2005年8月13日 読売ジャイアンツ vs. 阪神タイガース 14回戦

  • 阪神タイガース 成績 60勝43敗4分(対巨人 7勝7敗0分)
  • 東京ドーム 18時00分開始 試合時間:4時間13分 観客数:45360人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 0 1 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 3 11 1
巨人 2 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1x 4 13 0
  • (勝)シコースキー 4勝1敗0S (S)
  • (登板投手:上原−久保−林−前田−シコースキー)
  • (負)久保田 3勝4敗18S
  • (登板投手:杉山−江草−藤川−ウィリアムス−久保田)
  • (本)金本 28号(ソロ=上原)、阿部 22号(ソロ=杉山)

(試合内容)

巨人先発は自身4連敗中の上原。
一回表、赤星ショートゴロ、鳥谷ショートライナー、シーツ空振三振。13球で三者凡退。
一回裏、清水レフトフライの後、川中が一二塁間を抜くライト前ヒット、二岡にレフト前ヒットされ一死一・三塁のピンチをまねくと、四番・小久保にレフト前へタイムリーヒットを打たれ先制を許す。阿部をキャッチャーファウルフライに打ちとった後、仁志に四球を出して二死満塁とすると、原にフルカウントから押し出しの四球を与え2点目を献上する。つづく亀井には右中間へ大きな当たりを打たれるが、赤星が桧山と接触するもボールをキャッチし、ようやく3アウト。
二回表、先頭の金本が右中間へライナーで飛び込む4試合連続のホームランをはなって1点を返す。二死後、矢野が三遊間を破るレフト前ヒットで出塁するが、藤本はレフトファウルフライに倒れた。
二回裏、先頭の上原にレフト前ヒットを打たれるも、清水をセカンドゴロ併殺に打ち取る。つづく川中に死球を与え、二岡にセンター前ヒットを打たれて二死一・二塁のピンチをまねくが、小久保はライト真正面のライナーに打ち取り、得点許さず。

三回表、二死から鳥谷が四球で出塁するも、シーツは三振に倒れる。
三回裏、阿部にライトスタンドへホームランを打たれる。なおも仁志、原に連打を浴びて無死一・二塁のピンチに。亀井ライトフライの後、上原に送りバントを決められ、二死二・三塁となるが、清水は空振り三振に打ち取る。
四回裏、杉山がこの試合初めて三者凡退に打ち取る。
五回表、先頭の矢野が三塁線に入るレフト前ツーベースヒットをはなつと、藤本も三塁線に入るレフト前ヒットで無死一・三塁のチャンスをつかむ。ここで杉山に、この試合で通算1500試合出場となった代打・片岡が送られる。叩きつけた打球が一塁手の頭上を越え、ライト前タイムリーヒットとなって1点を返す。なおも無死一・三塁で、赤星がセンター前タイムリーヒットをはなって同点に追いつく。ここで二塁走者・片岡に代走・浅井が送られる。鳥谷キャッチャーファウルフライの後、シーツはショートゴロだったが、打球が緩かったため、走者を送った形となり二死二・三塁に。金本のファーストゴロはクロスプレーとなるが、一塁ベースカバーに入った上原の足がわずかに早くアウト。しかし、この回同点に追いついた。
五回裏、マウンドは二番手・江草。三者凡退に打ち取る。

六回裏、マウンドは引き続き江草。この回も三者凡退に打ち取る。
七回表、二死から赤星が三塁線を破るレフト前ヒットで出塁するも、鳥谷はセカンドゴロに倒れる。
七回裏、一死から二岡にセンター前ヒット、小久保四球で一死一・二塁となるが、阿部をセンターフライに打ち取る。ここで江草から藤川に投手交代。仁志を空振り三振に打ち取り、ピンチ脱出。
八回表、マウンドは二番手・久保。先頭のシーツがレフト前ヒット、金本センターフライで一死一塁、今岡が三振で二塁へ走ったシーツもアウト。三振ゲッツーとなり、結局クリーンナップは3人で攻撃終了。
八回裏、一死から亀井の一二塁間抜けそうなあたりは藤本のファインプレーで間一髪アウトとし、結局、藤川が三者凡退に打ち取った。
九回表、三者凡退に打ち取られる。
九回裏、マウンドは四番手・ウィリアムス。この回先頭の清水はショートへの当たり、鳥谷がよく追いつき無理な体勢から一塁へ送球するもセーフで内野安打となり代走に鈴木が送られる。川中の代打・矢野はスリーバント失敗で一死。二岡見逃し三振に打ち取るも、鈴木に盗塁を決められ二死二塁となる。小久保三振で3アウト。

延長戦に入り十回表、マウンドは3イニング目の久保。この回先頭のウィリアムスの代打・濱中がストレートの四球で出塁。ここで久保から林に交代。赤星スリーバント失敗の後、鳥谷が送って二死二塁とするが、シーツは空振り三振に倒れる。
十回裏、マウンドは五番手・久保田。三者凡退に打ち取る。
十一回表、マウンドは四番手・前田。先頭の金本が三遊間を破るレフト前ヒットで出塁。ここで前田からシコースキーに交代。今岡はサードゴロで二塁封殺。桧山空振り三振の後、矢野がレフト前ヒットをはなって二死一・二塁のチャンスをつかむ。ここで二塁走者・今岡に代走・秀太が送られる。しかし藤本サードゴロで得点ならず。
十一回裏、2イニング目の久保田が三者凡退に打ち取る。
十二回表、久保田がそのまま打席に入り三振。赤星はフルカウントから見逃しの三振。鳥谷が三遊間を抜くレフト前ヒット、シーツ死球で二死一・二塁となるが、金本はレフトフライに倒れ、阪神の勝ちは無くなった。
十二回裏、久保田が3イニング目。先頭の矢野に粘られたあげくライト前ヒットを打たれた後、二岡の送りバントを処理した久保田の一塁への送球が高く、一塁もセーフとなる。小久保にレフト前ヒットを打たれて無死満塁になると、阿部にライトへサヨナラタイムリーを打たれて試合終了。

二夜連続で守護神・久保田が打たれてのサヨナラ負け。また、今季5度目のサヨナラ負けとなった。
この日、他のセ・リーグ2試合もサヨナラで決着しており、史上2度目のセ・リーグ全試合サヨナラゲームとなった。
なお、2位・中日は広島にサヨナラ負けしたため、ゲーム差は1.5のまま変わらず。

(注目選手)

  • 片岡 篤史:通算1500試合出場を達成し、代打でタイムリーヒット

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 鳥谷
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • 桧山
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 藤本
  • 9
  • 杉山

巨人

  • 1
  • 清水
  • 2
  • 川中
  • 3
  • 二岡
  • 4
  • 小久保
  • 5
  • 阿部
  • 6
  • 仁志
  • 7
  • 8
  • 亀井
  • 9
  • 上原

審判団

  • 本塁:本田
  • 一塁:森
  • 二塁:井野
  • 三塁:上本