2005年9月10日 阪神タイガース vs. 広島東洋カープ 18回戦
- 阪神タイガース 成績 74勝49敗5分(対広島 12勝6敗0分)
- 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:3時間28分 観客数:47301人
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 5 | ||||||
阪神 | 0 | 3 | 4 | 4 | 0 | 2 | 8 | 0 | X | 21 | 17 | 0 |
- (勝)安藤 10勝5敗0S (S)
- (登板投手:安藤−橋本−江草−桟原)
- (負)大島 1勝2敗0S
- (登板投手:大島−森−天野−長谷川−広池−佐竹)
- (本)矢野 15号(3ラン=森)、金本 35号(2ラン=森)、シーツ 19号(3ラン=広池)
(試合内容)
先発は阪神が5連勝中の安藤、広島は8月24日の阪神戦でプロ入り初勝利をあげた大島。
また、9月7日の中日戦で審判への暴力行為で1試合出場停止となっていた平田勝男ヘッドコーチがベンチに復帰した。
一回表、緒方空振り三振の後、山崎に三塁線を破るツーベースヒットを打たれる。嶋ショートゴロで二塁走者・山崎が進塁し二死三塁となるが、ラロッカをセカンドゴロに打ち取った。
一回裏、二死からシーツが足元に当たる死球で出塁するが、金本はレフトフライ。
二回表、先頭の前田に一塁線を破るツーベースヒット、新井にレフト前ヒットを打たれ、無死一・三塁のピンチを招く。栗原はショートゴロに打ち取るが二塁封殺のみで、この間に三塁走者・前田がホームインし、広島に先制を許す。つづく倉に死球を与え、大島に送りバントを決められ、二死二・三塁となるが、緒方は空振り三振に打ち取った。
二回裏、先頭の今岡がストレートの四球で出塁。スペンサー、矢野が連続空振り三振で二死一塁となるが、関本がセンターへあわやホームランというフェンス直撃のタイムリーツーベースヒットを放って同点に追いつく。そしてピッチャーの安藤がレフトへタイムリーツーベースヒットをはなって二塁走者・関本がホームインし、この回逆転に成功する。さらに赤星の三塁線への高いバウンドの打球は、三塁手・新井の頭上を越え、タイムリーヒットとなって3点目をあげた。
三回表、山崎、嶋、ラロッカを三者凡退に打ち取った。
三回裏、先頭のシーツ、金本が連続四球で出塁。今岡センターフライで一死一・二塁となった後、スペンサーがセンター前タイムリーヒットをはなち4点目。ここで広島は大島からルーキー森に交代。なおも一死一・二塁から、矢野が左中間へ3ランホームランをはなち7−1と一気に突き放した。
さらに関本が四球で出塁、安藤がスリーバント失敗で2アウトとなった後、赤星が一二塁間を破るライト前ヒットをはなち二死一・二塁と、またしても得点のチャンスをつかむが、鳥谷はショートゴロに倒れた。
四回表、一死から新井にセンター前ヒットを打たれ、栗原の打席でワイルドピッチがあり一死二塁となる。そして、栗原には低めの変化球をセンター前に運ばれ2点目を失う。しかし、一塁を大きくまわったところで栗原が一塁へ戻ろうとしたが、センターからホームへの返球をカットしたシーツがヘッドスライディングしながら栗原をタッチアウト。そして倉空振り三振で、この回の広島の反撃を1点に止めた。
四回裏、先頭のシーツがセンター前ヒットで出塁すると、金本がセンターバックスクリーンへ自己最多の第35号ホームランを放ち、2点を追加した。今岡ショートゴロの後、スペンサーが四球で出塁、矢野の打席でワイルドピッチがあり、一塁走者・スペンサーが二進。その後、矢野が頭部を直撃する死球を受ける。暫く動けず、担架も用意されたが、矢野は立ち上がって自身の足でベンチに下がり野口と交代。森は危険退場となり天野に交代。なお、審判団からこの試合を警告試合にするとの説明があった。関本の一二塁間を破るライト前ヒットで二塁走者・スペンサーが本塁へ突入。右翼手・嶋が本塁へ好返球し、タイミングは余裕でアウトだったが、スペンサーが捕手・倉を吹っ飛ばす。判定はアウトだったが倉は立ち上がれず。このプレーで両チームがベンチから飛び出し、特に阪神・正田バッティングコーチと広島・安仁屋ピッチングコーチがエキサイト。退場者は出なかったが本塁上で両チームがもみあった。倉は担架で運ばれ、捕手は石原に交代(その後、倉は救急車で病院に運ばれた)。
試合が再開し、二死二・三塁から安藤がこの日2本目のタイムリーとなるセンター前ヒットをはなって10点目。さらに捕手・石原がボールを前にはじいてる間に三塁から関本がホームインし11点目。赤星が今日3安打目となるセンター前ヒットをはなって二死一・二塁となるが、鳥谷ショートゴロで攻撃終了。
五回表、天野の代打・浅井を三振、緒方をショートフライに打ち取った後、二死から山崎に一二塁間を破るライト前ヒットを打たれる。しかし、嶋のレフトへの飛球は金本がよく走って捕球し3アウト。
五回裏、マウンドは四番手・長谷川。シーツ、金本、今岡で三者凡退。
六回表、二死から新井にレフトの頭上を破るツーベースヒットを打たれるが、栗原を見逃し三振に打ち取る。
六回裏、先頭のスペンサーが四球で出塁。野口空振り三振の後、関本の打席でワイルドピッチがあり、一塁走者・スペンサーが進塁し、一死二塁となる。そして関本のレフトへの打球は左翼手・前田が飛びつくも及ばず、タイムリースリーベースヒットとなって12点目。つづく安藤の打順で起用された代打・濱中がレフト前タイムリーヒットをはなって13点目。赤星の打席でワイルドピッチがあり、一塁走者・濱中が二進。赤星セカンドゴロで二塁走者・濱中が三進するが、鳥谷は見逃し三振に倒れた。
七回表、マウンドは二番手・橋本。石原、長谷川の代打・森笠、緒方を三者凡退に打ち取る。
七回裏、マウンドは五番手・広池。先頭のシーツが三塁手・新井のエラーで出塁。金本もサードゴロだったが、新井が今度は二塁へ悪送球。新井の連続エラーで無死二・三塁のチャンスをつかむ。今岡はショートゴロだったが、三塁走者・金本がホームインし14点目。一死二塁で、スペンサーのショートゴロは遊撃手・山崎がはじき、記録はエラーで一死一・三塁となる。途中出場の野口が今季初打点となるレフト前タイムリーヒットをはなって15点目。一死一・二塁で関本はファーストゴロだったが、併殺を狙った一塁手・栗原の二塁への送球は走者・野口の背中に当たってしまい、記録は栗原のエラーで一死満塁になる。橋本の代打・中村豊の左中間への当たりは、左翼手・末永と中堅手・森笠が交錯しそうになり、結局末永がグラブに当てながら捕れず、記録はタイムリーヒットとなって16点目。赤星は押し出しの四球を選んで17点目。鳥谷サードゴロで三塁走者がホームインし18点目。そして、シーツがセンターバックスクリーンへ3ランホームランをはなち、球団新記録となる21点目をあげた。なおも金本がストレートの四球で出塁するが、今岡センターフライでようやく攻撃終了。この回一挙8点をあげた。
八回表、マウンドは三番手・江草。山崎、嶋、ラロッカを三者凡退に打ち取る。
八回裏、マウンドは六番手・佐竹。二死となり、あとホームランが出ればサイクルヒット達成となる関本が打席に入ったが四球で出塁。中村豊センター前ヒットをはなって二死一・三塁となるが、赤星レフトフライで無得点。
九回表、マウンドは四番手・桟原。末永、新井、栗原を三者凡退に打ち取り試合終了。
阪神は先発全員打点で、1937年7月7日の名古屋戦(西宮)以来68年ぶりに球団最多得点を更新する21点をあげ大勝。貯金は今季最多の25。
先発安藤は6回を投げ被安打7、与死球1、奪三振5、失点2、自身6連勝で自己最多の10勝目をあげ、打つほうでも2本のタイムリーヒットをはなった。
また、2位・中日が巨人に敗れ、ゲーム差が5.0に拡がり、阪神に勝率1位マジック15が点灯した。
(注目選手)
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先発オーダー
広島
- 1
- 中
- 緒方
- 2
- 遊
- 山崎
- 3
- 右
- 嶋
- 4
- 二
- ラロッカ
- 5
- 左
- 前田
- 6
- 三
- 新井
- 7
- 一
- 栗原
- 8
- 捕
- 倉
- 9
- 投
- 大島
阪神
- 1
- 中
- 赤星
- 2
- 遊
- 鳥谷
- 3
- 一
- シーツ
- 4
- 左
- 金本
- 5
- 三
- 今岡
- 6
- 右
- スペンサー
- 7
- 捕
- 矢野
- 8
- 二
- 関本
- 9
- 投
- 安藤
審判団
- 本塁:渡田
- 一塁:谷
- 二塁:真鍋
- 三塁:嶋田