2005年8月9日 中日ドラゴンズ vs. 阪神タイガース 13回戦

  • 阪神タイガース 成績 58勝41敗4分(対中日 6勝7敗0分)
  • ナゴヤドーム 18時00分開始 試合時間:3時間57分 観客数:38100人
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
阪神 2 1 2 0 2 0 0 0 0 7 15 5
中日 0 0 1 0 9 0 0 1 X 11 12 2
  • (勝)鈴木 3勝1敗0S (S)山井 1勝5敗1S
  • (登板投手:山本昌−鈴木−山井)
  • (負)井川 10勝5敗0S
  • (登板投手:井川−橋本−江草−桟原)
  • (本)シーツ 15号(2ラン=山本昌)、シーツ 16号(ソロ=山本昌)、アレックス 14号(3ラン=井川)、T・ウッズ 27号(ソロ=桟原)

(試合内容)

一回表、赤星三球三振の後、鳥谷がストレートの四球で出塁。四球の後の初球をシーツがレフトスタンドへ叩き込み、2点を先制する。金本三球三振、今岡セカンドゴロで、この回の得点はシーツ本塁打の2点のみ。
一回裏、9球で三者凡退に打ち取った。
二回表、この回先頭のスペンサーが三塁線へツーベースヒットで出塁。矢野は粘ったがショートゴロに倒れ一死となるが、続く関本がショートの頭上を越える左中間タイムリーツーベースヒットをはなち1点を追加。井川のセカンドゴロで関本は三塁進塁。赤星死球で一・三塁とし、鳥谷の初球に赤星が二塁盗塁に成功し二死二・三塁となるが、鳥谷はレフトフライに倒れ二者残塁。
二回裏、ウッズ空振三振、福留ショートゴロの後、アレックスに四球を出すも、森野をセンターフライに打ち取った。

三回表、シーツがセンターバックスクリーンへ2打席連続のホームランを打ち1点を追加する。金本がツーベースヒットで続くと、今岡がセンター前タイムリーヒットをはなち更に1点を追加。ここで中日は先発の山本昌をあきらめ、ルーキー鈴木をマウンドに。代わった鈴木からスペンサーがレフト前ヒット、矢野もバットを折りながらセンター前ヒットで続き無死満塁とするが、関本、井川、赤星が倒れ三者残塁。
三回裏、二死から荒木にライト前ヒットを打たれると、井端に左中間を破るツーベースヒットを打たれ1点を失う。立浪の2球目にパスボールがあり、二塁走者・井端は三塁へ。立浪四球で二死一・三塁となるが、T・ウッズをサードゴロに打ち取った。
四回表、一死からシーツがセンター前ヒットで出塁。金本のレフトへの打球は森野が飛び込むも捕れずツーベースヒットとなり、シーツが本塁を狙うも返球よくクロスプレーで本塁憤死。金本は三塁まで進み二死三塁となるが、今岡が三振に倒れ追加点はならなかった。
四回裏、二死から森野にレフトフェンス上部にダイレクトで当たるツーベースヒットを打たれるが、谷繁を打ち取った。
五回表、一死から矢野が右中間へフェンスダイレクトのツーベースヒット。関本の代打・藤本が三遊間を破るレフト前ヒットを打ち、一死一・三塁となる。井川の送りバントをピッチャー鈴木が一塁へ悪送球、その間に三塁走者・矢野が生還。さらに赤星のレフトへの浅いフライを森野が落球し、三塁走者・藤本が生還(記録は犠牲フライとエラー)。なおも一死一・二塁だったが、鳥谷、シーツが凡退。しかし、この回相手のミスで2点を追加した。

五回裏、阪神に悪夢が訪れる。一死から荒木にレフトへツーベースヒットを打たれる。井端はピッチャーゴロに打ち取るも、井川が三塁へボールを送り狭殺になるかと思いきや荒木は二塁へ戻りセーフ。井川のフィルダースチョイスで一死一・二塁になる。続く立浪はファーストゴロに打ち取るも、一塁ベースカバーに入った井川がシーツからの送球を捕れず、その間に荒木が生還。T・ウッズの高いバウンドのサードゴロは今岡捕るも、どこへも投げられず内野安打となり、三塁走者が生還。7−3となり、なおも一死一・二塁。福留はセンターへの大きなフライに打ち取り二死とするが、アレックスにライトスタンドへスリーランホームランを叩き込まれ、7−6と1点差に追い上げられる。
続く森野にもセンター前ヒット、谷繁にもセカンドの頭上を越えるヒットを打たれ、またも二死一・二塁のピンチ。打者一巡でこの回先頭打者として代打に出た大西にライト前へ同点タイムリーを打たれてしまう。ここで先発・井川はKO。二番手として橋本がマウンドにあがる。なおも二死一・三塁で、荒木を追い込みながらワイルドピッチで三塁走者が生還、中日に勝ち越しを許す。荒木にセンターへタイムリースリーベースを打たれ、さらに中日が1点を追加。井端のショート深いところへの当たりは、鳥谷がよく捕ったが一塁への送球がそれ(記録は鳥谷のエラー)、その間に三塁走者還り、中日のリードは3点と広がる。

六回表、マウンドは山井。金本ピッチャーゴロで一死の後、今岡のライトへの当たりは福留追いついたかに見えたが後ろへそらし、その間に今岡は三塁へ(記録は今岡のスリーベースヒット)。スペンサーはサードゴロ、矢野ショートゴロで得点ならず。
六回裏、T・ウッズのサードゴロは今岡が一塁はワンバウンド送球し、シーツが捕れず一塁セーフ(記録は今岡のエラー)。ワイルドピッチで二塁へ進むと、福留四球で無死一・二塁。アレックスをライトフライに打ち取ったところで、ピッチャーは江草に交代、ライトに中村豊が入った。森野、谷繁を連続三振に打ち取り、得点を許さなかった。
七回表、途中出場の藤本、中村豊の代打・桧山が倒れ二死となったあと、赤星がピッチャー強襲の内野安打で出塁するも、鳥谷がセカンドゴロに倒れ得点にはつながらなかった。
七回裏、山井がそのまま打席に入り三振。荒木のセカンドゴロを藤本が一塁へワンバンド送球し、シーツが捕れず一塁セーフ(記録はセカンド内野安打)。荒木はこれでこの試合4安打。井端センターフライ、スタートを切りかけた荒木はいったん一塁へ戻るも、赤星からの送球がそれたか、二塁に入った藤本がボールをこぼす間に荒木が二塁へ進塁(記録は赤星のエラー)。しかし立浪をセカンドゴロに打ち取り追加点は許さなかった。

八回表、シーツ、金本、今岡のクリーンナップで三者凡退。
八回裏、この回からマウンドにあがった桟原がT・ウッズに初球をホームランされる。福留をツーナッシングと追い込みながら四球を与えた後、アレックスをピッチャーゴロに打ち取るも、桟原が二塁へ悪送球。この試合5つ目のエラーとなり、無死一・二塁。しかし森野は送りバントを失敗しキャッチャーファウルフライ、谷繁三振、山井をセカンドゴロに打ち取った。
九回表、桟原の代打・片岡がセカンドの頭上を越えるライト前ヒットで出塁。しかし矢野セカンドゴロ併殺打、藤本三振で試合終了。

阪神は天敵・山本昌を攻略したものの、先発・井川のフィルダースチョイスから一気に9点を失い逆転負け。
2位・中日とのゲーム差は0.5となった。

(注目選手)

先発オーダー

阪神

  • 1
  • 赤星
  • 2
  • 鳥谷
  • 3
  • シーツ
  • 4
  • 金本
  • 5
  • 今岡
  • 6
  • スペンサー
  • 7
  • 矢野
  • 8
  • 関本
  • 9
  • 井川

中日

  • 1
  • 荒木
  • 2
  • 井端
  • 3
  • 立浪
  • 4
  • T・ウッズ
  • 5
  • 福留
  • 6
  • アレックス
  • 7
  • 森野
  • 8
  • 谷繁
  • 9
  • 山本昌

審判団

  • 本塁:渡田
  • 一塁:真鍋
  • 二塁:渡真利
  • 三塁:敷田