2005年9月18日 阪神タイガース vs. ヤクルトスワローズ 19回戦

  • 阪神タイガース 成績 78勝50敗5分(対ヤクルト 10勝9敗0分)
  • 阪神甲子園球場 14時00分開始 試合時間:3時間46分 観客数:47302人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
ヤクルト 2 0 0 0 0 0 1 0 2 5 13 1
阪神 0 1 3 6 1 0 0 0 X 11 17 0
  • (勝)能見 3勝1敗0S (S)
  • (登板投手:能見−橋本−藤川)
  • (負)藤井 9勝10敗0S
  • (登板投手:藤井−宇野−佐藤賢−本間)
  • (本)今岡 27号(ソロ=藤井)、矢野 17号(2ラン=藤井)、金本 37号(3ラン=藤井)、矢野 18号(2ラン=宇野)

(試合内容)

阪神先発は能見。当初先発が予想された安藤は、体調を崩した夫人の看病に専念するとのことから、登録を抹消された。

一回表、一死から宮本にセンター前ヒットを打たれ、岩村に四球を与え、さらにラミレスの打席でワイルドピッチがあり、一死二・三塁のピンチをまねく。そして、ラミレスに三遊間を破るレフト前タイムリーヒットを打たれ2点を失う。その後のリグスはライトフライ、真中はショートゴロに打ち取った。
一回裏、一死から鳥谷が遊撃手・宮本の横を破るレフト前ヒット、関本四球で一死一・二塁のチャンスをつかむが、金本センターフライ、今岡セカンドフライで得点ならず。
二回表、先頭の城石に一二塁間を破るライト前ヒットを打たれる。米野ファーストファウルフライ、藤井の送りバントは、矢野の好判断で二塁封殺で二死となるが、青木にライト前ヒットを打たれて二死一・二塁となる。宮本のショートゴロを鳥谷がはじくも、捕り直してそのまま二塁ベースを踏んで3アウト。
二回裏、先頭のスペンサー、矢野が連続で三遊間を破るレフト前ヒット、藤本センターフライの後、能見が送りバントを決めて、二死二・三塁とする。そして赤星がレフト前タイムリーヒットをはなち1点を返す。続く鳥谷がレフトポール際へあわやホームランの当たりをはなつもファール。結局鳥谷は外角低めのボールに手が出ず、見逃し三振に倒れた。

三回表、先頭の岩村にセンター前ヒットを打たれるが、ラミレス、リグス、真中を打ち取った。
三回裏、関本、金本が凡退後、今岡がレフトスタンドへ同点ホームランを叩き込む。さらにスペンサーがレフト前ヒットの後、矢野がレフトスタンドへ勝ち越しの2ランホームランを叩き込んで、この回逆転に成功する。
四回表、城石、米野、藤井を三者凡退に打ち取る。
四回裏、一死から赤星がレフト前ヒット出塁すると、鳥谷の打席で二塁盗塁成功。鳥谷は右腕に当たる死球で一死一・二塁となる。そして関本がショートの頭上を越えるレフト前タイムリーヒットをはなって1点を追加。なおも一死一・三塁から金本が左中間スタンドへ突き刺さる3ランホームランをはなって一気にリードを6点に拡げた。
藤井はここで降板。二番手は宇野。今岡が右手付近に当たる死球で出塁、スペンサー三振の後、矢野がレフトポール付近へ二打席連続となる2ランホームランをはなち、2桁得点の10点とした。さらに藤本がセンター前ヒットで出塁したが、能見セカンドゴロで攻撃終了。
五回表、この回から今岡がベンチに下がり、一塁に片岡が入り、関本が一塁から三塁へまわった。 青木、宮本、岩村を三者凡退に打ち取る。
五回裏、マウンドは三番手・佐藤賢。先頭の赤星のレフト線へ上がった打球は左翼手・ラミレスが追いつくも捕れずにヒット。赤星は二塁まで到達。そして鳥谷がショートの頭上を越えるレフト前タイムリーヒットをはなって1点を追加した。つづく関本は内野安打で無死一・二塁とするが、金本セカンドゴロ併殺、途中出場の片岡は空振り三振に倒れた。

六回表、一死からリグスにレフトへツーベースヒットを打たれる。真中のセカンドゴロは進塁打となって二死三塁に。城石ショートゴロで得点許さず。
六回裏、二死から藤本がライトオーバーのツーベースヒットで出塁するが、能見は三振。
七回表、米野、佐藤賢の代打・小野を打ち取った後、青木、途中出場の三木に連続ヒットを打たれて一・三塁とされると、岩村にレフト前タイムリーヒットを打たれて1点を失う。ラミレスはショートゴロに打ち取った。
七回裏、先頭の赤星がレフト前ヒットで出塁。鳥谷、関本が凡退後、金本が四球を選んで二死一・二塁に。片岡はセカンドゴロだったが、二塁手・三木がエラーし、二死満塁となる。ここで一塁走者の代走に秀太が送られる。しかし、スペンサーは空振り三振で得点ならず。
八回表、マウンドは二番手・橋本。二死から城石に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれるが、ユウイチを三振に打ち取る。
八回裏、二死から橋本の代打に濱中が起用されるが空振り三振に倒れる。
九回表、マウンドは三番手・藤川。小野、青木を連続空振り三振に打ち取った後、三木にセンター前ヒット、本間の代打・志田に三遊間を破るレフト前ヒットを打たれて二死一・二塁とされる。そしてラミレスに左中間フェンスを直撃するタイムリースリーベースヒットを打たれて2点を失う。しかし畠山はファーストファウルフライに打ち取り試合終了。

先発能見は急遽今朝先発を伝えられたにもかかわらず7回を投げ9安打されながらも3失点に踏みとどまり3勝目。
阪神は先発野手全員安打。赤星はこの日、3本の単打を放って今季の単打が153本となり、1994年にオリックス・イチローが作ったプロ野球記録シーズン単打151本を超えた。また、今季21度目の猛打賞を記録し、今岡が持つ球団記録のシーズン猛打賞記録21回に並んだ。
なお、2位・中日が広島に敗れたため、優勝マジックは8に減った。

(注目選手)

  • 能見 篤史:急遽今朝先発を伝えられたにもかかわらず7回3失点で3勝目
  • 矢野 輝弘:2打席連続本塁打含む3安打猛打賞
  • 赤星 憲広:タイムリー含む4安打を放って猛打賞の球団タイ記録をマーク

先発オーダー

ヤクルト

  • 1
  • 青木
  • 2
  • 宮本
  • 3
  • 岩村
  • 4
  • ラミレス
  • 5
  • リグス
  • 6
  • 真中
  • 7
  • 城石
  • 8
  • 米野
  • 9
  • 藤井

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 鳥谷
  • 3
  • 関本
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • スペンサー
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 能見

審判団

  • 本塁:友寄
  • 一塁:谷
  • 二塁:西本
  • 三塁:土山