阪神タイガース 試合結果

• （勝）福原 8勝13敗0S　（Ｓ）藤川 5勝1敗1S
• （登板投手：福原−ウィリアムス−藤川）
• （負）黒田 12勝9敗0S
• （登板投手：黒田）
• （本）金本 34号（ソロ=黒田）

（試合内容）

広島先発はハーラートップの１２勝をあげている黒田。黒田はプロ入りから甲子園で負けなし。

一回表、二死から嶋にちょこんと当てたバットでショートの頭上を越えるレフト前ヒットを打たれる。ラロッカには死球を与え二死一・二塁のピンチを招く。しかし、前田をフルカウントからライトへの浅いフライに抑え、無失点で切り抜けた。
一回裏、二死からシーツが四球で出塁するが、金本はレフトフライに倒れた。
二回表、三者凡退。
二回裏、三者凡退。
三回表、シーツの好守備もあり、三者凡退に打ち取った。
三回裏、二者連続三振の後、赤星が四球で出塁、ワイルドピッチで二進するも鳥谷が三振に倒れた。
四回表、この回先頭の嶋にセンター前ヒット、続くラロッカにレフト前ヒットを打たれ無死一・二塁のピンチ。前田センターフライで、二塁走者が三進し一死一・三塁。新井を三振にとりニ死とするも栗原に四球を与えニ死満塁。そして倉にセンター右へタイムリーヒットを打たれ先制を許す。
なおも満塁のピンチで、黒田に一時はカウント０−３とするが、三振に打ち取り、なんとか１点でしのいだ。
四回裏、一死から、金本のショートへの当たりは内野安打となり、この試合チーム初ヒットが出る。今岡が左中間へのヒットで続き、一死一・二塁。桧山は初球を打ち、ボテボテのセカンドゴロで二塁封殺、ニ死一・三塁となるが、続く矢野がセンター前へタイムリーヒットをはなち同点に追いつく。藤本は三遊間を破るヒットをはなつも、レフトから本塁へダイレクト返球、本塁を狙った二塁走者・桧山は本塁でアウトとなり、この回は同点どまりに終わった。

五回表、三者凡退。
五回裏、三者凡退。
六回表、鳥谷の好プレーでラロッカをショートゴロに打ち取る。前田の二遊間抜けるかという当たりも鳥谷がよく追いついたが、一塁への送球が逸れ一塁セーフ（記録は鳥谷のエラー）、しかも送球はカメラマン席へ入ったためにテイクワンベースとなり一死二塁となってしまう。新井のセンターフライで二塁走者は三進。しかし栗原は三振に打ち取り、得点は許さなかった。
六回裏、一死から、金本がセンターへ、自身最多タイ（３度目）となる３４号ホームランをはなち阪神が１点を勝ち越す。なお金本はこれでプロ野球史上２６人目となる通算１０００打点を達成。
七回表、一死から、福原この試合１００球目がボールとなり黒田に四球を与えてしまう。緒方を三振にとり、山崎に代打・森笠が送られたところで、久保コーチがマウンドに。福原から二番手・ウィリアムスに交代、そしてライトが桧山から中村豊に交代する。ここで広島は代打・森笠に代打・木村拓也を送る。木村の当たりはライト線、藤本が追うも追いつけずライト前へ。中村豊が二塁へ好返球するも間に合わず記録は二塁打となり、二死二・三塁のピンチを迎える。しかし嶋を空振り三振に打ち取り切り抜けた。
七回裏、代打した木村拓がショートの守備に。三者凡退に終わる。
八回表、ラロッカ、前田と打ち取り二死としたところで、ウィリアムスから藤川に投手交代。新井をファーストゴロに打ち取った。
八回裏、この回先頭の赤星が一二塁間を破るヒットで出塁。鳥谷が送りバント成功、一死二塁とする。シーツ倒れて二死となるが、金本がライトライン際へタイムリースリーベースヒットをはなち赤星生還、さらに１点を追加する。なおも二死三塁だったが今岡は三振に倒れ三塁に金本残塁。
九回表、藤川が続投。栗原見逃し三振、倉の代打・浅井の打球は左中間へ飛ぶも金本追いつき好捕し二死。最後は黒田の代打・野村をキャッチャーフライに打ち取り試合終了。

この勝利で貯金は今季最多の２４。２位中日が巨人に負けたため、ゲーム差は４．０に拡がった。
先発・福原は６回2/3を投げ被安打３、５奪三振、自責点１で、８月１７日以来の白星をあげ８勝目。藤川はプロ入り初セーブを記録。

（注目選手）

• 金本 知憲：勝ち越し弾で通算１０００打点＆適時打でこの試合２打点
• 藤川 球児：今季６９試合目の登板で１回1/3をパーフェクトに抑えプロ入り初セーブ