・濱中センターフライで二死となるが、桧山が左中間へ勝ち越しの2点タイムリーツーベースヒットをはなち8−6とする。
九回裏、五番手・久保田が登板。山崎キャッチャーファウルフライ、嶋空振り三振で二死となった後、新井にライト前ヒットを打たれるが、木村拓をセカンドゴロに打ち取り試合終了。

阪神は今季80勝に到達。
2位・中日はナイターで巨人に勝利したため、この日時点での優勝マジックは1つ減って5。
先発・福原は6点の援護をもらったが、三回裏に今岡のエラーでランナーが出塁してからリズムを崩し3点を失うなど、5回を投げ86球、被安打8、与四球1で5失点(自責点2)という投球内容だった。

(注目選手)

  • 桧山 進次郎:決勝の2点タイムリーツーベースヒット
  • 藤本 敦士:二死満塁から走者一掃の3点タイムリーツーベースヒット

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 鳥谷
  • 3
  • 片岡
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 福原

広島

  • 1
  • 松本高
  • 2
  • 山崎
  • 3
  • 4
  • 新井
  • 5
  • 前田
  • 6
  • 緒方
  • 7
  • 栗原
  • 8
  • 9
  • レイボーン

審判団

  • 本塁:上本
  • 一塁:杉永
  • 二塁:渡田
  • 三塁:嶋田