阪神タイガース 試合結果

• （勝）中田 7勝2敗0S　（Ｓ）岩瀬 1勝2敗41S
• （登板投手：中田−石井−岡本−山井−平井−岩瀬）
• （負）井川 12勝8敗0S
• （登板投手：井川−藤川−ウィリアムス−久保田）
• （本）森野 9号（2ラン=井川）、福留 25号（2ラン=井川）、谷繁 14号（ソロ=藤川）

（試合内容）

阪神は中日戦に３連敗中の井川が先発。中日は４連勝中の中田が先発。

一回表、二死から福留に右中間へツーベースヒットを打たれるもＴ・ウッズをショートゴロに打ち取った。
一回裏、三者凡退。
二回表、レフト前ヒットの立浪をおいて、森野にライトスタンドへ２ランホームランを打たれ中日に先制を許す。
二回裏、一死から今岡が死球で出塁すると、桧山がライトフェンス直撃のツーベースヒットで一死二・三塁のチャンスを作る。しかし矢野はファーストフライに倒れ二死。藤本は敬遠で、二死満塁とし中日は井川との勝負を選ぶ。井川は追い込まれるが、ここで中田がワイルドピッチ、三塁走者が還り１点を返す。結局井川は三振に倒れ、二者残塁。
三回表、この回先頭の荒木に四球を与える。井端に三遊間を破るヒットを打たれ無死一・二塁。しかし福留をセカンドゴロ併殺打、Ｔ・ウッズをライトライナーに打ち取りピンチを切り抜けた。
三回裏、この回先頭の赤星がセンター前ヒットで出塁。鳥谷が三塁前へ転がすバントで送り、一死二塁。片岡は四球を選び、一死一・二塁のチャンス。そして金本が一・二塁間をやぶるタイムリーヒットを放ち、赤星が生還して同点となる。なおも一死一・二塁だったが、今岡はショートゴロ併殺に倒れた。

四回表、立浪、森野、英智を三者凡退に打ち取った。
四回裏、この回先頭の桧山が一・二塁間を破るライト前ヒットで出塁。矢野も一・二塁間をやぶるヒットで無死一・二塁、勝ち越しのチャンスを作る。しかし藤本はサードファウルフライに倒れ一死。井川が送りバントを決め、二死二・三塁とするも、赤星が三振に倒れ勝ち越しはならなかった。
五回表、谷繁、中田、荒木を三者凡退に打ち取った。
五回裏、二死から金本・今岡が連続四球で出塁。桧山の打席、ワイルドピッチで走者がそれぞれ進塁し二死二・三塁とする。桧山も四球で二死満塁とするが、矢野がショートゴロに倒れた。
六回表、井端に一・二塁間を抜くライト前ヒットを打たれると、福留に２ランホームランを打たれ勝ち越しを許す。
六回裏、この回先頭の藤本が四球で出塁。井川の代打・スペンサーはライトフライに倒れるも、赤星四球で一死一・二塁とする。ここで中日は中田から石井に投手交代。鳥谷はフルカウントから空振り三振。片岡に代打・関本がコールされたところで、中日は石井から岡本に投手交代。関本はセカンドゴロに倒れ、この回も得点はならなかった。

七回表、２点ビハインドながら藤川が登板。英智を三振にとった後、谷繁にソロアーチを浴び点差を広げられた。岡本の代打・中村公、荒木は三振に打ち取った。
七回裏、マウンドは山井。一死から今岡、桧山が連続ヒットで一・二塁のチャンス。しかし矢野はセカンドゴロ併殺に倒れ、このチャンスも得点にはならなかった。
八回表、マウンドはウィリアムス。２つの四球で二死一・二塁とするが、森野をセカンドゴロに打ち取った。
八回裏、マウンドは平井。一塁に渡邉、三塁に川相。藤本、ウィリアムスの代打・濱中、赤星で三者凡退。
九回表、マウンドは久保田。英智キャッチャーファウルフライ、谷繁空振り三振、渡邉空振り三振で、三者凡退に打ち取る。 九回裏、マウンドは岩瀬。鳥谷空振り三振、関本セカンドゴロ、金本セカンドゴロに倒れ三者凡退で試合終了。

阪神先発の井川は、６回を投げ９０球、２本の２ランを許し、失点４で８敗目。最多勝のタイトルを争う下柳、広島・黒田と１２勝で並んでいたが、白星をあげることができなかった。
また、打線は中日先発の中田から５安打、８個の四球と１個の死球をもらいながら、あと１本が出なかった。結局１１残塁と拙攻が響き、中日に連敗し、優勝マジックは８のまま。ゲーム差は６．５に縮まり、今季対中日戦あと１試合を残し１０勝１１敗となり、全チームに勝ち越す「完全優勝」は無くなった。

（注目選手）

• なし