2005年8月16日 阪神タイガース vs. 横浜ベイスターズ 16回戦

  • 阪神タイガース 成績 61勝43敗5分(対横浜 8勝5敗3分)
  • 大阪ドーム 18時00分開始 試合時間:4時間27分 観客数:34196人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
横浜 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 8 0
阪神 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 10 1
  • (勝) (S)
  • (負)
  • (登板投手:井川−藤川−ウィリアムス−久保田)
  • (登板投手:三浦−川村−木塚−加藤)
  • (本)金城 8号(ソロ=井川)

(試合内容)

先発は、横浜が中5日の三浦、阪神が中6日の井川。
また、阪神は狩野が今季初めて一軍に昇格した。

一回表、一死から小池に四球を与えるが、金城をライトファウルフライ、佐伯をセカンドゴロに打ち取った。
一回裏、先頭の赤星がセンター前ヒットで出塁。鳥谷ショートゴロで二塁封殺、シーツ三振で二死となるが、金本四球で一・二塁と得点圏に走者を進める。しかし今岡見逃し三振で二者残塁となった。
二回表、多村サードゴロの後、種田にレフト前ヒットを打たれるが、村田空振り三振、相川はショートゴロに打ち取る。
二回裏、二死から藤本がライト前ヒットで出塁するが井川がセカンドゴロに倒れた。
三回表、三者凡退。
三回裏、赤星からの攻撃は三者凡退。

四回表、金城にレフトスタンドへ先制のソロホームランを打たれる。二死をとった後、種田にヒットを打たれるが、村田をライトフライに打ち取った。
四回裏、この回先頭の金本がセンター前ヒットで出塁。今岡は三振に倒れるも、スタートを切っていた金本は二塁盗塁に成功する。桧山死球で一死一・二塁。矢野三振で二死となるが、藤本が右中間へタイムリーヒットをはなち同点とする。なおも二死一・三塁のチャンスが続き、井川がファウルで粘り結局四球を選び満塁とする。しかし赤星はショートへのハーフライナーに倒れた。

五回表、二死から石井に右腕に当てる死球を与えると、小池にセンター前ヒットを打たれ、一塁走者・石井が三塁へ進んで二死一・三塁のピンチとなる。しかし、金城の右中間への当たりは赤星がランニングキャッチしてピンチ脱出。
五回裏、鳥谷がファーストゴロに倒れた後、シーツがライト前に落ちるツーベースヒットで出塁(最後は二塁手・種田が捕球)。金本のセカンドゴロでシーツが進塁し二死ながら三塁までランナーを進めるが、今岡がファーストファウルフライに倒れた。
六回表、二死から種田にセンター前ヒットを打たれるが、村田をライトフライに打ち取った。
六回裏、この回先頭の桧山がレフト前にポトリとおちるツーベースヒット(最後は石井が捕球)で無死二塁のチャンスをつかむ。しかし矢野、藤本は連続空振り三振で二死。井川ショートゴロで走者は二塁に残塁に終わった。

七回表、三者凡退。
七回裏、赤星の当たりは高いバウンドのサードゴロ。内野安打となりノーアウトのランナーが出る。鳥谷は送りバント成功で一死二塁。シーツ三振で二死となるが、金本敬遠の四球で一・二塁。しかし今岡は空振り三振に倒れた。
八回表、三者凡退。
八回裏、桧山からの攻撃は三者凡退。

九回表、二番手・藤川が登板。セカンドに関本が入る。一死から、種田に三塁線へツーベースヒットを打たれる。村田を三振にとり二死二塁としたところで、相川は敬遠の四球で一・二塁。ここで三浦に代打・古木が送られるが空振り三振に打ち取った。
九回裏、マウンドは川村。途中出場の関本の当たりは、セカンド種田が背走して追うもライトの前に落ちるヒットでサヨナラのランナーが出る。ここで種田がどこかを痛めたらしくベンチに下がり治療を行う。関本には代走・秀太が送られる。治療による数分の中断の後、種田が守備位置につき試合再開。赤星が送りバントを決め一死二塁とし、鳥谷のファーストゴロで走者は三塁へ進む。しかしシーツはショートゴロでサヨナラならず、延長戦へ突入する。

十回表、マウンドは三番手・ウィリアムス。この回先頭の石井を四球で歩かせると、小池の送りバントを処理したウィリアムスが一塁へ悪送球してしまう。一塁ベースカバーに入った秀太がベースを踏みながらよく止めたものの、一塁球審・嶋田の判定はセーフで無死一・二塁のピンチを迎える。金城が一塁線へ送りバントを決め一死二・三塁。佐伯を三振にとり二死。多村の強いショートバウンドの当たりは鳥谷がよく止め、ショートゴロとなって3アウト! ピンチを脱出した。
十回裏、金本三振、今岡サードゴロで二死の後、桧山がセンター前ヒットで出塁。代走に中村豊が送られる。しかし矢野はサードゴロに倒れる。

十一回表、マウンドは久保田。サードに片岡が入った。種田の当たりは三遊間深いところ、鳥谷捕って送球するも一塁セーフで内野安打。代走に万永。村田が送りバントを決め走者は二塁へ。相川ショートフライで二死とした後、代打・鈴木を追い込んでおきながら左足のつま先に当たる死球を与えてしまい二死一・二塁となるが、石井をショートフライに打ち取った。
十一回裏、マウンドは木塚。途中出場の片岡がフルカウントから四球を選んで出塁、秀太が送りバントを決め一死二塁とする。赤星は敬遠気味の四球で一死一・二塁。鳥谷の打球はピッッチャーを強襲、木塚の臀部に当たったか、内野安打となり一死満塁となってサヨナラのチャンスをつかむ。木塚は治療のためベンチへ下がり一時試合中断。四番手・加藤が登板し、三塁走者の代走に狩野が送られる。しかしシーツはライト前方への浅いフライ、金本はセカンドゴロに倒れ三者残塁に終わった。

十二回表、シーツがサードの守備にまわり、スペンサーがファーストの守備に入る。マウンドは久保田が続投。一死から金城にレフト前ヒットを打たれる。佐伯四球で一・二塁となり、多村のライトフライで二塁走者・金城がタッチアップ、二死一・三塁とされるが、万永を三振に打ち取り、これで阪神の負けはなくなった。
十二回裏、久保田の代打・濱中は三振、中村豊セカンドゴロ、矢野ショートゴロで三者凡退。
結局延長十二回引き分けに終わった。

井川は8回を投げ119球、被安打5、与四死球2、奪三振8、失点1と好投したものの打線の援護を得られず。
両チームとも再三のチャンスがあったにも関わらず、得点は4回表・裏の1点のみに終わった。
なお、2位・中日が巨人に敗れたため、ゲーム差は2.0に拡がった。

(注目選手)

  • 藤本 敦士:タイムリーをはなってチーム唯一の打点をあげる

先発オーダー

横浜

  • 1
  • 石井
  • 2
  • 小池
  • 3
  • 金城
  • 4
  • 佐伯
  • 5
  • 多村
  • 6
  • 種田
  • 7
  • 村田
  • 8
  • 相川
  • 9
  • 三浦

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 鳥谷
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 井川

審判団

  • 本塁:真鍋
  • 一塁:嶋田
  • 二塁:笠原
  • 三塁:名幸