阪神タイガース 試合結果

• （勝）下柳 13勝3敗0S　（Ｓ）
• （登板投手：下柳−ウィリアムス−藤川−久保田）
• （負）川上 11勝7敗0S
• （登板投手：川上−金剛）
• （本）金本 38号（ソロ=川上）

（試合内容）

ペナントレースを激しく争ってきた中日との最終戦。阪神先発は甲子園で３連勝中の下柳、中日先発はエース・川上。

一回表、一死から井端にヒットを打たれるも後続を断った。
一回裏、三者凡退。
二回表、三者凡退。
二回裏、この回先頭の金本がライトスタンドへ３８号ソロホームランを放ち、阪神が１点を先制する。
三回表、この回先頭の谷繁にライト前ヒットを打たれる。しかし川上の送りバントを矢野が素手で捕球し二塁へ送球、アウトとし、更に一塁へ転送、併殺にとった。荒木ショートライナーで結局３人で打ち取った。
三回裏、三者凡退。
四回表、二死からＴ・ウッズにライト前ヒットを打たれるが、立浪をショートゴロに打ち取った。
四回裏、この回先頭の鳥谷がセンター前ヒットで出ると、片岡が右中間へのヒットで続き無死一・三塁と追加点のチャンス。金本の打席でワイルドピッチがあり三塁走者が生還。思わぬ形で追加点が入る。金本は結局四球でなおも無死一・二塁のチャンス。今岡は高いバウンドのセカンドゴロで二塁封殺、一死一・三塁。桧山が追い込まれながらもセンター前へタイムリーヒットをはなち３点目が入る。なおも一死一・二塁で矢野はセンターフライ。捕球した中堅手・英智が三塁にランナーが居ると勘違いしたのか、なぜか本塁へ返球をした。つづく藤本はハーフスイングをとられて三振に倒れ、二者残塁。

五回表、この回先頭の森野にセンター前ヒットを打たれる。英智が送り一死二塁とされるが、谷繁をピッチャーゴロ、川上をショートゴロに打ち取った。
五回裏、三者凡退。
六回表、一死から井端がヒットで出塁、続く福留も一・二塁間を破るヒットで続き一死一・三塁のピンチを招く。しかしＴ・ウッズの強い当たりはセカンド藤本の正面、併殺に打ち取った。
六回裏、一死から金本がレフト前ヒットで出塁するも、今岡ファーストライナーが併殺となり結局３人で攻撃終了。
七回表、マウンドはウィリアムス。一塁に関本が入る。立浪三振、森野ファーストゴロ、英智ショートゴロで三者凡退に打ち取る。
七回裏、一死から矢野がツーベースヒット。藤本のショートゴロで三塁進塁。関本がセンター前タイムリーヒットを放ち貴重な４点目をあげた。赤星が内野安打で続くも、鳥谷は三振に倒れた。
八回表、マウンドは藤川。ライトに中村豊が入る。谷繁三振、川上の代打・大西三振の後、二死から荒木にレフト前ヒットを打たれるも、井端をファーストファウルフライに打ち取った。
八回裏、マウンドは金剛。中村豊、金本、今岡で三者凡退。
九回表、マウンドは久保田。三塁に秀太が入る。福留ファーストゴロ、Ｔ・ウッズ空振り三振で二死となる。立浪には粘られて四球を出してしまうが、森野をキャッチャーフライに打ち取り試合終了。

阪神は中日との最終戦に勝利し、対戦成績を１１勝１１敗の五分として終了。ゲーム差を７．５に拡げ、残り１０試合で優勝マジックを６とした。

先発・下柳は６回を投げ、被安打６、無失点の好投で１３勝目をあげ、今日勝ち星をあげた広島・黒田とともにハーラーダービートップタイ。
和田コーチに背中を押されるようにして今季２度目（通算３度目）となる甲子園のお立ち台に立った。
また、金本は１９９２年の甲子園球場ラッキーゾーン撤廃後のチーム最多ホームラン数タイ記録となる第３８号を放った。
さらに、この試合を終えて、今季のチーム奪三振数が１１２８個目となり、２００３年にダイエーが記録した年間１１２６奪三振の日本記録を更新した。

（注目選手）

• 下柳 剛：６回６安打無失点の好投で１３勝目
• 金本 知憲：得意の中日・川上から先制ホームラン
• ウィリアムス：わずか７球で三者凡退に打ち取る