2005年8月18日 阪神タイガース vs. 横浜ベイスターズ 18回戦

  • 阪神タイガース 成績 63勝43敗5分(対横浜 10勝5敗3分)
  • 大阪ドーム 18時00分開始 試合時間:4時間2分 観客数:34439人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
横浜 0 2 2 0 0 0 0 1 0 0 5 14 2
阪神 3 0 0 0 0 0 2 0 0 1x 6 9 0
  • (勝)久保田 4勝4敗19S (S)
  • (登板投手:安藤−桟原−江草−ウィリアムス−藤川−久保田)
  • (負)木塚 5勝5敗0S
  • (登板投手:岸本−加藤−川村−木塚)
  • (本)佐伯 14号(ソロ=安藤)、多村 24号(ソロ=安藤)、片岡 1号(ソロ=加藤)

(試合内容)

横浜先発はプロ入り初先発のルーキー岸本。ちなみに岸本は阪神の赤松と平安高時代の同級生。
阪神は安藤−浅井の法大バッテリー。

一回表、二死から金城にセンター前ヒットを打たれるが、佐伯をセカンドゴロに打ち取った。
一回裏、先頭の赤星が四球で出塁。鳥谷センターフライで一死の後、シーツ、金本も連続四球で一死満塁のチャンスをつかむと、今岡がセカンドオーバーのセンター前タイムリーヒットを打ち、阪神が2点を先制する。岸本の平安高校の先輩・桧山は見逃三振で二死となるが、浅井が初球をたたいて三塁線を破るタイムリーツーベースをはなち、1点を追加する。なおも二死二・三塁で、藤本は敬遠気味の四球で再び満塁となるが、安藤三振で3アウト。しかしこの回3点を先制した。
二回表、この回先頭の多村にレフト前ヒットを打たれ、種田にサード前へバントヒットを決められる。このとき三塁がガラ空きになっており、多村の好走塁で無死一・三塁のピンチとなる。村田にレフト前へタイムリーを打たれ、1点を返される。さらに無死一・二塁で相川にもセンター前へタイムリーを打たれ、1点差となる。岸本に送りバントを決めさせず三振に打ち取った後、石井に四球を与えて一死満塁のピンチを迎える。
小池にはカウントを1−3とするが、ファーストファウルフライに打ち取り二死とする。金城にはライトポール際へあわや満塁ホームランという大きなファウルを打たれるが、その後セカンドゴロに打ち取り三者残塁。なんとか1点リードを保った。

二回裏、この回先頭の赤星が四球で出塁。続く鳥谷はレフト前にポトリと落ちるテキサスヒットで無死一・二塁とし、クリーンナップの前にチャンスを作る。しかしシーツはファーストファウルフライ、金本ショートゴロ併殺打で追加点はならなかった。
三回表、佐伯にライトスタンドへ同点ホームランを打たれると、続く多村にはレフトスタンドへ勝ち越しのホームランを打たれてしまう。
種田には安藤の足元を抜くセンター前ヒットを打たれるが、村田はバント失敗のキャッチャーファウルフライで一死をとる。相川を打ち取った後、岸本の代打・古木を四球で出し二死一・二塁に。石井にも制球定まらず一時はカウント0−3としたが、ライトフライに打ち取りなんとかこの回を終えた。
三回裏、マウンドは二番手の加藤。今岡三振、桧山ファーストゴロ、浅井センターフライで三者凡退。
四回表、二番手・桟原が登板。小池が真上に打ち上げた打球は、浅井が追うも天井に当たってしまい、打球の行方を見ずにボーッと立っていた桟原の手前にポトリと落ちて記録はヒットとなる。金城はライトフライ。佐伯の当たりは藤本がジャンピングキャッチでセカンドライナー。そして素早く一塁へ送球、一塁走者も戻れず併殺となり、結局3人で打ち取った。
四回裏、二死から赤星がセンター前ヒットで出塁。鳥谷の3球目に二盗成功し、さらにキャッチャーからの送球がセンターへ抜けたため、三塁まで進塁する。しかし鳥谷ショートフライで3アウト。

五回表、一死から種田に左中間フェンス直撃のツーベースヒットを打たれる。村田キャッチャーファウルフライの後、相川は敬遠気味の四球で歩かせ二死一・二塁になるが、加藤を三振に打ち取った。
五回裏、シーツ、金本、今岡で三者凡退。
六回表、マウンドは三番手・江草。一番・石井からの攻撃を三者凡退に打ち取った。
六回裏、加藤の前にこの回も三者凡退。
七回表、佐伯にレフトオーバーのツーベースを打たれる。多村ショートゴロの後、種田に四球を与えて一死一・二塁となるが、村田はセカンドフライ、相川はセンターフライに打ち取った。
阪神ラッキー7の攻撃、江草の代打・片岡が今季第1号同点オームランをはなち、試合は振り出しに戻る。赤星のサードゴロを三塁手・村田がうまく捕ったが一塁へ悪送球、それを見て赤星は一気に三塁へ。そして鳥谷が左中間を抜けるタイムリーツーベースヒットをはなって勝ち越す。シーツ三振、金本四球、今岡見逃し三振、桧山ライト前ヒットで二死満塁となり、浅井に代打・濱中が送られるが、キャッチャーファウルフライに倒れた。

八回表、8連投となるウィリアムスと矢野のバッテリーに交代。加藤の代打・内川にライト線へツーベースヒットを打たれ、石井ライトフライで二塁走者・内川が進塁して一死三塁となると、小池にライトへ大きなフライを打たれ、これが犠飛となって同点になる。つづく金城にセンター前ヒットを打たれるが、佐伯を空振り三振に打ち取った。
八回裏、マウンドは三番手・川村。藤本、矢野、赤星で三者凡退。
九回表、マウンドは8連投となる藤川。多村、種田、村田を三者凡退に打ち取った。
九回裏、鳥谷、シーツ連続三振。二死から金本には勝負を避けたかストレートの四球。五番には途中からサードの守備についた秀太がはいっていたが、ここで代打・スペンサーが送られるが、三振に倒れ、延長戦に突入した。
十回表、五番手・久保田が登板。サードには関本が入る。先頭の相川にレフト前ヒットを打たれ、内川に送りバントを決められ一死二塁となるが、石井はセカンドフライ、川村の代打・鈴木はセンターフライに打ち取る。
十回裏、マウンドは四番手・木塚。桧山ファーストフライの後、関本が左中間へヒットをはなつ。藤本は送りバントのサインだったが、結局四球で出塁。そして矢野がライト前へサヨナラタイムリーヒットをはなって決着!

阪神は今季5度目のサヨナラ勝ちで引き分けを挟んで3連勝。貯金を20に戻した。
ちなみに矢野は自身7本目、大阪ドームでは3本目となるサヨナラ打。
なお、2位・中日が巨人に敗れたため、ゲーム差は3.0に拡がった。

(注目選手)

先発オーダー

横浜

  • 1
  • 石井
  • 2
  • 小池
  • 3
  • 金城
  • 4
  • 佐伯
  • 5
  • 多村
  • 6
  • 種田
  • 7
  • 村田
  • 8
  • 相川
  • 9
  • 岸本

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 鳥谷
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • 浅井
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 安藤

審判団

  • 本塁:笠原
  • 一塁:真鍋
  • 二塁:杉永
  • 三塁:嶋田