2005年8月28日 阪神タイガース vs. 読売ジャイアンツ 18回戦

  • 阪神タイガース 成績 68勝47敗5分(対巨人 10勝8敗0分)
  • 阪神甲子園球場 18時00分開始 試合時間:3時間0分 観客数:48540人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
巨人 1 0 0 0 0 1 0 0 0 2 12 1
阪神 2 0 0 1 0 2 1 0 X 6 11 1
  • (勝)杉山 7勝5敗0S (S)
  • (登板投手:杉山−ウィリアムス−久保田)
  • (負)上原 6勝11敗0S
  • (登板投手:上原−岡島−西村)
  • (本)金本 32号(2ラン=上原)、鳥谷 6号(ソロ=岡島)

(試合内容)

巨人先発は自身ワースト5連敗中の上原。

一回表、先頭の清水にセンター前ヒット、鈴木に三塁手・今岡の頭上を破るレフト線へのヒットを打たれて、いきなり無死一・二塁のピンチを背負う。二岡に対してノースリーとなるが、フルカウントまで持ち直してピッチャーゴロ。杉山は併殺を狙って二塁へ送球するも、一塁走者・鈴木の足が速く、二塁はセーフ、一塁アウトのみで一死二・三塁となる。そして小久保に三遊間をしぶとく破るレフト前タイムリーヒットを打たれて1点を失う。なおも一死一・三塁だったが、阿部のファーストへの高いバウンドの打球を、シーツがジャンピングキャッチして3−6−3の併殺完成でピンチを脱出。
一回裏、二死からシーツがセンター前ヒットで出塁すると、金本が初球をとらえてレフトスタンドへ逆転2ランホームランを叩き込む。
二回表、一死から仁志からセンター前に落ちるヒットを打たれるが、村田をショートゴロ併殺に打ち取る。
二回裏、桧山、矢野、藤本で三者凡退。
三回表、先頭・上原のセカンドゴロを藤本がはじき、なおかつ一塁への送球がそれたため、エラーで先頭打者が出てしまう(記録は藤本のエラー)。しかし、清水、鈴木、二岡を打ち取った。
三回裏、杉山三振、赤星センターフライ、鳥谷粘るも三振で三者凡退。

四回表、二死から高橋由にライトへツーベースヒット、仁志は敬遠気味の四球で歩かせ二死一・二塁となる。村田にレフト前ヒット打たれ、二塁走者・高橋由が本塁を狙うが、金本からの本塁への好返球でタッチアウト。得点許さず。
四回裏、先頭のシーツが右中間を破るツーベースヒットで出塁。金本が一二塁間を破るライト前ヒットをはなち、二塁走者・シーツが本塁を狙うが、高橋由からの本塁への好返球でタッチアウト。今岡は敬遠気味の四球で歩かされ一死一・二塁となった後、桧山がセンター前タイムリーヒットをはなって1点を追加する。なおも一死一・二塁だったが矢野、藤本は凡退。
五回表、一死から、清水のセカンドゴロは藤本の手前でバウンドが変わりセンター前ヒットとなるが、鈴木は打ち上げセンターフライ、二岡は空振り三振に打ち取る。
五回裏、二死から鳥谷が四球で出塁、シーツが2ストライクと追い込まれたが、上原が一塁へ牽制悪送球、鳥谷は一気に三塁へ進む。しかしシーツは結局見逃し三振に終わった。
六回表、先頭の小久保にレフト線ギリギリに入るツーベースヒットを打たれる。阿部をレフトフライに打ち取った後、高橋由にセンター前タイムリーヒットを打たれ1点を失う。ここで一塁走者は足を痛めている高橋由から矢野に交代した。その後の仁志はライトフライ、村田はセカンドゴロに打ち取った。
六回裏、先頭の金本は詰まって打ち上げてしまうが、これが幸いしてライト前にポトリと落ちるヒットとなって出塁。今岡が一二塁間を破るライト前ヒットで続き、無死一・二塁のチャンスをつかむ。桧山は初球、送りバントをきっちり決め一死二・三塁。そして矢野が粘ってフルカウントから、センター前へタイムリーヒットをはなち2点を追加する。藤本送りバントを決め二死二塁とし、杉山のところに代打・片岡、ストレートの四球で二死一・二塁。赤星はショートゴロに倒れ二者残塁となった。しかしこの回矢野の適時打で貴重な2点を追加した。

七回表、マウンドは二番手・ウィリアムス。上原の代打・江藤にセンター前ヒットを打たれる。清水はセカンドゴロだったが、二塁手・藤本が一塁走者・江藤へのタッチに手間取り、一塁はセーフとなる。鈴木ショートゴロで二塁封殺。二岡のセカンドへのゴロは藤本が横っ飛びで捕り、倒れながら二塁へトスして3アウト。
七回裏、マウンドは二番手・岡島。鳥谷が、高めのボールをセンター左側へ叩き込み1点を追加。その後のクリーンナップ3人は凡退。
八回表、小久保ショートゴロ、阿部をレフトフライに打ち取ったところで、ウィリアムスから久保田に、三塁手は今岡から関本に交代した。矢野のセカンドゴロは藤本が追いつくも捕れず、記録はヒットで二死一塁となるが、仁志はセカンドフライに打ち取った。
八回裏、マウンドは三番手・西村。先頭の桧山がライト線へヒットをはなつ。一塁走者は桧山から中村豊に交代。矢野のライトへの当たりは右翼手・矢野がフェンスにぶつかりながらもボールをはなさない好プレーでアウトとなるが、藤本が三遊間を破るレフト前ヒットをはなって一死一・二塁のチャンスとする。途中から出場の関本はサードゴロで二塁封殺。赤星ファーストゴロで得点ならず。
九回表、先頭の村田にレフトフェンス直撃のツーベースヒットを打たれる。西村の代打・川中はキャッチャーファウルフライ、清水ショートゴロで2アウト。この間に二塁走者・村田は三塁へ。鈴木ショートゴロで試合終了。

先発・杉山が6回を投げ2失点でしのいだ後、ウィリアムス、久保田で3回を無失点に抑えて巨人に連勝した。
2位・中日は広島に勝って6連勝となり、ゲーム差は1.5のまま。
また、金本は広島時代の1998年7月10日のヤクルト戦から続けている連続試合出場を1015に伸ばし、初代ミスター・タイガース藤村富美男を抜いて単独6位となった。

(注目選手)

先発オーダー

巨人

  • 1
  • 清水
  • 2
  • 鈴木
  • 3
  • 二岡
  • 4
  • 小久保
  • 5
  • 阿部
  • 6
  • 高橋由
  • 7
  • 仁志
  • 8
  • 村田
  • 9
  • 上原

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 鳥谷
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 杉山

審判団

  • 本塁:橘高
  • 一塁:森
  • 二塁:吉本
  • 三塁:有隅